わ〜っ!あまいっ |
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閉め忘れたカーテンから降り注ぐ月の光が二人を照らす。
愛という感情で求め合うようになったのはいつからだろう。
「ん…っ、セフィ…。」
クラウドは虚ろな眼をして弱々しく腕を延ばした。微かに震えているのが分かる。
無理もなかった。今日、クラウドがセフィロスの部屋を訪れたのは夕方前で、それからずっと酒を呑みながら、というより呑まされながら抱かれて、一体どれだけの時間がたったのか。
そんなことを考える余裕などなく、アルコールでさらに乱されて時も忘れてセフィロスに抱かれる。このところ二人で逢うことが出来なかったという事実は、彼らの理性をあっさりと奪い去っていた。
上気した頬に、幾筋かの涙の跡。
セフィロスは優しくその手を取った。
「…どうした?」
その問いにクラウドは荒い呼吸を整えながら微かな声で言った。
「……だ…め、セフィロス…。」
長くて奇麗なセフィロスの銀髪が絡みつく。それにすら感じてしまうクラウド。
額に優しく口づけてその細い身体を抱きしめる。セフィロスは自分の腕の中で熱くなりすぎた身体を持て余すクラウドを見て、さすがにやりすぎたと苦笑した。
「辛いか?」
「ん……。」
クラウドは遠慮しがちに小さく頷いた。そしてくすっと笑った。
「…おかしくなっちゃうよ。」
「別に構わんだろう?」
セフィロスも微かな笑みを浮かべる。
そんなことを言われた側のクラウドはさらに酔いが回った気がした。
幸せな時間。
けれど忘れていた時は甦る。そろそろ眠らないと、二人とも明日の任務が辛い。
「セフィロス、俺シャワー浴びてくる。」
そう言ってクラウドは立ち上がろうとした。が、いきなり立って平気なわけがなかった。クラウドにとってはかなりのアルコールを呑んでいたのだ。
「あ……っ、…。」
ガタッ…。
バランスを崩してふらっと床に倒れてしまった。
「クラウド!…バカ、急に立つからだ。」
セフィロスはクラウドの身体をゆっくりと起こしながら言った。
「待ってろ、水持ってきてやるから。」
「ん…、セフィロスは平気なの?。」
「俺はおまえの半分の量も飲んでいないからな。飲んだとしても俺はもとから酒に強い。」
「ええっ!?じゃあ、俺にだけずっと飲ませてたの!?」
するとセフィロスは笑いながらクラウドをベッドに横たえらせた。
「酔って乱れたお前も可愛かったぞ、クラウド。」
「なっ……、っん…!?。」
クラウドは強引なディープキスに何も言い返せなくなってしまった。
あ・・・、もうここらでやめときます・・。中途半端ですみません。
ここまで読んで下さった方(いないと思う・・)、本当にありがとうございます!!!
続きはセフィロスは水を持ってきて・・一件落着・・(一体何が一件落着なんだ;;)
ということで;;;。
あぁっ、もう恥ずかしいので失礼しますっっ(大汗);;;;
安藤会長様、すみません・・