ジャンプ……しそこねたかなぁ?


投稿者 ゆきみ 日時 1997 年 10 月 01 日 06:34:39:

 ……あの……今回全部Hです……いや、私にとっては……なんか、「初めて書くぞ!」と思ってたら……なんで、こんなに長いんだろう……ただやってる(死)だけなのに……
 先に言います。これで終わりません(泣)……取りあえず今回はこのシーンだけ……
 別人&優男セフィとろりろりなクラでもいいよ、と、言って下さる方に。
 ……今思ったけど……私って題名つける才能ないのね……ふう(溜め息)。




 白い肌に触れる度に、ぴくんとクラウドの身体が跳ねる。
 さんさんと陽光の降り注ぐ神羅屋敷のガーデンテラスにセフィロスとクラウドが入って来てから、既にかなりの時間がたっていた。
「な……あに……?これ……」
 戸惑った顔のクラウドにやさしく口づけながら、セフィロスは幼い身体に愛撫を与え続ける。時には撫で上げ、時には一点を執拗に攻めて。そしてクラウドの方も、戸惑いながらも確実に反応を返していた。
「どうした?クラウド……」
「僕の……からだ、ヘンなんだ……言うこと聞かないし……熱い……よく、わかんないけど……」
 上気した頬でたどたどしく話すクラウドが、誰よりも愛おしい。
「僕、ヘンだよね……?病気、なのかな……?セフィ、ロ……っ!」
 前触れもなく首筋に吸い付かれ、思わず声を詰まらせる。セフィロスが唇を離すと、そこには赤い印がついていた。まだ未成熟なクラウド自身がゆっくりと頭を擡げてきているのがわかる。
「変じゃないさ。病気でもない……自然なことだ、クラウド……」
「でも……っ。自分が自分じゃ、ないみたいで……怖いよ、セフィロス……」
 制御できない身体を持て余して涙ぐむクラウドに、あくまでやさしくキスをする。クラウドはこの行為を気に入ったらしく、セフィロスがそうする度に安心したような表情を見せるようになった。
「オレが側にいる。怖がる必要はないだろう?……怖いなら、オレの名を呼べばいい……クラウドは何も、心配する必要はない」
「セフィロスの、名前……?」
 至近距離での空色の瞳にセフィロスの姿が映っている。潤んだ瞳、上気した頬。身体の全てを桜色に染めて、クラウドはセフィロスに全てをまかせきったかのように従順にうなずいた。
「良い子だ」
 言葉と共に口づけし、そのまま唇を下の方へ移動させるセフィロス。桜色の肌に次々と赤い花を咲かせると、その度に慣れぬクラウドの身体が跳ねる。
「やっ……あ……」
 抑えきれなくなった声がクラウドの唇から漏れる。それに一番驚いたのは他ならぬクラウド自身だった。
「え……?僕……どうして……」
「声を抑える必要はない。どうせオレの他には誰も聞いていないさ……身体が言うことを聞かないのも、知らないうちに声が出るのも……全然不思議な事じゃない」
 いちいち驚くクラウドに、セフィロスは苦笑しながらも答えてやった。ことある事に驚くクラウドをセフィロスが安心させるというパターンが、どうやら確定されてきているようだ。
「そう、なの……?ん……っ」
 耳朶を噛まれ、ひくんと悶える。
 今まで本当に何も知らなかったのだろうクラウド。伸びやかに育つはずの若木を手折る残酷さと、未熟な蕾を開花させる悦びがセフィロスの中で交差しているのがわかる。
(そろそろ限界か……)
 時々震える瞼に口づけながら、セフィロスは漠然と思う。
「……あっ!」
 セフィロスがクラウド自身に触れると、幼い性はあっけなく弾けた。
「………………っ」
 あまりに衝撃が強かったのか、目を開けたクラウドが呆然としている。その目の先には、先程自分が放ったばかりのもの。視線は放ったものが残る腹部と、手に掛かった分を舐めるセフィロスの舌先をゆっくりと往復した。その瞳に見る見る涙が溢れる。
「……な、に……っ?」
 ぽろぽろと涙を落としながらのクラウドの言葉の意味を、セフィロスは一瞬はかりかねた。
「…………?」
「なに、これ……っ。なにこれっ……!」
 たった一度の解放で体力を使い果たしてしまったらしく、クラウドは起きあがるのがやっとだ。だがその時に、どろりと腹部を流れるものの感触に、クラウドはひっと悲鳴を上げた。
「クラウド……?」
「……っく……これ、僕が……したの……?」
 泣きじゃくりながら聞くクラウドを、呆然と見るのは今度はセフィロスの番だった。幼いというのはわかっていたつもりだったが……目の前の少年は、本当に、まだ子供だったのだ。
「……初めて、だったのか?」
「……っく……ひっく……」
 泣きじゃくるクラウド。思いも寄らなかった結果に、戸惑いと不安が一気に押し寄せているかのようだ。
(…………)
 この村の大人は、この年頃の子供にまともな性教育というものをしていないのだろうか……そもそも、こういった年頃の子供は寄ると触るとこの手の話をしていないか?そこまで考えて、セフィロスははたと気づいた。
 ――僕はいつもひとりぼっちで……
 良い子だ、とセフィロスが言ったとき、クラウドはそう言っていた。
(……話をする相手も、いなかったのか……)
 そう思うと、こうやって泣くクラウドがあまりにも痛々しい。こうやって……人の前で泣くのも、今が初めてではないのか?
(ここでやめるべきだ……)
 思いきり泣かせてやって、その後で安心させてやって……そうしなければならないことはわかっている。だが……
 それで満足するには、クラウドはあまりにも愛しすぎた。そしてそれを押さえられるほどの自制心は……さすがのセフィロスも、備えてはいなかったのだ。
「……クラウド……」
 泣きやまないクラウドの耳元で、そっと囁く。
「大丈夫、大丈夫だから……お前は何も知らないだけだ……大丈夫だ……」
 何度も繰り返される言葉。その成果か、クラウドがしゃくり上げながらも……セフィロスの言葉に応えようとした。
「僕が……?何も、しらな、い?」
「そう。人なら誰でもあること……お前は知らなかっただけだから……」
 子供の好奇心をくすぐるような言葉を選ぶ。そうすれば……クラウドが次に言う言葉が、手に取るようにわかる。
「……セフィロスは、知ってるの?」
「ああ、知ってるさ……お前も、そのうちわかるようになる」
 わざと突き放すような言葉を使えば、もうクラウドはセフィロスの話す内容に夢中だ。
「……そのうちじゃ、いやだよ。セフィロス、知ってるんでしょ?」
 驚いたような顔を作れば、完璧だ。
「……教えて欲しいのか?オレに?」
「うん。教えてよ……知らないままじゃ、嫌だ」
 首にきゅっと抱きついてねだるクラウドが愛らしい。その腕をそっと引き離し、至近距離で見つめ合う。
 差し込む昼の陽光が夕焼けと変わるテラスで、二人の影がゆっくりと重なった。
 さっきまでの……触れるだけのとは違う、貪るようなキス。驚いたクラウドが離れようとしても、セフィロスは離さない。やがてクラウドもおとなしくなり……澄んだ空色の瞳に淫らな色が浮かび上がる頃にになってようやく、セフィロスはクラウドを解放した。
 息を切らせながらも抗議の声を上げようとするクラウドの耳元で囁く。
「今のがキス。さっきの子供向けのとは違う……大人のキスだ」
 言葉と共に、耳朶を舐る。クラウドが甘い声を上げるのは先程承知の上だ。
「感じるだろう?」
「かん……じ、る?」
「そう。自分の身体が自分のものでなくなる……そんな気がする時。痛いとか、そんな単純な言葉で測れないような感覚……違うか?」
 首筋に、鎖骨に、ほっそりした胸に次々と痕を付ける。胸の一点を甘噛みすると、クラウドが小さく悲鳴を上げた。
「ひゃんっ!」
「声を上げるのは恥ずかしい事じゃない。少なくとも、今は……」
 言いながら、唇をどんどん下にずらしてゆく。クラウド自身に到達したとき、クラウドの身体が跳ねた。
「あっ……!」
 さっきのことを思い出したのか、慌てて止めようとするクラウドの手を掴み、拘束したまま行為を続ける。舌でゆっくりと上下を繰り返し、奥の二つの膨らみにも時々転がすような愛撫。
「いや……っ!ほんとに、こんなこと……っ!」
「するさ。それに……ここでやめたら、辛いだろう?」
 ……ああ、辛いという気持ちも、体験してはいないのだったな。
 小さく呟き、潤んだ瞳のクラウドを見上げる。だがここでお預けを食らわせるのは……少し、可哀相すぎるかも、しれない。
「足を、上げてごらん?」
 自分でしておいてこのセリフはなかったかな、と苦笑する。セフィロスの手によって脚を大きく広げさせられ、最奥の……まだ成熟していない蕾が外気にあたった。
「……やぁ……」
 堅さの残る蕾を舌で丹念に犯す。……だが、どれだけ潤いを与えてやっても……幼い秘部を傷つけずには、済みそうにない。それなら……手っ取り早く、済ませるべきか。それにセフィロス自身も、もう限界に近づきつつあった。
「力を抜いているんだ」
 それだけ言って、クラウドの蕾にセフィロス自身を宛う。絶えずクラウドに愛撫を与えてやりながら、セフィロスはゆっくりとクラウドの中に入り始めた。
「ひっ!……」
 途端に皮膚の裂ける音。結合部から一筋の赤い滴が流れ落ちる。
「痛い!やだ、やめてよ!」
 激しく首を振って、クラウドがセフィロスから逃れようとする。だが、セフィロスも一人の男に過ぎないのだ。ここでやめるには、クラウドはあまりにも……
「やっ!やめてっ!……痛い、痛いよセフィロス……!」
 泣くだけ泣かせ、喚くだけ喚かせる方がいいかもしれない。その分痛みが薄れるだろう……声も出さず耐えていては、痛みを紛らわせる事もできまい。
 流れる血のせいか、挿入は随分容易くなっている。中がきついのは変わらないが……その分、クラウドも楽になっているのではないだろうか。そう勝手に想像して、セフィロスは振動を開始した。
 それからもしばらくは悲痛なだけだったクラウドの泣き声に、ゆっくりとだが確実に違う色が混じってゆく。
「や……いやぁ……っ!」
 痛みはとうに麻痺したのだろう。クラウドはいつの間にか泣き声から嬌声に変わっていた。
「クラウド、クラウド……」
「……あ、ん……っ!セフィロ……ス……っ!」
 知らず知らずのうちに、クラウドの腕がセフィロスの首に掛かる。仰け反った首筋にセフィロスははっきりと痕を残した。
「や、あ――――っ!」
 高らかに嬌声を上げ、クラウドの蕾がきつく収縮する。そこからセフィロスのものが大きく脈打ってクラウドの中で爆発し、同時にクラウド自身もセフィロスの手の中で己を解放した。
 そして、次の瞬間。
 クラウドはふらっとバランスを崩し、セフィロスの腕の中でその意識を手放した。

(…………)
 クラウドから離れたと同時に、クラウドの体内から流れ落ちたものを見て、セフィロスは激しく後悔した。
 クラウドは完全に気を失っている。体内からは、どくどくと……桃色に染まったもの、が、流れ出している。これだけ出血していたら、痛みが麻痺するのも当然だったということか。
「クラウド……」
 あまりにも細い、小さな身体。透き通るようだったその肌は鬱血が散らばり、見ているだに痛々しい。この身体に、一体自分は何をしたのか。暴力に他ならぬ行為を……自分は、この少年にしてしまったのだ。
「オレは……」
 意識のないクラウドの身体を抱き寄せ、唱え慣れた呪文を紡ぎ出す。回復魔法ケアルガ。セフィロスの声が途切れるや否や、淡い光がクラウドを包み、痛めつけられた傷跡を即座に癒やした。だが……クラウドは目を覚まさない。傷を癒やす回復魔法も、疲労を癒やすことはできないのだ。
「……クラウド……」
 完全に夕日が落ちた後の薄暗いテラスで、目を覚まさないクラウドを抱きしめながら。
 セフィロスはずっと、その名を呟き続けた。




 ……いかがでしたでしょうか(冷や汗)。題して、「セフィ様犯罪者になる」……さく(切られた)。
 ……いや……ここで終わるとあまりに救いがないので……一応フォローを……
 そのフォローである次が……ラストですね。今までさんざん嘘ついてきたけど(泣)、次が絶対ラストです。(きっぱり。)考えてみりゃ、……H入れなきゃ前.後の2回で済んだんだよ……下手に入れようとするから(泣)
(マジで、最近読み返しができなくて困ってます……回を重ねる事に読み返しの回数が少なくなっているのは……あははははは(乾いた笑い))いろいろ、急ピッチに終わっちゃうトコと言い……
 ま、いいわけになっちゃってるのでもうやめますね。
 それから……クラウドの年齢については、「今から約10年前」の年齢、ということで。あんまり詳しく設定できない……言っっちゃえば、初めて**する年齢ですね(にっこり)
 あの、期待して下さった方。……こんなので本当に良かったんでしょうか……?(超弱気)


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