ナナキVSケットシー


投稿者 おとと&美流 日時 1997 年 9 月 13 日 17:42:26:

ミャー その1

真夏の日差しっ!海に美女!!ナンパのリゾートコルタ・デル・ソル。
そしてベランダに二匹!!!
彼らは今、星よりも重大な(!?)ものを奪い合っていた!
それは・・・
メスネコのミャー!
きらめく瞳!スラリとした身のこなし!
誰もが(!?)ときめくゴージャスな猫!
それを奪い合う二匹。

ひがぁーしぃー、ナナキ
出身地、コスモキャニオン。年齢40歳。オス。
しっぽの火でお湯を沸かせる便利な夫。
一緒に暮らせば省エネ間違いなし!!!

にぃーしぃー、ケットシー
出身地、不明、年齢、不明、オス。
しっかりしてるのかしてないのか。野球の応援席で熱くなってそうなタイプ。
・・・。て、いうか、あんた、人間だろ?
まぁ、一緒に暮らせばいずれはゴージャス間違いなし!

緊迫した空気。二匹ともミャーを譲る気は全くない!
ミャーを挟んだにらみ合いはすでに3時間以上続いていた。

ナナキは突然白い手袋を投げつけて言った。
「よーし、こうなったら勝負だ!!勝ったほうがミャーとつきあえるってのはどうだ.」
手袋を見つめたケットシーは明らかに混乱している。
「あんさん!この手袋なんのためにもってはったんでっか?
これ指ついてるのに・・あんさんつかえんやろ。」
「ばかやろう!!手袋の事はどうでもいいだろう。それより勝負するのか!」
詰め寄るナナキ、ケットシーは懸命に笑いをこらえている。
「あんさんもしかしてこのためにわざわざ手袋こうたんでっか?もったいないことするなー、もう片方はどこでっか?わてがもろときますわ、後で防具やに売りにいこ。まあ勝負するんはええとして、あんたはん何で戦う気でっか。そーやポーカーにしまひょ、勝負が早いさかいな.」
「何言ってるんだい、そっちは占いが専門だろう、ギャンブルで勝てるわけないじゃないか。」
「そーでっか、自信がないんならしょーがないなぁ。ほな、マラソンにしまひょ、2000キロぐらいでどうでっしゃろ。」
「ばかやろう!持久力で生身の人間がロボットにかてるもんか。」
「あんたはん、人間じゃおまへんやろ。まあ体力に自信がないちゅうことやったらしょうがおまへん、プレゼント競争にしまひょ。世界中からミャーさんが気に入りそうなプレゼントを探してくるや。」
「ああ、それなら公平だ、そうしよう。それじゃあ3日後に勝負だ。」
「あんさんも、きばんなはれや。」

ご希望があればその2に続くかも?

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