新規投稿欄到着記念(謎)


投稿者 透 日時 1997 年 9 月 13 日 09:25:49:

職場のPC重くてなかなか新規投稿欄までたどり着かなかったんですよ(苦笑)
…で、謎のFFTクラウド召喚ネタ…



「…じゃあ、やるぞ。」
(召喚イベントの詳細はよく憶えていないのでいい加減です…)
 天球儀に聖石をはめると、轟音を立てて動き始め…
「何だ?!」
「何か…出てきた?!」
「あ…」
 見たこともない異国の服装の若者がそこに現われていた…ように、少なくともムスタディオには見えていたが。
「あ、チョコボだーっ
 喜色満面のラムザの声にくじけた。まだどこか朦朧としていたらしい異国人も、がくりと力が抜けたようだった。
「…あのなあ…あれがチョコボに見えるか?」
「ねえ、飼っても良い?名前何にしようか?」
 きいちゃいねえ。ムスタディオは痛む頭を抑えつつ説得の態勢になった。
「そうじゃなくてだな…」
「この間見たのより毛並みが綺麗だよね。この間のも説得したかったのにさ、みんなが駄目だって言うから諦めたけど」
「当たり前だろ?うちにはボコとボコの産んだエイレーネとリューシディケと、リューシディケの産んだベアトリーチェとプロセルピナとトリスメギストスと、プロセルピナの産んだラトナーとクヴェレがいるんだぞ?余裕ないだろう?!」
「赤チョコボのクヴェレはこの間密猟しちゃったからもういないよ?」
「…そうだっけ?」
「これだけ良いチョコボならきっといい子が産まれるよ。そしたら密猟すれば良い訳だし♪」
 側で無言で聞いている異邦人は、朦朧としているのか呆然としているのか分からない。おそらくはラムザの期待に添えるようないい子を生むことは無理であろう。(…。)
「ね?だから飼っても良い?」
 首を傾げられて「おねだり」するラムザについ反射的に頷いてしまいそうになる。が、何とか寸前でくい止めた。
「…いや、駄目だ!これ以上チョコボは増やせない!」
「けち!」
 もはやムスタディオも異邦人クラウドをチョコボとみなすような感じになり果ててしまっている。
「…ここは俺の居場所じゃない…」
 ふらりとクラウドは立ち上がり、力無く扉を開けると外へ出ていった。
「ほら、彼も飼って欲しかったんだよ、きっと…」
「…そうかなぁ…」
 彼らが異国の地で何故か自分の武器も持たずにふらついているチョコボ頭と再会するのはこのしばらく後のことである。その時嬉々としてラムザが「勧誘」したことは言うまでもない。

…なお実際のゲーム・ストーリーとは全く異なっていることをお断わりしておきます…(苦笑)



最近また純文作家書きたくなっているんですがきっともう誰も憶えちゃいないでしょうし
読みたくもないでしょうからやめておきます…(笑)

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