おやじの話。


投稿者 めしこ。 日時 1997 年 9 月 05 日 22:33:45:

二つ目です。皆様、よろしければ読んでやって下さい。
一応、シド・シェラとなっております。(なんかはずしているような)
途中、むちゃくちゃ寒い部分もありますのでお気をつけ下さい。


皆に祝福されてのシェラとの結婚式から3か月。今が一番幸せのはずのシド艇長は最近ちょっとごきげんななめである。

「じゃ、今日はこの辺で終わりにすっか」
シドのこのひと言で今日の仕事も終わりである。みんながわいわいと帰り支度をしている中、シドはのそのそ家の方へ向かった。
「艇長」
そのシドに後ろから声をかける人物がいた。
「・・・シェラか。なんだ」
「これからちょっと買物してから帰るんで少しごはんが遅くなりますけど、いいですか」
「いいもなにも、そうしないと飯がねえんだろ。ったく、そういうのはだなー」
クルー達がまた始まったよというふうに二人を見ている。それに気づいたシドは途中で�犬舛��犬叛綢任舛鬚靴届辰垢里鮖澆瓩拭�そして、
「ま、早くいってこい」
「はい、艇長」
ぱたぱたとシェラが走っていく後ろ姿を見ていたら、にやにやとクルーの一人がシドに話しかけた。
「心配なら一緒に行けばいいじゃないですか」
「んあ?」
「だって、にがーい顔していますよ」
シドの顔がいらだっていくをみて、他のクルーがやばいっと二人を遠巻きにした時、シドの後ろで声がした。
「シドが一緒にいったらいったでそこら中でけんかして日が暮れても帰ってこないだろう」
クルー達はそうに違いないと苦笑したあと、はっとなってシドを見た。彼の怒りが声の相手にぶつかっているのを恐れて。
「んだと、てめえ!!クラウド。おまえいつ来たんだ」
「さっき、入り口でシェラさんに会ってシドはここだってきいたもんでね」
「そうか」
クルー達はシドの怒りが再発する前に、とさっさと引き上げていった。シドはその様を見て舌打ちしながらクラウドをにらんだ。クラウドは肩をすくめながらシドにいった。
「まだ、シェラさんにどなりちらしているのか?あいかわらずだな」
「おれの勝手だろ」
「これが、新婚の姿かねぇ」
「俺だって別に好きでどなっているんじゃねーんだ。第一あいつだって・・・」
はっ、となったようにシドは言葉を止めた。クラウドはその続きに興味をもったが、連れがいたのを思い出しとりあえずシドに帰路をうながした。
「久しぶりね、シド」
「おう、ティファか。あいかわらず、色っぽいなあ」
「やーだ、そんなこといって、シェラさんに悪いわよ」
「あいつにゃ、逆立ちしたって無理だぜ」
クラウド達はシドの入れたお茶をすすりながら、最近のミッドガルの状況を話した。
「で、本当の話はなんだ」
「え?」
「そんな報告ごときでおまえらがこんなところまで来るとは思えねーからな」
「ああ、実は・・・」
クラウド達は来春結婚することをシドに告げた。
「そうか、おめーらもとうとう年貢の納めどきか」
「そういう、言い方はないだろう」
「でも、ま、よかったな」
「そういうシドはどうなんだ」
「何がだ?」
シドが少しぎくっとしたのをクラウドは見逃さなかった。
「さっき何を言いかけたんだ」
「なんでもねー」
よけーなことをと言わんばかりの口調だ。
「なに?」
さっきのことをすべてティファに話した。シドはあさっての方向を向きながらタバコをすっていた。
「シドってばまだ照れちゃってシェラさんと普通に話せないの?」
「だー、そんなんじゃねぇ」
「だって、結婚式のときだってシェラさんががんばって縫ってたウェディングドレスなのに�犬�まえはとろいんだから間に合う訳ないだろう�犬箸�言っちゃって、どうして体が心配だからやめろって言えないの」
「・・・」
シドはまただまってそっぽを向いてしまった。どうやら図星らしい。屈折した愛情表現しかできなかったシドだったが、結婚して何日かはそれが少しは直っていたのだ。しかし、今は逆戻りである。一体彼をこの状態に戻したのはなんなのか。クラウドはある一つを思い出した。
「そういや、シェラさん今だにシドのこと艇長って、呼んでいるんだな」
すると、シドがばっとこちらを見てまた向こうに向き変えた。どうやら当たりらしい。名前を呼んでくれない、ご不満の原因はそこにあるらしい。なんとも幼稚というか、クラウド達にしてみればたかがそれだけ?ということなのだが、シドにとってみれば大問題なのだろう。しかし、これは二人で解決すべきことでクラウド達がしゃしゃりでても仕方無い事である。そうこうしているうちにシェラがかえってきた。
「あら、いらっしゃい」
「じゃ、俺達はこれで」
「そんな、ごはんでも一緒に食べていかれたら・・・」
少し名残惜しそうにシェラはいったが、
「いえいえ、新婚家庭に長居は無用でしょう。じゃ、また。艇長」
そういってクラウド達はかえっていった。(あの野郎、いやみなこと言いやがって。確かに何も言わずにいらいらするのはなぁ、といってシェラに聞くのも情けねぇし・・・。ええい、うじうじしているのは俺の性にあわねぇ。やっぱ直接聞いてやる。)
「なあ、シェラ」
「はい、艇長」
意を決して聞いてみる決心をした途端、また帰ってきた返答がこれだったので、シドは少しいらだった。
「あのよ、なんで俺のこと艇長って呼ぶんだ?」
「え?だって艇長は艇長でしょ」
少し意外そうにシェラは答えた。シドのいらいらはさらに高まる。
「だー、そうじゃねぇ。確かに仕事場じゃけじめとしてそう呼んでもいい。けどな、おまえは俺の女房なんだぞ。なんでてめーの女房に家まで艇長呼ばわりされなきゃなんねーんだっ」
わかったかとばかりにシドはシェラにまくしたてた。シェラはあっけにとられていたが、すぐにくすっと笑ってシドに抱き着いた。
「なんだっ、おい」
「ばかね」
「ばかたぁなんだ、ばかたぁ」
シドは顔を真っ赤にしながらどなった。シェラはこれが彼の照れであることをしっている。そして、彼がどういえば納得するかも。
「あなたはわが家の方向を決める人なのよ。だから、私達の艇長よ」
「なっ・・・、いいこというじゃねえか」
(シド以外なら寒ー、とかなりそう)
シドは後ろの方を小声で言った。が、すぐ驚いたような声で言った。
「達?」
くすくすと笑いながらシェラは言った。
「そう、私ともう一人ここにね」
そういって、おなかをさすった。
「そうか、やったぞ、シェラ」
シドは抱き上げながら喜んだ。シドの頭の中はもう子供のことでいっぱいで、さきほどまで悩んでいた事なんかどっかへ飛んでいってしまっている。
「単純なんだから」
「ん、なんかいったか」
「いいえ」
すでに、村の人に伝えるべく家を出ようとしていたシドにはシェラの独り言は聞こえなかったらしい。
なんだかんだいってもこの夫婦は円満だった。


そして。
「あのシドを抑えているんだからすごいよな。シェラさん」
「あら、あのバレットをへろへろにしているマリンちゃんもすごいわよ」
それは、比較対象にはならないんじゃ・・・。
「ところで、シェラさん何か月ですって」
「五か月」
「ってことは、結婚前ってこと」
「そう、単純に計算するとあの最終決戦前夜ってことになる」
「まぁ」
「やるよな、シドのやつ」
「人のこと言えるの。クラウド」
「・・・、ティファ」
こちらも強妻となりそうな感じである。

おわり。



途中から何言ってんだかわからなくなってまいました。もし、ここまで読んでくれた方がいらっしゃったら、(いないかな・・・)本当にどうもありがとうございました。
なんか、シドがすごいガキのようです。FF7のなかじゃ一番好きなキャラのはずなのに。基本スタンスは実際はシェラさんの方が強い。ということだったのですが、最後だけです。それがでていたのは。
もし、今度お目にかかれたときにはもっとうまい文章になっているようにがんばります。
では。

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