投稿者 (み) 日時 1997 年 9 月 04 日 16:34:18:
こんにちわー♪明るく元気にご挨拶したものの、ちょっと今回…やばいです。
サスペンス書きたかったんですけど…、
あと、性悪なクラウドも…、
失敗して空回りしてしまったようです。
(それでもアップするその厚かましさ…)
お暇で、寛容な精神の持ち主のみご覧ください。
それでは!
テレポ!!!!!!!!(作者はばっくれたらしい…)
その夜セフィロスは普段とは違う気配に目を覚ました。
「!?」
反射的に辺りを見回すと、彼の隣には赤ん坊が眠っている。
「な…なんで…?」
セフィロスの頭はすっかり混乱していた。
(まさか私の子供?いや、しかしクラウドに産める訳はないし…元より私にも到底産めはしないし…。じゃあ、この子は???)
一体どの女の子供だろう、と思わない辺りがセフィロスである。
(お、落ち着けよ、セフィロス。そうだ、これは悪い夢だ。
夢ならもう一度眠れば覚める。そうだ、眠るんだ。)
自分にそう言い聞かせるとセフィロスは布団を頭からかぶって眠ろうとした。すると、その振動で赤ん坊が目を覚ましてしまった。
「オギャーオギャーオギャー…」
「う、うわああ。夢ではないのかああ!」
セフィロスは泣き叫ぶ赤ん坊をおずおずと抱き上げた。
しかし、赤ん坊は泣きやむ気配をみせない。
「くそ、クラウドー…、おいおい、いないのか?全くあいつはどこへ…。」
頼みの綱であるクラウドの姿は見当たらない上に、状況は全く理解できないときている。セフィロスは途方に暮れそうになった。
「な、なんで泣くのだ!う…私が怖いのか?…泣いちゃダメでちゅよー…。」
セフィロスは今まで使ったこともないような言葉であやした。
しかし、赤ん坊はというと、更に激しく泣きじゃくる。
(ど、どうしろというのだ。はっ!もしやオムツか?しかしそんなもんはここにはないぞ…。)
そう思ったセフィロスであったが、ふとサイドテーブルの上をみると、そこにはちゃんとオムツが置いてある。
(い、いつのまに…。はっ、今はそれどころではないか。しかし、私は生まれてからこのかたオムツなど替えたことがないぞ…。)
セフィロスは恐る恐るオムツの交換に取りかかった。しかし、運の悪いことに、赤ん坊はオムツをはずしたとたんにセフィロスめがけてオシッコを飛ばしてきた。
(じょ、冗談だろう…。)
しかし、こんなことでめげていては、いつまた第2段を飛ばされるかも分からない。悪戦苦闘のうえ、ようやくオムツを替えることができた。
(ふう…これで大丈夫。)
セフィロスがそう思ったのも束の間のことであった。またしても赤ん坊は大声で泣き始めた。
(今度は何だというのだ。いい加減にしてくれ…。)
セフィロスは、赤ん坊を抱き上げてため息をついた。
(なんでこうも泣くのだ。ん?もしかして腹がへっているのか?)
セフィロスは赤ん坊の口元に指をもっていった。すると赤ん坊がすごい勢いでしゃぶりついてくる。
(そうか、やはりな。しかし私には乳はないぞ…。いやまて、どうもこの展開だとしたら、キッチンあたりにミルクなんぞがありそうだ…。)
セフィロスは赤ん坊を連れてキッチンをのぞいた。案の定そこには哺乳瓶と粉ミルク、そしてお湯に湯冷ましが並べてあった。
「さあさあボクちゃーん。すぐミルクをあげまちゅからねー」
…とは言ってみたものの、セフィロスにはミルク作りさえも始めてのことである。
「ええと…、200��でミルクがさじ10杯と…。しかしどの位飲むのだ、この子は?まあ、いいか。」
説明書きを読みながらなんとかミルクを作り終えると、赤ん坊に飲ませ始めた。
かなりお腹がすいていたのか、赤ん坊は必死にミルクを飲んでいる。
「こうしてみると、赤ん坊というのもなかなか可愛いものだな。お前は顔だちもなかなかのようだし、将来が楽しみだな…。」
はために見るとその光景はまるで親子のようであった。
そんな時ようやくそこへクラウドが姿を現わした。
「ただいまー、セフィ。」
「おお、クラウド。助かった。実は…。」
「あれ?その子もう起きたの?」
「え?その子って、お前まさかこの子のことを知っているのか?」
「何いってんの、あたりまえじゃない。だってその子はセフィの子だよ。」
「そうか、私の…っておい!どういう意味だ、それは!まさかお前が産んだとでもいうつもりか???」
「どういう意味って、そういうコト。正真正銘セフィのこどもだよ。ただしもちろん僕が産んだわけじゃないけどね。」
「だから、なんで私に子供がいるんだ!自慢じゃないが私は生まれてこのかた女を相手にしたことなどないのだ!!!」
「それって…あんまり自慢にはならないと思うけど…。」
「そんなことはどうだっていい!とにかくちゃんと説明しろ!!!」
「どうしても、知りたい?」
「ああ!もちろんだ!!!」
セフィロスに凄まれて、クラウドはしぶしぶ事情を説明し始めた。
「実は…。」
クラウドの話によると、実は最近ソルジャー1stなどの優秀な男性の精子というのが売買されているそうだ。それがセフィロスのものともなるとプレミアがつき、かなりな高額になるのだという。そこで、新羅営業部に懇願され、仕方なくクラウドがセフィロスの精子を提供したのだという。
「なんでまたそんなことを…。」
セフィロスはため息をついた。
「だって…そうしないとあなたをプレジデントのなぐさみものにするって…。」
「私がそうなるとでも思っているのか?」
「…。(本当は高額の謝礼があったからだけどね。)」
「で、一体何人いるんだ。私の子供は。」
「…5人。でも、そのうち4人は死んじゃったの。」
「つまり、この子一人というわけか。」
「うん。」
「で、それがなぜここにいる?」
「だって…。」
「誘拐してきたのか、クラウド。お前というやつは…。」
「…。」
「まさか、ここで育てるというのか?」
「…この子はね…人質なんだ。」
そういうとクラウドはにやりと笑った。
「人質、だと?」
「そう、あなたが浮気しないようにね。」
「!?い、いつ私が!!!」
「この間みたんだ…。副社長と…。」
「ばかな!!!しかし、それがどうしたというのだ。」
お前だってザックスとか…という言葉が出そうになるのをセフィロスは必死で抑えた。
「いくら冷酷なあなたとはいえ、自分の本当の子供がひどいめにあったりしたら…ねえ?」
そういうとクラウドは赤ん坊を抱き上げた。
なにもしらない赤ん坊は無邪気に笑っている。
「ま、まさかクラウド…お前…。」
セフィロスは背筋に冷たいものを感じた。確かに身に覚えのない子供とはいえ、自分の子供だと言われればどこかそんな気がするし、情だって湧かない訳ではなかった。しかし、そんなことよりもクラウドだ。まさかそんな事を考える人間だったとは…。
「だから…浮気しちゃだめだよ、セフィ…。」
そういってクラウドは微笑んだ。しかし、その瞳は冷酷そのものだった。
(ああ、願わくばこれは悪い夢であってくれ…。)
セフィロスは観念したように天を仰ぎ静かに目を閉じた…。
その後彼等がどうなったのかは作者の知るところではない。
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