う・・18禁。


投稿者 新羅 日時 1997 年 9 月 01 日 15:45:51:

ども。新羅です。
このハンドルだから、と言う訳でもないのですがルー様が書きたくなりました。
でもこの話って前編と後編があるんですよね。
だから意味不明だと思います。
しかも新羅が書くお話にしてはやおいが少ない・・。(爆死)


金色に輝く髪の綺麗な、と言うよりかは美人な(おいおい)少年が黒髪の30代はまだぎりぎり行ってなさそうな東洋系の顔立ちをしている2人が、ベットで夜の情交を描いていた。
時折黒髪の男が金色の髪の少年に‘愛しています’と囁く。
それに応えながらも甘い吐息を吐いていた。
金色の髪の絶頂に達した声が聞こえ、2人はそっと身体を横たえた。

「・・ツォン・・。」
ルーファウスの消え入りそうな小声がツォンの耳に微かに届く。
「どうしましたか・・?」
敬語を使っている所から見るとこの2人はどうやら上司、部下の関係らしい。
「最近・・忙しいんだね・・。たまにしか会えない・・。」
ルーファウスがツォンの肩に寄り添い、触れた。
ツォンは苦笑してルーファウスの髪を撫でながら整える。
「申し訳ありません・・。しかし仕事がある以上そちらを優先させないと・・。」
タークスの大抵の仕事はルーファウスから命令が出される。
その命令を出している張本人が我侭を言っても仕方の無い事だった。
「僕より・・・仕事の方が大切なのか・・?」
もう既に倦怠期に入った夫婦である。
夫が困った顔をしながら女房の瞳を覗いた。
「そうではありませんが・・。」
言葉が途切れる。
「ふん・・図星か・・?」
目と体を反らして窓の向こうを見詰める。
見詰めた先には満天に輝く夜景が目に入った。
「・・もう良いよ。困らせて悪かった。」
珍しく謙虚な態度を取ると上半身を起こしてすぐそこにあるテーブルから一本の煙草とライターをを取り出した。月明かりに照らされて浮かばれる形の良い背中が艶めかしい。
「・・ルーファウス様。いつから煙草をお吸いになられるように・・?」
つられてツォンの身体も起き上がる。
「つい最近だ。何故だか解らないが吸いたくなった。」
「・・あまり乱用するとお体に痞えますよ。」
「解っている。子供扱いをするな・・。」
そう言って器用に煙草を口に咥え吹かしていた。
ツォンは心配そうな目でルーファウスを見たがルーファウスがツォンに向く事は無くその日の夜は終わった。


(昨日のルーファウス様は酷くお疲れになっていた・・。)
デスクワークを難無くこなしながらもツォンの心はルーファウスに刺されていた。
(今日は早めに仕事を切り上げるかな・・。)
書類の端をホチキスで挟み、検討してもらおうとツォンは社長室へと入っていった。

「ルーファウス様。居られますか?」
広めの空調設備が整った部屋には、滅多に顔色を変える事が無いルーファウスの頬が紅くなってデスクに力無く倒れていた。
慌てたツォンが書類を放ってルーファウスの肩を抱き起こし必死に呼びかける。
「ルーファウス様!?大丈夫ですか!!」
ルーファウスの眼が薄らと開いた。
「・・ツォンか・・?」
近くに顔を近づけるとルーファウスの息が酒臭い。
「・・昼間からお酒ですか・・あまり感心出来ませんね・・。」
最悪の事態に陥っていない事を確認すると、いつもの笑顔が引き攣る。
「うるさい・・僕の勝手だ・・。」
そう言ってふらふらしながらも席を立つとベットに自分を投げた。
「一体どうしたと言うのですか?昨日から・・。」
ルーファウスは苦しそうに自分が掻いた汗を手で拭った。
溜息を吐くとツォンの手がルーファウスのスーツに伸びる。
「ほら、そんな格好をしているから熱いのです。一枚脱ぎなさい。」
「僕に命令する気か?」
「そんなつもりはありません。」
言いながらもボタンを一つずつ外して行く。
「ツォン・・。」
ルーファウスの手がツォンの手を確りと掴んだ。
ツォンの手が止まる。
そのままそれを引き寄せるようにツォンの背中に自分の手を廻した。
「・・酔っていらっしゃるのですか?」
不為機ながらツォンの長めの髪がルーファウスの顔に触れる。
「・・ツォン・・抱いて・・。」
「ご冗談を・・こんな真昼間から・・。」
「いいから・・。」
ツォンは無言になるとルーファウスの額にそっと口付けをした。
自分の背中にある手を優しく放すと立ち上がった。
「・・今日は早めにここに向かいますので・・。」
それだけ言って黙礼すると、社長室を後にした。

(やばかったな・・よく理性が持ったもんだ・・)
自分で自分に感心しながら納得した。

その日の仕事をさっさと終わらせ、ルーファウスの居る部屋へと向かった。
「失礼します。ルーファウス様?」
「・・ああ・・ツォン。」
手をもどかし気に宙に散らせる。
机に座り足を組んでいたルーファウスの後ろには威圧感を称えるように大きく、そして見事なまでの丸い月が浮かび上がっていた。
ツォンはそれに見惚れて体が止まった。
「どうかしたのか?ツォン。」
ツォンはぶんぶんと首を振るとルーファウスに近寄った。
そしてそのまま引き寄せるようにルーファウスを抱き上げた。
「ツォン・・。」
愛しそうに名前を呼ぶ。互いに不要な言葉など必要無かった。
「ルーファウス様・・。」
ツォンがルーファウスの額に口付けた。その後に目蓋、頬、そして唇。
唇には特に念入りに唇に激しく舌を進入させる。
「ん・・ツォン・・。」
自分も絡めようと舌を出すが、すぐにツォンの舌は首筋に移った。
少しながらも歯を立たせ、強く吸う。
「っ痛い・・。」
ルーファウスが眉を潜める。
「あ、申し訳ありません・・。」
自分がした行為に気づくとその紅くなった部分を舐め回した。

そしてオートクチュールの臙脂色のボタンを上手く外していく。
ルーファウスの一見やせて見える肌はそれなりに鍛えられた筋肉が付いていて奇麗な曲線を描いていた。
その肌にそっとツォンの熱い舌が這う。
「あっぁ!」
力がぬけて立っていられなくなった。
身じろぐルーファウスに手を絡めさせ、動けないように抱く。
「動いちゃ駄目ですよ・・。」
優しく響く声が悦楽の世界へとルーファウスを招き入れる。
ツォンの舌は再度上がってルーファウスの唇を物色した。
「ツォ・・ン・・。」
ルーファウスの腕がツォンの頭に纏わり付く。
その手の先で遊ぶようにツォンの漆黒に光る髪を絡ませては解いた。
ツォンの手はルーファウスの下の衣服の中に入り、既に熱くなったモノに少しだけ触れた。
「っああぁっ!」
固く閉ざした筈の喉の奥から声が聞こえる。
その手を放さぬままツォンは更に激しく動かした。
「はあぁっあっ!」
大袈裟とも思える異常なまでに興奮した声がツォンの欲望をそそった。
「ルーファウス様・・。」
ルーファウスが堕した蜜を少量取るように、後ろへ持っていった。
「はあああっ!」
ルーファウスの中にある力と言う力が全て無くなり、地べたに腰を付こうとした。
しかしツォンの力強い手に因ってそれは阻止された。
「ねえ・・ツォン・・ベットに移動しないか・・?」
息を荒くして言うがツォンはそれを無視した。
「辛かったら・・机にでも手を付いていて下さい・・。」
言われた通りに一応手を付いてみるがそれでもやはり辛い。
しかしツォンは少しも困る様子はなく入れた指を出し入れさせた。
「ふああぁっ!」
ひくひくとルーファウスの箇所が締め付ける。
ツォンは指に弧を描くようにして廻した。
「だめっ・・!ああっ!」
開いた口から唾液が漏れる。もはやそれを飲み込む威力さえないようだ。
ツォンは指を一つ増やすと、ルーファウスの背中を舐めながら深く突いた。
「!あぁぁっっ!」
ルーファウスの体がどうしようもないほど熱くなっていた。
ツォンが触れるたびにその部分は更に熱気を帯びた。
「もう・・だめっ・・あぁ!」
ツォンが指を抜くと、くちゃくちゃ言う厭らしい音が立ち、ツォンの指に一筋の線が残った。
そしてツォン自身の自ら昂ぶったモノをルーファウスの箇所にあてがった。
「いやっ!ツォ・・ンあああ!」
幾ら手を机に付いているとは言え、なかなか重心が効かない。
そのせいかいつもよりも余計な動きが加わってルーファウスを快楽の中に沈めた。
「ああっ!ツォ・・ああ!!」
「ルーファウス様・・!」
激しくツォンのモノがルーファウスに突き当たる。
「愛しています・・ルーファウス様・・!」
後ろから聞こえる声にルーファウスはぞくりとした。
「はあっツォンっ・・ああ!」
暫くその行為が繰り返されるとルーファウスは我慢しきれない声を上げ絶頂に達した。


息遣いを荒く、机に立ったまま上半身だけをうつ伏せた。
「・・大丈夫ですか・・?」
ルーファウスはきっとツォンを睨んだ。
「大丈夫じゃない・・!何で立ってしなきゃいけないんだ・・!」
ツォンは苦笑するとルーファウスに服を掛けた。
露にしていた肌が覆い隠される。
「まあまあ・・偶にはこういうのも・・。」
「良くないっ!」
即答するとツォンは少し困った顔をした。
「・・申し訳ありません。お気に触ったのなら謝ります・・。」
十分気に触り尽くしているが、下げられた頭に、ルーファウスは何も言う事が出来なくなった。
「もう良い・・僕も言い過ぎた・・。」
カリスマ性がバリバリのルーファウスでも、やはりツォンを自分の真下に置く事は出来ない。せめて斜め下が限度であろう。
それに気づいたルーファウスは、はっとした。
「どうかなされましたか?」
その表情を察して、尋ねて来る。
暫くルーファウスが無言になると机を回って椅子に腰掛けた。
「・・・黙っておこうと思ったけど・・やっぱり言う・・。」
「はい?」
いきなり口にされた言葉にツォンは戸惑った。
「・・・実は僕に縁談の話が来ていてね・・。正直、迷ったよ。・・君とこうしているのは幸せだ。しかし僕が男である限り君の幸福は望めない・・。だから・・・僕が他の誰かと結婚してしまえば君も新しい女を見つけるだろう・・。その方が良い、って想っていたんだ。」
「ルーファウス様・・・。」
不安気な表情でルーファウスに少しずつ近寄る。
「でも・・駄目だった・・今日でやっと解ったみたいだ・・。・・僕はツォンが居なきゃ何にも出来ない人間なんだ。・・ツォンが居てくれてようやく僕は人間として成立する。今の僕にツォン無しではいられない・・。」
ルーファウスの滲んだ瞳にツォンは心を打たれた。
「ルーファウス様・・。私もそれは同じです・・。あなたが私を欲して下さる様に私もあなたが欲しいのです。お願いです・・。・・離れていかないで下さい・・。」
そう言うとツォンはルーファウスの前に膝間付き、手の甲にそっとキスを交わした。
「愛してるよ・・ツォン・・。もう離れたいなんて思わない・・。」
言いながらツォンをきつく抱きしめた。存在を確かめるように。
ツォンもそれに応えてルーファウスを抱きしめる。
愛しさと切なさで胸が張り裂けそうになった。

今宵の満月は互いの孤独を癒すための物である事に確信が持てたのは、ルーファウスとツォンだけでは無い筈------。


ああ!またどうでもいい終わり方をしてしまった!
しかも読み返し無し!
これは顰蹙買いそーだぞ〜(汗)
でも載せる(笑)
誤字脱字が結構あると思いますが気にしないで下さい(汗;)


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