あぐり先生


投稿者 あぐり 日時 1997 年 8 月 28 日 02:44:09:

 どうも「真面目な(やの字で“真面目”てのも、よく考えるとたくまざるユーモアという感じですね。むかしストリップ劇場でなかなか脱がない踊り子さんに「真面目にやれ!」と怒鳴ったお客がいたそうですが)バレット×クラウドは初めて・・・という声が多いようで、もしかしてわし前人未到の荒野を踏破しつつあるのかナ、とどきどきしています。
 実は「誰もいない神羅屋敷」というのは大ウソで、ユフィが隣の部屋に泊まってて(ちゃんと「ユフィもいる」って書いてあります)めっかってちゃんちゃん、というオチをたくらんでたのですが。
 そういうワケガラでしたら、もうそのネタはボツ。やっちゃおうと思います。覚悟を決めておはいり下さい。



 
 クラウドは、待ち焦がれていた愛撫の開始に、喉をそらせて悦んだ。
「あ・・・は・・・セフィ、待ってたんだよ・・・さあ、来て・・・どうにでも好きにしていいんだよ」


 バレットの大きな手の中に、クラウドの細腰はすっぽりとおさまってしまう。その妖艶さ。今までクラウドの体になど興味を持ったことのなかったバレットも、一瞬で悩殺されてしまった。
「ほ、ほんとにやっちまうぜ・・・いいんだよな?」
「く、く・・・」
 クラウドは喉を鳴らして悦んだ。バレットの厚い唇がその喉をおおう。
「ああんっ、セフィい・・・」
「・・・どーもやりづれえな、その“セフィ”ってのはよ・・・」
 腰をすりつけてくるクラウドを横たえながら、バレットは一人ごちた。
「ま、何でもいいか・・・役得だよな」
 

 同じ頃・・・。
 満身創痍のティファが、大空洞のセフィロスのもとに、ようやっとたどりついていた。
「・・・!」
 が、すぐに彼女の瞳に、失望が走った。
 セフィロスには翼が一枚あった。そして、ああ・・・。
 セフィロスには下半身がなかったのだ。


「ああーー!セフィ」
 バレットのたくましいものをのみこんで、クラウドの体が大きく弧を描いて反り返った。続いて襲いかかる絶え間ないリズム運動。クラウドはゆすり上げられるままに叫ぶ。
「いい・・・いいよセフィロス。待ってたんだ・・・あああ・・・なんてすてき・・・」


(おまけ・・・作者にとっての・・・シーン)
「どうした?シド・・・」
「いや・・・何だか、胸騒ぎしやがるんだよ・・・。クラウドのヤツ、大丈夫だろうな」
「・・・悪いシドだ。2人きりの時は、私のことだけ考えてほしいのに・・・」
「ああっ!・・・てやんでえ、オレが何考えようと、オレの勝手・・・ああああああー!」
「ほんとうに悪いシドだ・・・。もう何も考えられないようにしてやろう・・・私以外のすべてのことを」


「クラウド・・・クラウド、お前、カワイイなあ・・・」
 バレットは、自分の腕の中で可愛らしく燃えるクラウドにささやいた。
「最初からこういうとこ、見せてくれりゃあよ・・・そしたらあんなにいじめたりしなかったのに・・・」
「はああああん!」
 クラウドは、ちろりとピンク色の舌を出して、唇のまわりをなめた。
「すてき・・・セフィすてき・・・なんか、いつもよりたくましいよ・・・ああ、もっと、もっとして!めちゃくちゃに・・・してえ」
「ほんとにオレだって分からねえんだな・・・。可哀相に」
「セフィー・・・」
「あんな薄情な男の名前、呼び続けてよ・・・。可哀相になあ。幾ら呼んだって、来やしねえのに・・・」
 自分の分厚い膝の上で可愛らしい踊りを踊るクラウドに、バレットは、いつになく胸がしめつけられるのを覚えた。
 その時、さあっ・・・と、窓から風が吹き込んだ。
 バレットは顔を上げた。その顔がこわばる。人影が、窓際に立っていた。
 長い銀色の髪が、風になぶられて吹き上げられた。
「セ・・・!」
 バレットの喉の奥で、声がこわばりついた。
「セフィ・・・ああん、どうしたの?」
 クラウドは何も気づかない。バレットの膝の上で、催促するように腰を揺すった。
「まだだよ、セフィ。オレまだ足りない・・・・」


 明日はバレットVSセフィロス対決編?それとも・・・。
 もはや何と言うか、自分でもストーリーの行方がわからない。誰かオチをつけてくれえええと無責任を叫びたくなるあぐりでした・・・。
 最初はただのコルクラのつもりだったのにねえ。どうしてこんなコトになっちゃったんだろ・・・ほんとに最後までつきあってくれる方はいるのでしょうか・・・。あきれられてるような気もする。
 明日、仕事しながら続きは考えます。今夜はここでかんべんして下さい・・・。
 (ネタも募集します、誰か助けてくれええ)


[小説リユニオン「改」トップへ]