あぐり先生


投稿者 暴走ライダーあぐり 日時 1997 年 8 月 24 日 22:15:18:

 なんか反省文のほうが意外な展開になったので、気分転換させて下さい。前から考えてたルード×レノ やってるだけバージョン・・・デス。
 脳ミソ腐らせたくないという方は、この場で引き返して下さい。まだ間に合うぞ、と・・・


「せんぱい、せんぱい」
 イリーナはたかたかたか・・・と軽快に廊下を駆けて来て、レノ先輩の部屋の前まで来ると、
「いいですかあ、入りますよう・・・きゃあああああ!」
 ドアを開けるなり、絶叫して立ちすくんだ。
 なにしろ室内は落花狼藉のありさま。スーツとネクタイが2人分、床に散乱して、ベッドでは、ハダカの背中をこっちに向けたルード先輩と、その膝の上のレノ先輩が、何やらゆっさゆっさと真っ最中だったからだ。
「・・・・」
 相変わらず無口なルード。
「うるさいぞ、と」
 レノは、ルードの肩越しに振り返って、後輩をにらんだ。
「ひとの部屋に入る時には、ノックしてから入るんだぞ、と・・・オーケー?」
「はいっ、ししし、失礼しましたっ」
 イリーナは慌てて部屋から飛び出し、ドアを閉めて逃げていった。
「いいのか、追い出して」
「邪魔はさせないぞ、と・・・。なあに、こんなことくらいで逃げ出すんじゃあ、別に大した用事じゃないだろう・・・と」
「・・・」
「にしても、カギくらいかけておけばよかったかな、と・・・」
「おい、途中だぞ」
「ん・・・」
 結局2人はそのまま、イチャイチャを続行した。いや、しようとした。
 ビイイイイッ!と内線電話が不粋な音を立てたのは、この五分後だ。
「ンもう、うるさいぞ、と・・・」
 ルードが受話器をとり、レノの耳元に押しあてた。
「・・・はい、こちらレノ」
「・・・と、ルードもそこにいるだろう」
「あ、ツォンさん・・・と」
 ツォンの、いらつきを押し隠した声が響いてきた。
「分かってるんだ。呼びにやったイリーナを追ん出したろう」
「・・・何スか、それ。何かの間違いっすよ」
 ちょっとかわれ、と向こうでひそひそ声がして、すぐに相手が交替した。
「社長命令だ。すぐに服を着て、社長室に来い。十分だけ待ってやる。十分だ、急げ!」
「げ、若社長・・・と」
 ルードは受話器を置いた。
 2人は身をしぶしぶ離した。
「・・・イリーナのやつ、チクりやがったな、と・・・」
「まああれも職務熱心の一種だろう」
「それにしても若社長も野暮だぞ、と・・・知ってるんかね、このレノ様も、オマエさんも、実は自分の父親が仕込んだカラダだってことをね・・・」



 こんなものですかね。続くのかな・・・?
 どっちにしろ、読んでくれた貴女には大大感謝。ありがとうございましたっ。


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