那津子先生の第1弾 |
「ふぅ・・ん」
神羅ビル。
ルーファウスの私室
彼は目の前の少年に冷ややかな視線を向けた。
自分とたいして年の変わらない金髪の−−−クラウドという少年に。
ルーファウスはゆっくりと立ち上がり、クラウドの顎にてをそえて唇を重ねた。
クラウドは少し体を震わせ、ルーファウスにしがみつきながらくちづけをうける。
「成る程・・・欲求不満な奴等にはいい玩具だな・・」
・・・自分がそうであるように・・か?・・
クラウドは虚ろな目をしたまま何も言わない。
ふと、ルーファウスの口が開き、クラウドの喉を舌先でくすぐった。
クラウドは眉を寄せ、震える息をひとつ吐く。
「ふん・・」
ルーファウスはつまらなそうに呟くとクラウドの頭を両腕で抱え、そのまま押し倒した。
「あっ・・あぁっ・・」
不意にクラウドがたまらなくなったようにルーファウスにくちづける。
貪るようなくちづけにルーファウスはおざなりに舌で応える。
すぐにクラウドはルーファウスから唇をはなし、そのまま首筋に顔をうずめた。
ルーファウスは黙ってクラウドのベルトに手をかけわずかに熱いものに触れる。
「ああっ・・・ぁぁぁぁあ!!」
ルーファウスはクラウドの弱点と思しきところを巧妙に愛撫し、クラウドの乱れるさまを冷ややかな眼でみている。
「くうっっ・・ああぁっ・・」
堪えきれなくなったクラウドが無我夢中でルーファウスに抱きつく。
「俺が欲しいか?・・クラウド。」
クラウドの耳にルーファウスが囁く。
「・・・・」
涙目でクラウドが頷いた。
ルーファウスはクラウドを引き寄せると、柔らかな接吻を見舞い、体を重ねる。
「ああぁっ・・あ、・・くっ・・」
クラウドの体が派手に反り返り、抱きつく手に力がこもった。
「もっと・・好くして欲しいか・・?」
ルーファウスの抱き方の激しさが増すと、クラウドも声を荒げて、それに応える。
「くぁっ・・・・・っあ・・あああ!!」
クラウドの声が甘く伸びる。
ルーファウスはしがみついているクラウドを抱きしめ、何かを囁いた。
だが、クラウドは意識が明滅するのにつられ、何を言われたか解らないまま、記憶を闇に沈めていった・・・・・・