(み)先生の第1弾

今日往復徒歩2時間かけて病院へいったんですけど、その道中におもいついて、かいてしまいました。
セフィロスファンの皆様、ごめんなさい!
ちょっと疲れと暑さで頭がヘンなんです。



それは、ある夜の出来事でした。
なんだかお腹の調子の悪いセフィロスはいつもより早くベッドに入っていました。隣ではクラウドが眠っています。
「まったく...あどけない顔して...。」
セフィロスはクラウドの髪をそっとなでました。
すると、突然クラウドが飛び起きました。
「クラウド。起きていたのか。」
「グウェヘヘヘヘ。」
「!?クラウド?」
いつもなら可愛く甘えてくるはずのクラウドが、今夜は違うようです。
「どうしたというのだ、クラウド!」
「キョエッ、ケケケケケ!」
クラウドはあやしげな奇声をあげてセフィロスに襲いかかってきました。
「◯◯◯を×××してやるクウェケケケケ!」
「クラウド、いったいどうしたというのだ!しとやかで可愛らしいお前がそんな言葉を口にするなんて!」
セフィロスは、とっさにクラウドから身をかわしました。
(何かがおかしい、何だ?...はっ!まさかさっき食べたカツ丼がいたんでいたのか?...そうだよな、俺もいまお腹の調子わるいし...しかし、普通食中毒が頭にくるか?)
そんなことを考えつつセフィロスはクラウドから逃げ回っていました。
(食中毒なら、胃薬でなおるのか?)
セフィロスはとっさに引出の中の薬をクラウドに飲ませました。
すると、今まで暴れ回っていたクラウドの動きがピタリと止まりました。
「...だいじょうぶか?クラウド。」
「♪あっかいきりんさん、ピンクのぞうさん、ふ〜わふわ...♪」
「なんだって!?」
セフィロスは慌てて薬をよく見ました。
「ボラ◯ノールだと!?なんだこれは!!!」
クラウドはすっかりヤバイ人間になっています。セフィロスはかなりあせっていました。
(ま...まずいぞ、これは。とにかく、薬をはかせないと。)
そう考えたセフィロスは思わずクラウドの足をつかみ、逆さまにして振りまわしました。
その拍子にクラウドの頭が机の角に命中してしまい、彼は気をうしなってしまいました。
「お、おいクラウド!!!どうしたー!!!」
すっかりパニックなセフィロスは自分のしたことに気付いていないようです。
「え、ええと、意識のない人間には...ええと、そうだ!ショックを与えるんだ!」
セフィロスはとっさに剣を握り締めました。
「みね打ちにするからな、クラウド。」
サクッ!!!
「うおおおおお!これはクラウドのバスターソードじゃないかああああ!」
クラウドはすでに血まみれです。でもまだ意識がもどっていません。
「か、回復魔法!ええと、『トルネド!』じゃなくて、『アルテマ!』じゃなくて...」
そうこうしているうちにクラウドはどんどん弱っていきます。
「そ、そうだ『ケアル』だ!『ケアル、ケアル、ケアル......。』」
セフィロスはMPが尽きるまでケアルを続けました。ケアルラやケアルガなんてものの存在はすっかりどっかにいっているようです。
そのかいあってか、クラウドはなんとか回復しました。
そもそもの原因と思われるカツ丼も消化してしまったらしく、すっかりいつものクラウドに戻っていました。
「セフィロス...?どうしたの?」
「い、いや、何でもないさ、クラウド。」
セフィロスはクラウドを抱きしめました。そして心に誓いました。
(クラウド...賞味期限のチェックは徹底するからな!)



ふえええええ!おこらないでくださいねええええ!
速攻で逃げちゃいます!


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