(み)先生の第1弾

すみません、長くてくだらないです。
「読んでもいいよ」という奇特な方がいらしたら読んでやって下さい。
次はもっと精進いたします(;;)



昔々ある所に銀髪の漁師が住んでおりました。
名前を浦島セフィロスというこの漁師は、魚をつるよりも美少年を釣るほうが好きなようで、近所の年頃の息子を持つ親から恐れられていました。

さてある日のこと、めずらしく仕事をする気になったセフィロスが海辺を歩いていると、子供たちが一匹の亀をいじめている光景に出会いました。
最初はシカト決め込もうと思ったセフィロスでしたが、いじめている子供の中にちょっと可愛い男の子を見つけると、いそいそとその場に近づいていきました。
しかし、子供たちも親に何か言い聞かされているのでしょう。
セフィロスが近づくやいなや一目散に逃げていきました。
「まったく最近の子供は・・・。」
不満気につぶやいて、セフィロスはふと亀に目をやりました。
「おや...?」
確かに亀ではありますが、顔だちはまさに美少年です。
「あ、あの、助けていただいてありがとうございます。お礼に僕たちの住む竜宮城にお連れいたします。」
おどおどしながら亀がいいました。
「ふむ。それもいいかもしれんな。(亀でこの顔なら..)」
こうして亀と邪な考えのセフィロスは竜宮城へと向かうことになりました。

竜宮城ではこれまた美少年顔のタイやヒラメ達が二人を出迎えました。
そして、亀の話しを聞いて、セフィロスのための宴を始めました。
(これは想像以上だな。しかし、いくら私とて魚や亀ばかりでは...。)
セフィロスがそんな事を考えていると、奥の方から美しい人がやってきました。
「ようこそ竜宮城へ。私はここの主で乙姫クラウドと申します。この度は私どもの亀が大変お世話になったようで。」
「いや、たいしたことではない。」
「お礼といってはなんですが、どうぞごゆっくりしていらして下さい。」
「お礼ならそれよりも...」
言うが早いか、セフィロスは乙姫クラウドを押し倒していました。

それからというもの、連日連夜セフィロスの暴挙はつづきました。
乙姫クラウドだけでなく魚や亀までもが犠牲になっておりました。
「乙姫様、このままでは私達みんな壊れてしまいます。」
亀や魚が涙ながらに訴えました。
「それは私も同じこと。何とかしてセフィロスを陸に戻さなければ。」
皆それぞれ痛む腰をかかえながら知恵を出し合いました。
「ここはやっぱり睡眠薬を飲ませて連れ出すしか...まともに立ち向かってもかなう相手じゃないし。」
というわけで、セフィロスの食事に大量の睡眠薬が混入されました。
何も知らないセフィロスはそれを食べ、眠り込んでしまいました。
「やったあ!これで自由だ!」
皆口々に喜び合いました。そして、セフィロスを亀の背中に縛りつけました。
「さあ、セフィロスが目覚めないうちにチャッチャと捨ててくるんですよ。そうそう、一応お約束だから玉手箱も忘れずにね。」
乙姫クラウドは喜々としていいました。

セフィロスが気がついた時、そこはもとの海岸でした。
「くそっ!計られたか。」
ふと足元をみるとそこには玉手箱がありました。
セフィロスがそれを手に取り開けて見ると、中からは白い煙がでてきました。煙に包まれたセフィロスはおじいさんになる...予定でしたが、ジェノバ細胞がきいているのか 見ためになんの変化もありませんでした。
「おのれ、手土産だとおもったらただの煙だとは。もう許さん!」
頭にきたセフィロスは海の中へと進んでいきました。
「この私をなめるとどういうことになるか教えてやろう...」

そんなこととは露しらない乙姫クラウド達は喜びの宴の真っ最中でした。
−コンコンコン−
「あれ、乙姫様誰かきたみたいですよ?。」
「変ねえ。ここには誰も来ないはずなのに...」
乙姫クラウドが門をあけるとそこにたっていたのはまぎれもなくセフィロスでした。
「ま、まさかそんな...」
「よくもこの私を騙したな。」
言うが早いかセフィロスはまたもや乙姫クラウドを押し倒していました。

こうしてセフィロスはまた竜宮城で優雅に暮らすこととなりました。
めでたしめでたし!?



いざ、ばっくれ!!!


[小説リユニオントップへ]