透さん、だいぶ遅くなりました。
平和な妄想…もしかしたら、これで終わりかっ!?です。
なんか、だいぶ前から平和な妄想ってどっか消えてますね…。何か書くかな。
さて、行きましょうか。とりあえず、2人とも学生ということで。
ゆっくりと瞼を開けると、そこには青空が見えた。
雲一つ無い、きれいな空………。
それは、俺のたった一人の恋人を思い出させた。
「…クラウド…? 起きたか…?」
ふと、隣から優しい声が聞こえる。
俺の一番大切な人。そして、大好きな人の声。
「…ザックス…いたなら起こしてくれたって…」
朝からかったるい授業を全部ふけて、ここでごろついていた。
この様子では、まだお昼を少しすぎたあたりだろうか。
体を起こして、隣に座っていたザックスに体を向ける。
「気持ちよさそうに寝てたから、起こせなかったんだよ…」
優しい微笑み。この優しさが心地よくて、ザックスの腕が暖かくて、だから、ザックスを選んだ。
たった一人の相手に。
「クラウド、寝てても美人だから起こすのがもったいなかったともいうけど」
「…俺、寝顔見られてるよりは、ザックスと話してる方がよかったなぁ」
ザックスの前でなら、わがままも言えた。
俺を甘やかしてくれるからじゃない。
なぜか、ザックスの前では素直になれた。
だから、やっぱりザックスってすごいなっておもった。
俺に人を信じる気持ちを教えてくれたから。
いつだって裏切られてきた俺を、信じさせてくれたから。
「天気、いいな…このまま寝てるか?」
「一緒に?」
「どーせ朝からサボってんだ、良いだろ…」
そう言ってごろん、と転がるザックスのひざに頭を乗せる。
「おいおい…(汗) こっち来い、こっち(汗)」
「いーの? 腕、しびれるよ」
「おまえの重さならぜ〜んぜん大丈夫」
言葉に甘えて、膝枕から腕枕に変更する。
こうして近くにいると、俺とザックスの体格の差を思い知らされる。
俺だって男なのに、ぜんぜん細いままで、ちょっとだけやきもちを焼く。
やいたって、仕方ないんだけどね…。
「…ザックス…?」
「…ん…」
もう既にまどろんでいるザックスの耳元で、聞こえないくらいの小さな声でささやく。
「…大好きだよ…」
その言葉は、風に乗って消えた。
多分、ザックスには届いていない。
でも、届ける必要もないかなって思う。
そんな確かめが必要なほど、この思いは弱くないから…。
そして俺も、夢の世界に入る。
ザックスの、確かなぬくもりを感じながら…。
翌日(都合上、ザックスとクラウド同じ学年)
「クラウド…大丈夫か(汗)?」
「大丈夫…まさか、お日様沈みきる頃まで寝てるなんて思わなかったけど…」
昨日、再び目を覚ましたときにすでに日ははるか海の向こうへと沈んでおり、あたりはうす闇に包まれていた。
慌ててザックスを起こして家まで帰ったものの、やはり風邪をひいてしまったらしい。
それも、俺だけ…。
「う〜…」
ちょっと熱でぼぉっとする。
心配そうなザックスの視線を背中に、ホームルームが始まる。
「しずかに、皆さん。転校生を紹介します」
担任の声が、教室に響く。
教室内は一瞬静まり返り、だがすぐに元の喧騒を取り戻す。
あまりにも季節はずれな転校生だった。
(…だれだろ?)
ざわっ。
転校生が教室にはいってくる。
クラウドも、その人を見るために、顔を教卓の方へと向けた。
…この時までは幸せだった。
ずっと幸せが続くと思ってた。
この、嵐の転校生が来るまでは………。
ネクストっ!
以上。透さん、どーでした?
ちなみに、俺、続き書きませんよん(笑)
誰か続き書いてくれるのまってます〜。
ギャグにもシリアスにもなりようがあると思いますよ。
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