夏殷先生の小説リユニオン第3弾

2nd

ついに ザックスが恐れていた日がきてしまった。
ソルジャー育成合宿(前回とちがう?(汗))の日が。

(やっぱり・・・・・)
体力づくりのための 山登りのとき。数人+教官で行くわけだが・・・クラウドの班には 予想通り セフィロスがついていた。
(クラウド・・・無事で帰れんのかなぁ(汗))

しばらくして・・・・

「・・・まいったな・・・」
「すいません・・・俺が不注意でした・・」
今 クラウドとセフィロスがいるのは 崖の下のあたり。
クラウドが足を滑らしたのを セフィロスが助けようとして 結局二人とも落ちてしまったのだった。
「それはいいが・・・ここらは 夕方からは異常に寒くなるんだ。雪嵐になるのも 珍しくないそうだ。早くもどらないと・・・やばいな。」
「・・・くしゅんっ」
言っているそばから クラウドが小さくくしゃみをした。
「クラウド 寒いのか?」
「あ・・・だいじょっ・・・へくしゅっ!・・だいじょぶ・・」
クラウドが言い終わる前に セフィロスの腕が彼の体を抱きしめていた。
「これで少しはよいだろう。ファイアで燃やせるものもないしな。」
「あ・・・は・・・はい・・・。」

前にふれた彼の手はとても冷たくて まるで人形のような冷たさがあったのに 今自分を抱いていてくれる手はとても温かい・・・クラウドはそう思った。
なぜか とても安心できた。

寒さが増してさらには雪まで降ってきた。
「さ・・・む・・・い」
クラウドの額が熱を帯びてきている。
「・・・しょうがないな・・・」
黒いロングコートの中から 気付け酒のはいった小さな瓶をとりだして自らの口に含み クラウドの口内へ流し込んだ。
「・・んっ・・・ぅ・・・」
きつい酒がクラウドの体の中を支配しはじめる。
「・・は・・・ぁっ・・っ」
セフィロスの唇がクラウドから一度離れ 今度は彼の首筋へ口づけた。
初めての感覚にクラウドは頬を上気させ 苦しげに喘いだ。
抵抗しようとするが その手にはもう力が入らない。
「あっ・・ぁ・・・セフィ・・・ロ・・・スぅ・・・やっぁ・・・」
セフィロスの手がクラウドの足のほうにのびたとき・・・

「クラウドぉ!!セフィロスぅ!!どこにいるんだぁぁ?!!」

お邪魔隊・・・もとい救助隊がきたようである。
ザックスのどでかい声が響く。
セフィロスはクラウドの服をさっと整えさせた。

「ザックス!ここだ!」
「なんだよ!!ったく〜〜!!心配したんだぜぇ?!」
「心配してくれと言った覚えはないが。」
「っく〜〜〜〜(ーー+)かわいくねぇっ!!ふーんだ!いいですよぉ〜。俺が心配だったのはクラウドだけだもんね」

当のクラウドは・・・その後2週間熱が下がらなかったという。(笑)



さくさくさくさくっ!!!

逃げます!!エスケプ!!


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