ヒーデ先生の第4弾

この世界のエネルギーを支配し、政治をも動かす企業”神羅カンパニー ”
エネルギーの源・魔晄エネルギーを使った発電施設”魔晄炉”により神羅カンパニーは不動の地位を築いていた。
しかし、コレル・ゴンガガの2つの魔晄炉の事故により、神羅カンパニーに不満を持つ住民も増え、なかでも組織“アバランチ”を結成して反抗する動きが大きくなっていた。
このような情勢の中、神羅ビルの会議室で、ある会議が行われていた。

プレジデ神羅「諸君、知っての通り、我が神羅カンパニーに対しての住民の
       不満が高まりつつある。そこで、なにか案を出してもらいたい。」
ルーファウス「親父、いや、社長!、簡単な事ですよ。反対勢力は我が軍事力で
       殲滅すればいいんですよ。」
ハイデッカー「ガハハハハ、さすが坊ちゃん」
スカーレット「キャハハハ、そうですよ、我が最新兵器があれば、あんな反乱分子
       すぐいなくなっちゃいますわ」
パルマー  「うひょひょひょ」(踊ってるだけ)
プレジデ神羅「そうしたいのはやまやまだが、クリーンなイメージも保ちたい。
       従って、そのやり方ではだめだ。ん、宝条くんがいないな・・・
       まあいい。リーブ君、なにかあるかね?。」
リーブ   「・・・そうですね、都市開発責任者として申し上げますが・・・・
       新たに、スポーツ施設などのスタジアムを建設してはどうでしょうか?
       それにより・・・・」
プレジデ神羅「おお。妙案だ!リーブ君」
リーブ   「まだ話が・・・」
プレジデ神羅「いや、わかるぞ。反抗勢力とスポーツによる試合を行い、その中で、
       相手を抹殺すればいい。試合中の死亡は事故として処理されるので、
       我々のクリーンなイメージも保たれる。」
リーブ   「いえ、私はそのような事は・・・」
プレジデ神羅「早速、そのスタジアムの建設だな、・・一応多目的なスタジアムを
       作っておけば、あらゆる競技に対応できる。
       あとは競技種目だが、私が好きなので野球に決定だ。
       リーブ君、スタジアムの建設には時間はどのくらいかかるんだ?」
リーブ   「まあ、約1年ぐらいでしょうか・・・」
プレジデ神羅「わかった、その1年間で野球機構を確立させろ、いいな。
       それから名目上この野球機構のコミッショナー兼審判も、
       君がやりたまえ!、リーブ君」
リーブ   「社長!、そんな・・・」
プレジデ神羅「いいな、すぐに取りかかってくれたまえ。アバランチとかいう輩にも
       すぐチームを作るよう、連絡するんだ。それから、彼らからの連絡は、
       秘書を通すように。」
リーブ   「わかりました・・・社長」
プレジデ神羅「後は、我々のチームメンバーだが・・・」
宝条    「・・・そのことは、私にお任せを!」
プレジデ神羅「おお、宝条君、来たのか。」
宝条    「私のジェノバプロジェクト、セフィロス・コピー計画で作ったものを
       選手にすればよいのです。今日はその者たちも連れてきました。一部
       失敗作もいますが・・・」
失敗作   「宝条博士、僕にもナンバー・・いや背番号下さい。」
宝条    「えーーいだまれ、この失敗作め!」
失敗作   「うわーーーー、ゼ・ノ・ギ・ア・ス・・・・」
助手    「宝条博士、失敗作が逃亡しましたが・・・」
宝条    「ほおっておけ!所詮、失敗作だ。影響はない。」
プレジデ神羅「宝条君、選手育成はまかせたぞ。」
宝条    「・・・・・わかりました。」
プレジデ神羅「次に、ハイデッカー君!」
ハイデッカー「ハッ、社長!」
プレジデ神羅「タークスを使い、アバランチのチーム作りの邪魔をするんだ!。」
ハイデッカー「ガハハハハ、社長、お任せを!」
プレジデ神羅「あとは、スカーレット君!」
スカーレット「キャハハハ、なーに社長!」
プレジデ神羅「君の才能を使い、特殊な野球用品を開発してくれたまえ。
       殺人兵器となるような。」
スカーレット「キャハハハ、簡単よ、任せてね、社長!」
パルマー  「うひょひょひょ、社長!、僕は?」
プレジデ神羅「パルマー君!、君は何もなし!」
パルマー  「うひょひょひょ」(踊ってるだけ)
        :       
        :

というような事により、急遽 ”野球対決”となったのでした。
さて、神羅カンパニーからの野球対決の知らせはそれからすぐ
”アバランチ”のリーダーバレットに届きました。
そして、彼らのアジト「セブンスヘブン」の地下にて会議を開いていた。

バレット「みんな、今日集まってもらったのは他でもねえ。実は神羅の奴らから、
     野球で勝負しようと言ってきやがったんだ。」
ティファ「それで、バレット、どうするつもり?」
バレット「決まってるぜ、受けて立とうじゃねえか!」
ティファ「でも・・・」
バレット「どうした、心配か?このバレット様がいれば安心だぜ!」
ティファ「バレット、知ってるの?・・・野球を」
バレット「え?」
ウェッジ「・・・野球は最低9人いないとできないっす」
ティファ「そうなのよ、バレット。それに・・・」
バレット「なんだよ、ティファ。言って見ろよ!」
ティファ「野球はね、ボールを取って素早く投げるスポーツよ。だから・・・」
ビックス「バレット、片手じゃ野球の守備はむずかしいぜ。」
バレット「なんだって、それじゃ何か!オレ様は野球ができないっていうのか?」
ティファ「いえ、片手でもバットで打つことは可能、攻撃はできるけど・・・・」
バレット「おお、そうか、ならオレ様にピッタリじゃねえか。攻撃専門で。」
ビックス「野球は守備と攻撃両方やるんだぜ、バレット。」
バレット「なっなんだって!?」
ジェシー「バレット、う・か・つ。」
ビックス「野球もよく知らないくせに、バレット、いばってんじゃねえよ。」
バレット「う、うるせえーー!」(ビックス殴られ、天井に引っかかる)
ティファ「と、とにかく、なんとか野球ができるように・・・・
     まずメンバーを集めましょうよ」
バレット「ふうふう・・そ、そうだな、・・・・・
     このままじゃオレ様を入れても5人だからな。で、どうする?」
ティファ「そうねえ・・・」

このような事で、さっそく人材を集めようとしましたが、執拗なタークスの邪魔
が入り、なかなか集められませんでした。そして、半年が経ったある日・・・
この日も会議が行われてる「セブンスヘブン」の店に1人の男がやってきた。

男   「おや、女の子が1人で留守番、店は開いてないのか?」
マリン 「あっ、今はちょっと・・・、でもマリン、カクテル作れるよ!」
男   「そうか、じゃ一杯もらおうか。」

(ティファが地下から上がって来る。)

マリン 「あっ、ティファお姉ちゃん!」
ティファ「あれ、お客さんなの?」
男   「ん・・・ティファ?」
ティファ「ク、クラウド?クラウドよね?」
クラウド「・・・やっぱりティファか」
ティファ「あーやっぱり、クラウドだ。ニブルヘルムの街以来だね・・・・。
     元気だった?、心配してたんだから。」
クラウド「ご覧と通りさ。」(クラウド得意のポーズ)
ティファ「そう・・、あっ、クラウド、ソルジャーになれたの?」
クラウド「・・・まあね。でも、今は神羅をやめたけど・・・」
ティファ「そうなんだ。でも、クラウド、すごいじゃないの。
     ちゃんとソルジャーになるなんて・・・。今は何をしてるの?」
クラウド「・・・何でも屋・・・かな。」
ティファ「へえー・・・何でも屋か・・・だったら何でも出来るのよね」
クラウド「ああ」
ティファ「ちょうど良かった。クラウド!。野球できる?」
クラウド「や、野球?・・・まあ一応は・・・」
ティファ「そう・・ねえクラウド・・・あの日の約束覚えてる?」
クラウド「約束?」
ティファ「そう、約束!、私がピンチの時に助けてくれるっていう・・」
クラウド「ああ、その約束か、覚えてるよ。」
ティファ「クラウド・・・会ったばかりで・・その・・なんなんだけど、
     ・・・助けて!」
クラウド「どういうことだ、ティファ?」
ティファ「・・・メンバーが足りないのよ、野球の!」
クラウド「それのどこがピンチなんだ、ティファ!!」
ティファ「神羅カンパニーとの野球対決なのよ!」

(バレットも地下から上がって来る。)

バレット「どうしたんだ、ティファ?」
ティファ「あ、バレット!、ちょうど良かったわ。紹介するわね。
     彼は私の幼なじみで、元ソルジャーのクラウドよ。」
バレット「元ソルジャー・・・神羅・・・信用できねえな・・・」
ティファ「バレット!、私の幼なじみよ!。
     で、クラウド、彼がアバランチのリーダーのバレットよ。」
クラウド「・・・・・」
ティファ「二人ともちゃんとアイサツしてよね、もう、まあ、いいわ。
     で、バレット、今クラウドもメンバーに入ったから」
クラウド「ち、ちょっと待ってくれ、俺はまだやるとは・・・・・」
ティファ「えーーーー、私のピンチなのよーーー約束守ってよ。!」
クラウド「・・・仕事なら引き受けるが・・・」
ティファ「クラウド・・・・私の胸でパフパフしてもいいのよ!
・・・それとも、私のファイナルヘヴンが欲しいの?」
クラウド「わ、わかりました。積極的にやらさせていただきます。」
バレット「・・・・・(俺でさえもパフパフしてもらってないのに)」
バレット「まあいい・・・クラウドとかいったな!
俺はまだお前を信用しちゃいねえぞ。」
クラウド「バレット!、俺は引き受けた仕事は全力でやるぞ。」
バレット「じゃあ、クラウドよ!、こうしようじゃねえか!
まだ野球をやるにはメンバー足りねえみたいだから、おまえが
残りのメンバーを集めてこい!これが最初の仕事だ!」
クラウド「・・・やってやろうじゃないか!
パフパフ・・・い、いや、ティファの為にも・・・」
バレット「そうだな、まず、他のスラム街をあたったらどうだ!」
クラウド「いわれるまでもない・・・、任せてもらおうか!(クラウド得意のポーズ)」
ティファ「クラウド!、ガンバッテーー」
     :
     :
というような事で、クラウドは、”野球対決”の人材を探しに旅立ちました。
そして、野球対決まで残り数日になったある日、クラウドは戻ってきました。

バレット「で、クラウド!」
クラウド「約束通り・・・メンバーを集めてきたぞ!」
バレット「お、おい、まさか」
そこには、男性2名・女性2名・犬1匹・ロボット1体がいた。
クラウド「自己紹介をどうぞ・・・」
エアリス「スラムの花売り!」
ユフィ 「くの一!」
シド 「パイロットでい!」
ヴィン 「元タークス・・・」
レッド 「オイラは、いや、私は言葉を話せる犬だ・・・」
ケット 「いやーすんまへん。本体は別なんですですけど、
がんばらさせてもらいますわ!」
クラウド「どうだ!、最強のメンバーだ!」
バレット「クラウド・・・本気か?」
クラウド「あ、当たり前田のクラッカーだ(今このギャグをわかる人がいるだろうか?)」
バレット「・・・(クラウドめ、パフパフしてもらいたいために無理矢理集めたやがったな)」
クラウド「さ、さあ、さっそく練習だ!」
     :
     :
ということで、なんとか集まったアバランチのメンバー。
いよいよ次回から、本編の野球です。

つづく・・・?(続かないかもしれない)


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