ぶち先生の第5弾

いつも他人様にレス付けない癖にこんな投稿ばっかり。安藤会長様ご迷惑かけて済みません:。でもこの3連休ストレスたまってるんです。
許して下さい。



その夜。
「ほら、来いよ。」
シドが自分と交代で銭湯から戻ってきたばかりのヴィンセントを誘う。ヴィンセントはまだ濡れた髪の毛をたらしたままパジャマ代わりの白いTシャツをきて扇風機の前でくつろいでいる。
「・・まだ、暑い・・・。」
シドは麦茶のコップをふたつもってヴィンセントの横に座り、そっと彼の腕に触れた。普段は体温が低いヴィンセントの体だが、今は湯上がりのせいかしっとりと熱を帯びている。シドはその腕をつかんで自分の方に向かせると、麦茶をひとくち口に含みそのままヴィンセントに口移しで与えた。だが、ぼんやりしていたヴィンセントはそれを受け止めかねた。唇のはしから漏れた液体が彼の服を濡らす。
「・・・つめたい・・・。」
「いちいちうるさいヤツだな。」
シドはヴィンセントの顎をそっと舌で拭いそのままもう一度キスをした。
今日は抵抗はしないようだ、とシドは思った。この男は精密な機械と一緒だ。いつでも「前回と同じ」と言うわけにはいかない。前には素直に受け入れた行為でも次の時には激しい拒絶にあうこともある。
シドは静かに目を閉じているヴィンセントに3度目のキスをするとそのまま自分の方に抱き寄せた。形の良い唇に舌をすべり込ませると素直に受け入れる。茶色いしみの付いたTシャツを脱がせ、黒髪をかき上げて耳たぶを甘く噛んだ。そのまま小さなキスを繰り返しながらせわしなく動く舌を首筋の方へはわせていった。
首筋から肩、肩から胸へ、シドはヴィンセントのほっそりとした白い体に慎重に触れていく。自分と同じ生物のものとは思えない、華奢で壊れ物のような体だ。だがこの体は扱い方さえ間違わなければ自分の思い通りに動いていく。操作の効果を確かめるようにシドはゆっくりと愛撫をくわえる。
「・・・重い・・・。」
こらえかねたようなため息が上がる。
あまりに相手の思い通りに反応する自分の体を恥じるようにヴィンセントが言う。
「ああ、悪い・・。」
シドがそっと体をずらす。だがそれが拒否ではない証拠にヴィンセントの腕がシドの背中に回された。細い指がシドの背中をなぞり、ぞくっとするような快感を与える。だが、他人に何かを与えられるより自分で支配したがる傲慢な男はさらにきつく相手を責め立てた。
激しい動きの下で白い体がしなる。背中に回された指は何かにすがるように爪を立てた。ヴィンセントはもう何も言わない。ひどい罰を与えられた人間のようにきつく眉を寄せて耐えている。ただ小さく開かれた唇から言葉にならない声が漏れる。やがてその声が一つの単語になることをシドは知っていた。
「・・・ィア・・。」
そして一瞬ひどく満足そうなほほえみを浮かべると意識を失ってゆく。
このときシドはいつも精巧な機械を思い通りに操作しおえたエンジニアのような満足を感じる。



ほんと、だから何なんだって感じですね。
このやまもオチも意味もないところがやおいってことで許して下さい。
単に自分が書きたかっただけ・・・。しかも途中で家族が帰ってきてしまって送るか消すかしかなくなってしまって、消すのも悔しくて送ってしまいました・・・。
何をやっているんだか・・・私。


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