あゆりん先生の第一弾

同人やってて結構長いが色気Oな私がここで始めてリミットブレーイク!(爆死)
・・・でも笑いを取るところはやはり大阪の血なのかしらん・・・。
パノラマさん、少しでも気に入って頂ければ幸せです。安藤会長にも捧げさせてくださいね〜〜〜。(でも、ヴィンクラ。ははは)



「たまには部屋割り変えようぜ!」
言い出したのはバレットだった。
「たまにゃあ俺だって馬鹿酒飲みたいんだけど、クラウドのやつ、ノリが悪くてもりあがんねえんだもんよ。」
「・・・この状況で酒呑む奴のほうがおかしいだろ、馬鹿。」
「なにをっ!」
長くさ迷い続けてやっとたどり着いた町でのことである。
結局、疲れていようと、敵がいっぱいいようと酒を飲むことに意気投合したバレットとシドが同室になることが決まり、二人はちゃっちゃと酒瓶担いで部屋に行ってしまった。
「まあ、たまには交代もいいかもね。」
「そうですなあ、ほなお休み。」
いいながら、いつものメンバーで去っていくナナキとケット・シー。女の子3人組みはこれだから男はね〜、なんて言いながら華やかに去っていった。
後に残されたヴィンセントはぽかんとしながら(決して顔には出ないのだが)クラウドを振り返る。なんだか居心地悪そうに頬を掻くクラウドに、ヴィンセントはため息をついた。
「・・・兎に角、部屋にいくか?クラウド。」
「・・・・なんだかなあ・・・」
息をついてヴィンセントの隣に並ぶと、その鮮やかな金髪がさらりと流れた。
なんだか眼のやり場に困って上を向いてみるヴィンセントをけげんそうな表情で、クラウドが見上げた。
「・・・・あまり、見るな。」
「何で。」
「・・・・照れるじゃないか・・・・」
「あ・・・・?ああ。」
人に見られる事が馴れなくて嫌いだとこの男がいつか言っていたのを思い出して、一人納得して部屋に入っていくクラウドを見送り、ヴィンセントは深いため息をついて、バレットを呪った。
「理性が持たなかったら知らんぞ、俺は。」
奥からクラウドが呼ぶ声がする。
仕方なく部屋に入ると、ヴィンセントはそこで硬直し、反射的にバンっと後ろ手にしていた扉を全体重をもって閉めてしまった。
暫く木霊するそのうるさい金属音がそのまま頭に鳴り続ける。
目の前で、クラウドが装備を外して着替えていた。ばさりとベッドに落ちるソルジャー服。
童顔のわりに鍛えられ、均整の取れたしなやかな身体を目のあたりにして、ヴィンセントは心の中で叫んだ。
(バレット・・・馬鹿野郎〜〜〜!!)
「どうしたんだよ、そんな所で固まって。」
「い・・いや、別にっ!」
「とにかく、あんたがどっちのベッドを使うのか教えてくれ。バレットみたいに俺は必ず右!とかいう奴もいるからな。さっさと寝て、体力温存しとかないと、あれじゃあの二人は明日の戦闘は当てにできんぞ。」
鼓動が大きくなるのが止められない。自分の心臓の音に耳が支配されるのを感じながら、ヴィンセントは片手で顔を覆った。
「ヴィンセント・・・・?」
傾げ首で振り向くクラウド。
自分の行動を理解する前に腕が、身体がクラウドを捕らえ、押さえつける。
驚き見開かれる蒼に輝く綺麗な目から視線を外せず、そのまま吸い付けられるように口付けた。
「な・・なにをするんだよ!ヴィンセント!」
やっとされたことを理解した、こちらも鈍いクラウドが真っ赤になって抗議する。
「私が知るか!止められるなら止めてる!」
「なんだよそれ!止めろよ、放せ!」
抵抗する力が強い。ヴィンセントは目を眇めながら、クラウドの両腕をつかみ、ベッドに縫い付けて叫んだ。
「なぜ、逃げるんだ!」
「嫌だから!」
間髪おかずに返された台詞に一瞬頭がフラッシュアウトする。
「当たり前だろ、お前なんかおかしいぞっヴィンセント!しっかりしろよ!」
「おかしくない!私は、ずっとお前を見ていた!お前だから神羅屋敷からも付いてきた!それがいけないことなのか?」
「なんだよ、それ!」
「男だからか?なぜ、受け入れてくれない?」
「普通、女だって逃げるぞ、こんなの!」
もみ合う二人の下でベッドが軋む。
「やだ・・っやだって・・止めろよ。ヴィンセント!バカ・・・あんっ!」
徐々に乱されて剥がされていく衣服を絡ませながら、クラウドの力が抜けていく。
「・・・クラウド・・・・」
思いに駆られて施す愛撫に夢中になりながら、ヴィンセントは思いの限りを下に組敷いた白い身体にぶつけていった・・・・。

「・・・・怒っているか?」
ぼそりと、小さな声が尋ねた。
横でけだるそうに金の髪を掻き揚げる青年はむっとした顔を崩さず、そっぽ向いている。
しゅんとしてしまったヴィンセントの耳に、微かにクスリと笑う声が聞こえた。
「・・・・まったく、切れると早いんだから。だから、さっさと人生投げたりするんだぜ、ヴィンセント。」
驚いて顔を上げると、軟らかな笑顔のクラウドがいた。
「あんた、犬みたいだな。大きな、すらっとしたカッコイイ奴。・・・・俺、そういうの、嫌いじゃないよ。」
ぼそっといって、クラウドはバッとベッドを降りようとした。瞬間しかめた顔に朱が走る。
思わず後ろから抱きしめた手を、上からそっと叩いてクラウドはそのままバスに入ろうとして、きりっとヴィンセントを振り返る。
「だから!今度は時と場所を考えろよ!でないともうこんな事、許さないからな!」
言って自分で真っ赤になったクラウドが、慌ててドアを閉める。
一瞬意味の解らなかったヴィンセントが、言われた言葉の意味を理解して、天に昇る気持ちになったのは言うまでもない。

そして次の日。

二日酔いの親父二人を尻目に、元気にクラウドを庇い続ける連続ブレイクのヴィンセントの幸せそうな姿があったのは、いうまでもない。



===ある意味幸せかなあ?長々とくだらないもの書いちゃってすみませ〜〜んっ! ブレイク度数低いけど、気に入ってもらえたら嬉しいなあ。

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