オッスと安藤の小説リユニオン

[一番手オッスのスタート!!]

(…あの時、)
ゴンガガ村の宿屋のベッドの中で、クラウドはぼんやり考えていた。
古代種の神殿で意識を失った後、仲間たちにここまで運ばれてからもうかれこれ3日は経っていた。
意識は戻ったものの混乱を隠せないクラウドに、仲間たちは休養を勧め、バレットとティファを付き添いに残してそれぞれ消えたエアリスを探しに旅立って行った。
そのバレットとティファも、先程「お前には時間が必要なんだ」と言って部屋を出ていってしまった。

かくして、クラウドは混乱した頭を整理すべく、独り物思いにふけることとなったのである。

(…あの時、セフィロスに会ったオレは、オレの身体は、細胞の一つ一つに至るまで喜びに打ち震えていた。心からセフィロスを憎んでいるはずのこのオレが、何故?)
そこまで考えてハッとした。
(…オレは、憎んでいるんじゃないのか? セフィロスを? オレの故郷を焼き払った男を? オレから全てを奪った男を?)
浮かんだ疑問に衝撃を受けて思わず身体を起こす。
(だったらあの感覚は何だ? 脳裡を焼き尽くす様な苦痛の裏で確かに感じた、あのとろけるような甘い感覚は? 目眩さえ覚えるような身体の火照りは?)
自分の身体が自分のものである事を確かめるため、両手でしっかりと己の身体を抱き締めてみる。ふと視線を落とした自分の手に、セフィロスの手が重なった。
「なっ?!」
見直すともう消えていた。
「…セフィ…ロス…」
思わず零れた言葉の甘さに唇が痺れてゆく。
胸の奥に湧き上がる、自分でも理解できない甘く切ない感情を押え込むように、クラウドはもう一度、きつく自分の体を抱き締めた。
”…クックックッ、そんなに切ない声で呼ばれては、現れないわけにはいかないな”
突然、セフィロスの声が頭の中に響いた。驚きでパニックを起こしかけているクラウドに構う様子もなく続ける。
”記憶は薄れても、身体は覚えているようだ。私が欲しくて仕方ないのだろう?”
「?! どういう意味だ!」
古代種の神殿でセフィロスに会った時に感じたあの甘さが、熱さが身体の奥で蘇るのを感じながら、それに抗うように必死で叫ぶ。全てを拒絶するように。
”そうあせらずとも、かわいがってやるさ。ゆっくり思い出すがいい”
頭の中から声が消えると、緊張に強張るクラウドの身体を生温かい手の感触が襲った。腕といわず足といわず、ひとしきりクラウドの身体を撫で回し満足すると、今度はポイントを絞った愛撫へと移る。首筋を舐め、胸や脇へ手を這わすような感覚に、クラウドは思わず吐息をもらした。
”クックックッ…”

[ここから安藤へバトンタァーッチ!! 安藤スタート!]

「っ…っく…」
誰もいない部屋のベッドの上で身をよじる。
まるで、ねっとりと絡み付く大気にじわじわと犯されているようだった。
露出した肌を伝う汗を何かが舐め上げる。
振り払おうともがいてもそこには何者も存在しない。
”無駄だよ、クラウド”
「あぅっ…っ!」
苦も無く服の中に侵入した手の感触がクラウド自身を乱暴に刺激する。
”わかっているのだろう?”
「あ…やめっ…、っや…ぁ‥」
”その身体の神経はおろか、細胞の一つ一つ全て…”
信じがたい状態で独り悶える羞恥心が身体を小刻みに震わせる。
切なげに振る頭が金の残映を残した。
”私のものだ、クラウド”
「う…ぁあっ!」
セフィロスの声と自分自身にいかされたようで、浅くせわしく息をついてぐったりとベッドに身を投げ出した。
全身を強烈な快感が脈打つ。
セフィロスには自分の醜態が見えているのに、そこにセフィロスの存在を、気配を感じるのに、クラウドにはただ聞こえて感じるだけ…。
「セフィ…ロス…」
名前を呼んでみる。
”私が欲しいのだろう…?”
薄く笑うセフィロスの端正な顔が思い浮かぶ。それだけで全身がぞくりと疼いた。
操られるように身を起こすクラウドの魔光の瞳に淫らな色がちらつく。
古代種の神殿の時のように、自分も周囲も無く、セフィロスの声だけが聞こえてくる。
鋭利な光をたたえたはずの目は、とろんとした夢遊病患者のそれに似て、どこか別の場所を見ているのかいないのか…。
”私を追ってこい、クラウド…”
唇の重なる感触。
セフィロスの舌を追って夢中で自分の舌をからめる。
小さめの口からちろちろと見え隠れする舌から口の端を伝い落ちる唾液が、首筋を通って鎖骨を這い降りる。第三者が見たらその妖艶な光景に愕然としただろうか。
クラウドの他に誰もいないその部屋で…。

”私を追ってこい、クラウド”
再び声がクラウドを誘う。
”その時こそ…よがり狂うまで、お前を犯してやろう。…可愛いクラウド”
部屋を支配していたセフィロスの気配が遠ざかる。
あられもない格好をしていたクラウドは、かくっと糸が切れた人形の様にベッドに崩れ落ちた…。
ドアを叩く音が聞こえる…。
(誰…? セフィロス…?)

★END★

安藤半死人で今ゴール!!〜セフィロス覚醒・メテオ発動に続く〜(嘘です)
本当はヴィンセントにクラウドの独りH(?)を見せようか…とか思った名残がラストです。一番皆様に想像して欲しい場面はラスト近くのセフィーにキスされてる気になってるいっちゃったクラウド。(手形小切手法及び債権総論の授業中にて)

〜後日談〜
安藤「…なんかこのリレー理不尽なものを感じる…私変なシーンしか書いてない…。しかし最初にこれ渡された時驚きましたよ。ルーズリーフのタイトルに”外国法”ってあるんだもん…。「外国法…これが…」とか思いまして。」
オッス「外国法ってスゴイでしょー。」
安藤「私の手形小切手法はもっとすごい。」
オッス「確かに。やっぱり3年にもなると大人の世界になりますね! 会長!!」
安藤「ばぶー、みっちゅでちゅー。」
オッス「違う。3百、でしょ?」
安藤「ヨボヨボしおしおーのぱー。」
オッス「ところで!(あまりにばかばかしいので話題を変える)感想欲しいっちゅねー」
安藤「言わずとも殴る蹴るの感想がもらえるし、セフィロス様の正宗も来るし、言う事なーしっ!!」
さくっ
オッス「セ…セフィロス様の正宗?! それってクラウドのモノじゃ…(爆死)。」
安藤霊体「ききき…君ってやつぁ! 下半身にしか興味ないんかいっっ?!」
オッス「うら若き乙女に何てコトを!(憤死)」
安藤「ちーーーん…」


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