あきあき先生の第1弾

投稿者 あきあき 日時 1997 年 8 月 10 日 22:59:53:

うーん、わけわからないものを書いてしまいました。
お暇な方は読んでやってくださいませ。



-古代種の神殿にて-

「セフィロス!!」

「フッフフフフ・・・」
「!!何だ!?」
突如、怪しげな含み笑いが神殿内にこだまする。その中心部ではヴィンセントが幸せそうに不気味な微笑みを浮かべていた。
「・・・ヴィンセント?おい、大・・・丈夫か?」
思わず逃げ腰になっているクラウドの声もヴィンセントには聞こえていない。彼はすたすたと歩き出したかと思うと、突然のヴィンセントの行動を面白そうに観察していたセフィロスの前まで赴きその顔を両手で包み込んだ。
「やっとお前に会えたな、セフィロス。フッ・・・私のことは『お父さん』と呼んで構わないいのだぞ・・・見れば見る程ルクレッツィアに生き写しだな」
囁くようにそう告げるとヴィンセントはセフィロスの顔の輪郭をなぞるように触れていく。
「目元も、鼻筋も・・・唇も」
「・・・何のマネだ」
さすがに面白がってはいられないと気付いたセフィロスが振り払おうとするがその腕は逆に捕らえられると、次の瞬間には身動きが取れないように抱きしめられていた。
「何も遠慮する必要など無い。さあ、我が愛しの息子よ、この父の胸に飛び込んでくるがいい」
飛び込むも何もすでにセフィロスは本人にとってはなはだ不本意ながらヴィンセントの腕の中である。泣く子も黙る伝説の英雄相手にこんなことをしてのけるとは、恐るべしヴィンセント!恐るべし愛の力!!(死)
「誰がキサマの息子だっっ。クラウド、見てないで助けろっっ」
「・・・え、あ?」
「えーっ?せっかくの二人の時間を邪魔しちゃ悪いわよねぇ、クラウド?・・・・・・ヴィンセント、私たち先に黒マテリア持って行ってるわねーっ」
エアリスはクラウドを引きずりながら去っていった。後には幸せいっぱいのヴィンセントと呆然のあまり抜け殻と化したセフィロスのみが残った・・・。


数時間後
「セトラの小娘め・・・覚えていろ、この借りは必ず返す!!」
『(愛する人の)息子を溺愛する父親(立候補者)』から命からがら抜け出したセフィロスは復讐(結構八つ当たり)を固く心に誓うのだった。
・・・・・・で、忘らるる都での行動につながるわけだ(笑)

おまけ 滝の裏の洞窟にて

「この声は!?まさか・・・ルクレッツィア・・・なのか・・・?」
「来ないで!!・・・私は・・・」

「・・・・・・なぁ」
「何ですか?クラウドはん」
「あの人、そんなにセフィロスに似てるか・・・?」
「なんや面影がないとは言われませんけどなぁ。ちょっと無理あらしません?」
「・・・だよな」
「そりゃヴィンセントもセフィロスが宝条に似ているとは認めたくなかったんじゃないの?」
「・・・なるほど・・・。しかしオリジナルが見つかったんだから、これでヴィンセントもセフィロスにせまることもなくなる・・・はずだな?」
「あら、別にこのままでも面白いじゃない。それともクラウド、ひょっとして妬いてちゃったりするんだー?」
「へえ、クラウドはん、そうなんですか?それでどっちに?」
「ちがーう!!」

彼らがセフィロスを倒して星の平和を守りきる日は近い・・・かもしれない。



ごめんなさいっっ。親バカ(なんか違う・・・)なヴィンセントが書きたかっただけなんですぅ。
そんなわけで、私は逃げます。ではっっ(逃亡)


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