僕の戦績 第31〜第40戦

トリニティ

デビュー第31戦 2002年11月04日(月) G.E.A.R. Z-ZONE永山
 VS 水戸部勉選手<五輪門>(2分3R)

 マスコット:トリニティ。入場テーマ:風になる

 音楽がかかり、まずは青コーナーの水戸部選手が入場。続いて「猫の恩返し」エンディングテーマ「風になる」が流れて僕入場。スイッチを入れて、トリニティをしばらくリング上で歩かせておく。先ほどスパーリングをしたという縁で知り合った木村プロさんがセコンドを買って出てくださった。試合開始。水戸部選手に関して持っていたデータは「古武術使い」「舘選手(忍者)の弟子」「総合初挑戦」というのと、どうやら打撃系らしい、ということだったので、捕まえてグラウンドに持ち込もうという作戦でいくことにした。案の定、相手は打撃できた。速くて打撃を捌けない。顔面パンチなしで良かった。でも、その攻撃に重さは感じなかったので、多少食らっても大丈夫だなと、こちらも打ち返し、食らいながら捕まえに行く。リングが小さい(5mリング相当?)のとフリーエスケープ制なのとで、押し込むとすぐブレークがかかってしまう。やっと寝かせてもやっぱりブレーク。試合が2分3Rということもあり、捕まえて、さぁこれからというところで、ラウンドが終了してしまう。打撃では向こうが上だが、寝てからはこちらが優勢ではないかと思う。とは言っても、いいポジションを取るとこまでで、そっから先が続かないのだが。木村プロさんはコーナーからしきりにアドバイスをしてくれたり、インターバル中にはマッサージをしてくれたりと、本当に助けていただいた。最終の3ラウンド目に水戸部選手のハイキックが僕の右側頭部にきれいにヒット。ダメージはなかったが、T.A.M.A.ならこれで技ありで、このルールでも何某かのポイントになると思ってたので、うわー、やべー、決まったか?と思う。そうこうするうちにフルラウンド終了。途中の経過をあんまり覚えてないが、ゴングが鳴ったときには寝ていて、ハイキックでポイント差負けかぁー、と頭を抱えていたのは覚えている。が、ポイント差による決着はつけず、ここからローマ式判定に入った。ローマ式判定とはこの大会独特のルールで、時間切れ引き分けの場合、勝敗を観客に委ねるというもので、優勢だったと思われる選手の方に拍手をしてもらい、多い方が勝ちというルールである。まずは水戸部選手が優勢だったと思う方?・・・拍手。では、僕が優勢だったと思う方?・・・拍手。ちょっと多い?結局この拍手差で僕の勝ちが宣せられた。しかし、拍手の多くはトリニティ効果によるものと思われる(トリニティが女性や子供にウケてた)。
 大きな怪我をすることもなく無事に試合を終えて控え室へ。良かった、無事に済んで。心配していた「寝てからの打撃」は、ポジショニングの関係で脇腹に何発かもらう程度で済んだし。

オオトリさまM

デビュー第32戦 2002年11月10日(日) 国際プロレス・アマチュア大会 鶴見青果市場
 VS 鈴村太郎選手<鶴見ジム>(5分1R)

 マスコット:オオトリさまM 入場テーマ:なし

 アマチュアマッチ出場者が二人ということで組み合わせは決定。相手は最近鶴見ジムに入ったという鈴村選手で、今回で3回目の対戦。連勝してるので負けるわけにはいかないなと今日は遊びなし。蹴りから始めて組み付かれたところで投げあいに以降。グラウンドではマウントを取って、ひっくり返されて、取り返しての後、逆十字に挑戦。延ばしたとき、相手の腕かグローブのどっちかがミシッといった。ロープエスケープされたのでひとまず離れる。腕を痛めたっぽいが試合続行。さっきやった左の肘あたりに蹴りを入れたら下がったので押していく。胴にパンチを2、3発打って、そういやさっきグラウンドになったところでグローブ外してたんだっけ、と思い出す(グローブしてれば、肩から下へのパンチ可・・・だったと思う)。ので、組んだら力が感じられなかったので寝かせて寝技に以降。アームロックでギブアップ勝ち。向こうがV1と言ってたのでV1アームロックだったのかもしれない。僕の関節技の知識は「曲がらない方向に曲げてやると痛い」程度なので名前はよく知らない。

オウサマペンギン

デビュー第33戦 2002年11月16日(土) SLASH! Z-ZONE永山
 VS 原口選手<D-CLUB>(フリーファイト3分2R)

 マスコット:オウサマペンギン抱きクッション 入場テーマ:風になる

 マスコットは八景島シーパラダイスで買った、巨大オウサマペンギンだったが、人を楽しませたいと思う反面、極度の照れ屋なので、考えたことが何も出来ず、せっかくのマスコットも台無し。相手はD-CLUBの原口選手。身長同じくらい、体重向こうがちょっと上?アマレスのダブルショルダータイツで、なんか初めて戦うタイプ。ゴングと共に原口選手が突進。今まで突進されたことがなかったので面食らい組みつかれる。そのままロープ際まで後退。横にされて上を取られる。まずは横からの押え込み。身動きが出来ず10秒。技あり。そのままマウントを取られてアームロックを極められる。いきなりギュッとは来なかったので壊されることはなかったが、全く身動き取れず。諦めてギブアップ。1分ちょいくらい?何にもできず。みっともない。

オオトリさまM

デビュー第34戦 2002年12月15日(日) キングダム・エルガイツ Z-ZONE永山
 VS 薬師寺浩之選手<キングダムジム>(5分1R)

 マスコット:オオトリさまM 入場テーマ:なし

 僕の試合はアマチュアの第3試合・・のところが対戦カード変更の影響で第2試合に。相手はキングダムジムの薬師寺選手。今日がデビュー戦らしい。僕よりちょっと高めのちょっと軽め。キックがベースということで、打撃をもらわないようにして組み付くという練習を多少なりともしてきたので、今日はその作戦でいく。それはそれでうまくいったのだけど、そこから僕に何かあるわけでもないので、組み合っての相撲状態から倒すことがなかなかできない。向こうはデビュー戦ということで緊張していたのか、積極的に仕掛けてくることもなかったので、とりあえず、組み合った状態での膝蹴りや顔面パンチはこちらから仕掛けていくことができた。効果のほどは疑問だが。流れでグラウンドになったが「守りが堅い」と聞いていて、その通りで、どうこうなるでもなくブレイク。3回目くらいにグラウンドになった時にマウントを取られてしまう。ヒットでエキストラポイント1。その後、逆十字を狙われ、キャッチでエキストラ1点追加。伸びなかったので痛みはなかったが、そこいらあたりで試合終了のゴング。ロストポイント差は無し。エキストラポインT0−2で僕の負け。警戒してた打撃はほとんど来なかったけど、キングダムにいるだけあってグラウンドは堅いなと。まぁ、負けたけど、こっちもやれることはやったし、ダウンやエスケープしたわけでもなく、ダメージも負わなかったのでまぁいいか、と。通算成績16勝15敗3分。また負けが追い付いてきたな。

トト

デビュー第35戦 2003年01月18日(土) SLASH Z-ZONE永山
 VS 仙仁蒼選手(フリーファイト3分2R)

 マスコット:トト 入場テーマ:闘えドラゴン

 今回の僕内部でのテーマは「空手VSニセ空手」だったので(後者が僕)、下だけ(ピンク色の)道着で出場。スタンド中心でやってみる。もっぱら食らってたのは僕の方。後ろ回し蹴りか何かが仙仁さんの頭をかすめるも、技ありは取ってもらえず。逆に後ろ回し蹴りか何かで技ありを取られる。2ラウンド目にグラウンドになったところで押え込みで技ありを奪って1−1のイーブンに。技ありを取ったところで「ゲッツ!」をやろうと思っていたのだが、押さえ込み取ったところで試合は中断しない。ここで一旦離れるのもなんだかもったいないし、「押え込みで技ありを取った直後に逆十字に移行して勝利」というのをT.A.M.A.の試合で何度か見ていたのでそれをやってみたが、脱出されて不利な体勢に。そのままアームロックで絞られて、見込み一本を取られ仙仁さんが勝ち、僕が負け。やはりあそこで「ゲッツ!」を入れておくべきだった。これで総合の通算戦績は35戦16勝16敗3分の勝率5割ちょうどに。そしてSLASHに限れば2戦全敗。SLASHしか見てない人にとっては僕は負けてばかりの選手ということになるので、そろそろSLASHで勝ち星をあげたいところ。

トリニティ

デビュー第36戦 2003年01月26日(日) CMAプロレス東京支部 春日部インディーズアリーナ
 VS 岩崎選手<ナイトメア>(5分1本勝負)

 マスコット:トリニティ 入場テーマ:なし

 18日のSLASHの時に申込をした際、「プロレスですよ」と言われたが、どうプロレスなのか聞きづらく、よく把握しないまま当日を迎えた。で、会場で配られたルール紙にはこう書いてあった。
 「試合は原則、通常のプロレスルールを基本とし、アマチュアとして安全面を考慮したルールを制定する。出場選手はレスリング技術の攻防(『攻め』と『受け』)を主と考え、相互に信頼しあい、一般に考えられる危険と見なされる行為全般は控え、決して総合格闘技やヴァーリトゥード戦的な試合展開にならない様、常に心掛けて試合を行う」、以下いろいろと。
 アマチュアのプロレス、でしたか。どうも僕は間違えて来たらしい。しかしここで「あ、じゃあ、僕はいいです」とか言って帰るわけにもいかないので試合していくことに。他の参加者はアマチュアプロレス団体の選手や、SPWF、ナイトメアの練習生などそんな方々で、アマプロとSPはそれぞれ自前のカードで試合をやるらしい。僕の方は以前、国際のアマチュアマッチで当たったことのある、ナイトメア練習生の岩崎さんとの試合を組まれることとなった。第一試合で。
 しかしまぁ、やったこともないプロレスをいきなり上手にやれるはずもなく、相手もそういう感じらしかったので、「んじゃあ、国際のアマチュアでやってるようなのをもっとゆるい感じでやりましょう」と事前に示し合わせておいて、会場の主ターザン後藤が腕組みして見ている中、なんやかんやプロレスっぽいのを5分やって時間切れ引き分けで終わらせる。難しい!
 その後のアマプロの方々は自前のカッコイイ衣装に恥じぬ上手な試合をしてたし、プロ練習生の方々はプロと言って差し支えないような迫力ある試合をしておりましたよ。

オオトリさま特大

デビュー第37戦 2003年02月23日(日) キングダム・エルガイツ Z-ZONE永山
 VS 柳沢寿樹選手<キングダムサテライト>(グラップリングバウト10分1R)

 マスコット:特大オオトリさま 入場テーマ:エンジェル★うっきー

 特大オオトリさまをセコンドに、新テーマ曲で入場。相手はキングダム・サテライトの新人、柳沢選手。コンバットレスリングを短期間やった後、キングダムジムに入った十七歳の高校生、らしい。背は向こうがちょっと、体重はこっちがちょっと上。グラップリングバウトなので打撃は一切なし。試合時間は十分。序盤にスタンドの状態で首を取られて締め上げられる。柳沢選手キャッチポイント1。グラウンドに入ってからどうにか脱して、マウントポジションを取って僕ヒットポイント1。これでイーブン。その後も主に下になりながらもガードポジションを保ち、アームロックとネックロックでそれぞれキャッチポイントを得て、エキストラポイント3点が相手ロストポイント1に化ける。途中どっかでスタンドでの離れ際に思わず膝蹴りを出してしまったが、当たらなくて幸いだった。最初のネックロックを抜けるのに力を使い果たしていたのでその後力が入らず、また今月に入ってほとんど練習もジョギングもしてなかったのでスタミナも早々に切れた。十分は長い。後半はガードポジションで攻めず、攻めさせない戦いに徹して十分終了。ロストポイント差1で僕の判定勝ち。三十路を迎えての第1戦をどうにか勝利で飾ることができた。通算成績も勝ち星一つリード。

ぷくぷくみんくる

デビュー第38戦 2003年03月23日(日) RAW 小豆沢体育館
 VS 赤城良平選手<RAW>(4分2R)

 マスコット:ぷくぷくみんくる 入場テーマ:まぼろし

 RAWのプロレス?興行の中の異種格闘技戦に出場。対戦相手はRAWのエース、赤城良平選手。僕より5cm高、6kg重。スタンドでは首相撲でちょっといい感じだったが、立って組み合ってるのが嫌だったので、さっさとグラウンドに引き込んだまでは良かったものの(というか失敗)、そこから有利な態勢に持ち込むことが出来ず、逆にじわじわといい体勢を取られ腕十字を極められる。しばらく頑張ったけど入っちゃってギブアップ。3分ちょい。

デビュー第39戦 2003年03月30日(日) SLASH Z-ZONE永山
 VS ドスサントス・オギワラ選手<カポエイラ>(T.A.M.A.フリーファイト3分2R)

 マスコット:ぷくぷくみんくる 入場テーマ:月のしずく

 相手の日系ブラジル人のカポエイラ使い、ドスサントス・オギワラ選手がすごくかっこいい。第1ラウンド。打撃に徹するオギワラ選手と、打撃にいこうとしたり組みにいこうとしたりと中途半端な僕。カポエイラの独特の蹴りが見えない。双方ポイントなしで終了。第2ラウンド。オギワラ選手の蹴りが僕の左こめかみあたりにヒット。技ありを取られる。その後、グラウンドになってこちらが押さえ込みで技ありを取り返す。そのまま時間切れで終了。ポイント1−1で引き分け。

NOVAうさぎ

デビュー第40戦 2003年04月13日(日) キングダム・エルガイツ Z-ZONE永山
 VS 森山‘九州’邦昭選手<キングダムサテライト>(10分1R)

 マスコット:NOVAうさぎ 入場テーマ:知らない曲

 自分の番直前くらいに僕のCD(自家製)を機械が読んでくれないとかで適当な曲に変更された。SLASH!では使えたのになぁ。ので、「入場です」と言われた直後にリングイン。今日のセコンドはやふぅオークションで手に入れたNOVAうさぎ。ダッコちゃん風に腕にしがみつく構造なので、自コーナー付近のトップロープにしがみつかせておく。これが後々勝敗の行方を左右するカギとなるという設定で。NOVAうさぎはアンソニー・ハスの応援に来ていた桜井”マッハ”速人にウケてたらしい。相手はキングダム・サテライトの森山”九州”邦昭選手。身長、体重共、だいたい同じ(肉質は向こうが良)。柔道経験があるらしい。基本的に、何か格闘技やってた人間には勝てる気が全くしないので、とりあえず柔道の形にならないように気をつけることに。試合開始。序盤はパンチで牽制してローを入れる作戦で。以降記憶があやふやなので順番もあやふや。グラウンドになってガードポジションに。三角絞めを狙って、足のフックはガッチリかかったのだけど、腕の方が極められず不完全に。持ち上げられて落とされて緩んで解除。グラウンドではだいたい下になりながらも、マウントやサイトのポジションは取られず、ボコられずには済んだ。スタンドの打ち合いの最中に転倒して1回目のダウンを取られる。実際当たったかどうか覚えてないが、ダメージは全くない。スリップを主張したが、レフェリー入江さんは認めず。いや、でも、これがダウンだったら、あなたのパンクラスでのアレも間違いなくダウンですよ、とすごく言いたかったが、言うと非常に心象が悪くなりそうなのでやめとく。続行。今日はこちらのローキックが自分の試合史上、これまでにないくらい良く当たっていて、森山選手をぐらつかせたりしていた(と思う)のだが、それで調子に乗り、ガードが思い切り下がっていた。ローを出した瞬間(らしい)、森山選手のパンチが僕のあごに入り、転倒。すぐ起きることはできたが、あぁこれはダウンだなぁ、と自分で認められるダウン。結局さっきのとで2ダウン、ロストポイント2で6分9秒、僕のKO負けとなった。興行開始前に「瞳孔チェックがやりたい」と言っていた新任のドクターSの瞳孔チェックを受けて、多分異常無し。退場時、観客の全然知らない人達が、「あれ、ダウンじゃないよなぁ?」と話をしていたのが聞こえたので、「でしょ!」ってすごく言いたかった。でもまぁ、2回目のは間違いなくダウン。

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