キングダム・エルガイツ 「U.W.F.SOUTHERN CROSS IN 九州」
00/04/22 福岡・小倉市・西日本総合展示場新館大会
突如、ビデオ撮影をすることになり、今回は試合の写真はなし。じっくり見ていたのだけど、覚える余裕なしなので観戦記も簡単に。詳しく知りたい方はビデオを買おう(3,000円)。
THE ROAD OF KINGDOM アマチュアバウト
竜太郎 VS 洋二
ワイルド健一 VS 竜平
大屋竜 VS 沢井政樹
POWERヒデ VS 鬼木貴典
無法松力 VS 首藤篤
ジョージ高野のコブラジムの人達が多く出ていた。なかなか見応えがあった。入江選手が興行終了後に、キングダムのリングで関東と九州の対抗戦をやりたい、みたいなことを言っていたそうだが、アマチュア部門でもそれやったら面白いんじゃないかな、と。
キングダムプロ部門
全選手入場式。
ファーストバウト 15分1本勝負
幸村ケンシロウ<九州求道軍> VS 稲野岳<キングダムエルガイツ>
幸村は九州求道軍の選手、背は高くないが、なかなかの筋肉マン。よく鍛えているのだろう。稲野にとって体重差のある相手との戦いとなったが、その体重差を技術でカバー、総合力で稲野が幸村を上回る。確実にポイントを奪っていき、3度のエスケープを奪った稲野のTKO勝ちが宣せられた。敗れた幸村も、3度目のエスケープの前は必死で耐える(マウントパンチ)など、初めてであろうこのルールでなかなか健闘した。
稲野 (5分55秒 TKO) 幸村
セカンドバウト 20分1本勝負
村浜武洋<元K-1 JAPANフェザー級王者> VS タノムサク鳥羽<二瓶組>
身長では鳥羽が上回るが、体重は村浜が上。先制打は鳥羽、細身の体から繰り出すしなやかで鋭いミドルキックに場内がどよめく。技術・経験共に鳥羽のそれを上回る村浜が試合を優位に進め、ダウン・エスケープを奪っていくが、鳥羽も気持ちでは負けていない。数字では5−0で村浜の圧勝となったが、なかなかの好勝負となった。引き上げる、敗者鳥羽に送られた大きな拍手がそれを証明しているといえよう。
村浜 (6分35秒 TKO) 鳥羽
サードバウト 20分1本勝負
中野巽耀<フリー> VS 内藤恒仁<フリー>
この福岡のリングで11年7ヶ月ぶりに再会した両雄。内藤の要求が通る形で実現したこのカード、内藤がかつての借りを返せるかが注目されたが。
始まってみれば中野のペース。スタンド、グラウンドで内藤を圧倒。内藤にも一度だけ、キックをかわしてのジャーマンというチャンスがあったものの、それまでのダメージが大きく、反撃するには至らず。フィニッシュに「あの」片逆エビを選んで仕留めるほどの余裕を見せた中野。不敵に「俺を、よろしくお願いします」とマイクアピール。
中野 (5分30秒 逆片エビ固め) 内藤
トリプルメインイベント第1試合 20分1本勝負
ジョージ高野<F・S・R> VS 大塚裕一<日本拳法>
開始早々に大塚をフロントスリーパーに捕らえたジョージ。大塚が足を使ってジョージを倒したものの、ジョージがスリーパーを離さなかったために、それが決まってしまい、大塚がギブアップ。体重差が出てしまった試合。
高野 (1分19秒 フロントスリーパー) 大塚
トリプルメインイベント第2試合 30分1本勝負
藤原喜明<藤原組> VS 布施智治<キングダムエルガイツ>
グラウンドの技術は組長が上。しかし布施も負けていない、腕ひしぎで組長からエスケープを奪う。それでも最後は冷静に腹固めで布施を仕留めてしまう組長。
藤原 (5分45秒 腹固め) 布施
トリプルメインイベント第3試合 時間無制限1本勝負
入江秀忠<キングダムエルガイツ> VS グレゴリー・クック<アメリカ>
安定した実力を見せる入江が、G.A.M.E.所属のクックから危なげなく勝利。
入江 (4分13秒 チョークスリーパー) クック
キングダム小倉大会ポスター
宣伝カー
終了後
20世紀の観戦記録