埼玉プロレスファンの集い
99/07/12 東京・大田区民プラザ大会

 「19時開始予定?」のところ、19時15分開場、19時半開始。会場の隅4分の1程に畳を敷き詰め、ビデオ上映用のスクリーンを設置。売店には「マンホール人」生写真、「マンホール人」手形、選手写真付き色紙、「原始猿人ヴァーゴン」Tシャツ、「マンホール人」Tシャツ、など(DDTグッズも)が並ぶ。この規模の団体では驚異的なアイテム数である。人気はヴァーゴンとマンホール人のTシャツ、あっという間に完売。数日前に「木乃伊男」と名乗る男から開催中止を求める脅迫状が埼玉プロレスに届いており、佐野直警備員も警棒を手に警備に当たっている。心なしか(本当になし)ピリピリした館内。

「サバイバル飛田グラフィティ」と題して、旗揚げから今日までのサバイバル飛田、激動の3ヶ月を、入江秀忠、増本氏(吉本興業)といった豪華ゲストを交えて振り返る。にこいちのことは忘れて欲しいらしい。

 第1部終了後、畳調整のための休憩。マジックショーが行われる(新聞紙を破いて・・捨てる。丸めた新聞紙に牛乳を注いで・・こぼす。割り卵を入れたシルクハットを被って・・卵まみれになる)。あれで最後に何か一つでも本当のマジックがあれば、良かったのだが・・・。

第2部。7月24日に宇都宮で開催される「ニセ大仁田興行」で行われる「千葉VS埼玉全面対抗戦 前田光世(CCレッスルアーツ)VSサバイバル飛田(埼玉プロレス)」の調印式が行われる。CCレッスルアーツルールで禁止されている地獄突きの是非についてもめる両者。「勝てるルールでやれ、というのが長瀬館長の教えです」と光世。それに対し「親が親なら、子も子だよ・・」と飛田。左手でサインし、100円ショップで買ったハンコを押す飛田に対し、イモ判で判を押す光世。両者の神経戦は既に始まっている。

 続いてチャリティーオークション。ゾンビアのマスク、飛田タンクトップなど。時間が押しているため、用意した品物の半分だけ。
 そして皆さんお待ちかねの「チッビコプロレス教室」。なんと「チッビコ」とは「今日会場に来ている観客全員のこと」だった!今日まで十数〜数十年生きてきて初めてその事実を知らされ驚愕する観客全員(誰も・・実の親ですら教えてくれなかった!)。全員立たされ、膝の屈伸、前屈、後屈をやっていると、場内のライトが消える。闇から何者かが現われる。

異変に気づいた佐野警備員が調査に向かうが、何者かに打ち倒されてしまう。あれが・・「木乃伊男」!?

拡声器を手に現われた怪人
「俺が木乃伊男だ!」
と言ったらしい。
集まってくれたファンが危険にさらされる!飛田は自分の危険をも顧みず、怪人「木乃伊男」に向かっていった。ドラゴンスリーパーから首4の字につなぎ勝利。

「お前は確かに木乃伊男だ。世界中が反対しても、俺はお前が木乃伊男だと認めるよ!」

飛田の言葉を聞く木乃伊男

集い終了後、改心した木乃伊男のサイン会が行われた(木乃伊男フィギュアも販売)。

撤収後、「ファンの集い飲み会」があると告知され残ったが、結局雨天のため(?)中止。

20世紀の観戦記録