みちのくプロレス
99/04/27 東京・大田区体育館大会

 17時頃到着。ヴァーゴンの搬入は既に終わってるっぽい。17時半開場予定のとこ、17時17分に開場。すげぇ!しばらく後、リングに檻が置かれていると聞き、会場に入る。リングの中央に青いビニールシートをかぶせた檻が置かれている。この中にヴァーゴンが!?

第0試合 シングルマッチ
 サバイバル飛田 VS 原始猿人ヴァーゴン


 18時15分、サスケレフェリーが登場。続いてテーマ曲と共にサバイバル飛田が入場してくる。お、結構いい反応だ。この時点で18時18分。「第1試合は6時半から開始されますので残り10分です!」のアナウンス。檻にかけられた青ビニールを剥がすが、そこに原始猿人の姿はなし。拍子抜けする飛田。そこに例の原始猿人のテーマ。期待通り佐野と義也に両脇を固められ、麻袋&紐ぐるぐる状態のヴァーゴンが登場。リング付近で戒めを解かれ、リングに放り込まれるヴァーゴン。そしてそばにいた佐野のTシャツを掴み引き裂く。

 ゴング、試合開始。リングに座り込むヴァーゴン。飛田がマットをダン!と踏み鳴らし威嚇すると脅えてリング下に逃げ出すヴァーゴン。

 そして場外を徘徊。恐怖に脅える観客。鉄柱にしがみつくなど、猿らしい行動を見せる。リングに戻される。

 リングに戻される。飛田がヴァーゴンに掴みかかるが、ヴァーゴンはその圧倒的な怪力で飛田を投げ飛ばす。更には制止に入ったサスケレフェリーにまで暴行。リングで失神するサスケレフェリー。場外戦を交え、会場全体がリングと化す。再三、ヴァーゴンの投げ(というか弾き飛ばしというか)を受け、グロッキー状態の飛田。そしてヴァーゴンがコーナーに駆け上がり!・・・何もないところに飛び降りる。
 ようやくサスケレフェリーが復活したあたりで飛田も反撃開始。パイルドライバー一閃!すかさずフォールに入るが、ヴァーゴンが暴れ、カウントは1でクリア。ならばともう一度パイル。今度はグサリと突き刺さり、ヴァーゴンも身動き取れぬままカウント3つ。飛田が再び大自然の脅威に打ち勝った。
 試合後、リング上に座り込む飛田に対し、サスケレフェリーは「パーティは終わりだ」と冷たい一言。これに対して飛田は「男と男の命をかけたリアルファイトがパーティとは何事だ!」と反撃。退場する飛田に、館内から温かい拍手が送られる。

 階段付近で記者団に取り囲まれる中、ボソボソと語り始める飛田。

20世紀の観戦記録