新生キングダム 「Rebirth2」
99/04/11 東京・浜松町アールンホール大会

 17時半開始と言いつつ、17時半開場。
 埼玉売店。ニュー・サバイバル飛田Tシャツ、埼玉プロレス旗揚げ戦ビデオが売られている。
 試合前に発表された対戦カードと実際のが試合順や組み合わせが異なる。選手が来てないだの、ウォーミングアップ中に怪我しただの・・。発表されていたマーク・ジョンソンと太刀光の名前がないが、それについては言及なし。

 入場式。

 飛田の後ろにいるのは150%マシン

第1試合 キングダムルール
 鹿糠智樹 VS 小池秀信


 選手達がルールに戸惑ってるような感じ。最後はロープエスケープで、12分10秒鹿糠がTKO勝ち。

第2試合 キングダムルール
 大内敬 VS 鈴木淑達


 時間切れで大内が判定勝ち

エキシビションマッチ ボクシングルール
 岡田卓也 VS 古川治


 古川は二瓶組の「琥次郎」の人。パンチ連打で古川が3度のダウン。2R1分11秒、岡田のKO勝ち。

第3試合 キングダムルール
 稲野岳 VS クリス・クリスティー


 6分31秒、腕ひしぎ逆十字固めで稲野の勝利。

第4試合 キングダムルール
 布施智治 VS 150%マシーン


 150%マシーンの入場テーマが「DDTセンバツ甲子園」で聞いたことある曲。そして、いい体格、湘南の浜で焼いたような褐色の肌。試合開始前におもむろにマスクを取る。「ケンスケ!」の声がかかる。湘南プロレスの藤沢一生だ。マイクを取り「今日はプロレスのすごさを思い知らせてやる」と威勢のいいアピール。が、グラウンドで押されたり、スッぽ抜けDDTを披露したり、と技量不足を露呈。倒れた状態の相手の両足を取ったところで「サソリ!」の声が飛ぶが移行せず。最後は8分26秒、腕ひしぎ逆十字固めに敗れる。「今日は負けたけど、次はブッ殺す!」と最後まで強気。

第5試合 バーリ・トゥード・ルール
 入江秀忠<キングダム> VS サバイバル飛田<埼玉プロレス>


 まずは飛田がパイプ椅子と折り畳み傘(アイテム)を手に入場。続いてタオルを被った入江が入場。リング中央で額をぶつけてにらみ合う。試合開始。入江が飛田をコーナーに詰めるが、飛田はその入江の背部にゴツゴツとパンチを入れる。

 が、寝てしまうと入江の領域。なんとか応戦しようとする飛田だが、2分17秒、ルタ式変形絞めで無念のギブアップ。

 最初、入江が肉声でわめいていたがどうやら「キングダムは潰さん」と言っていたようだった。そしてマイクを取り「今日、飛田選手が来てくれなかったら、僕の試合はありませんでした。プロレスではなく、僕の得意なヴァーリトゥードルールで来てくれた飛田選手に感謝します」と。

 それに飛田が「俺の尊敬するキャプテン・ハーロックの言葉に『男は負けるとわかっていても闘わなくてはいけないときがある』というのがある。(中略)あなたはキングダムを再興して、俺は埼玉プロレスをメジャーにする。お互い頑張りましょう」と応える。

 最後は互いに礼。(画像提供:生マヒさん(全部))

20世紀の観戦記録