都内某所でSIVAと対談した。前回の対談から実に8カ月も経ってしまい、季節
はもう秋。これから一雨毎に寒くなっていくというさなかに、まだまだ冷え切ら
ないSIVAとの対談を行った。
現在、年明けまで続くツアーの真っ最中だが、今はちょうど間が開いている時
という事で、ツアー中の宣伝も兼ねて、真っ最中の心境とこれからの活動も踏ま
えて語ってもらった。
ところでなんでツアーなんちゅう表現してんねん。
『相変わらず細い活動してます』
--------今日は忙しいところをどうも(笑)。
SIVA「ホント忙しいですよ(笑)」
--------でも息抜きも必要だよ、たまにはハメも外さないと。
「息抜きって、コレって息抜きなのか?(爆笑)」
--------息抜きだろう(爆笑)。僕にとっては仕事だけど。
「俺にだって仕事ですよ(笑)、忙しい合間をぬって宣伝やってる訳ですから」
--------あはは。じゃあ仕事らしいことするか(笑)。
「しましょう(笑)」
--------最近精力的に活動しているみたいだけど、調子はどんなモノなの?
「あいかわらず細い活動してます。でもキャッスルとか、クリエイション等、
今年中のは皆勤してます。細くても強くいかないと、本格的に忘れられちゃい
ますからね」
--------確かクリエイションは皆勤だったよね、キャッスルはいつから出てい
るわけ?
「うーん…。たしか2だか3だかからずっと出てます。」
--------で?売り上げを総計すると…?(笑)。
「だから、それ言っちゃうとおしまいじゃないですか(苦笑)」
--------ごめんごめん、でも最近は前よりは良いんでしょ?
「良いって言うか、活動しているハリは出てきましたね」
--------反響が有るって事?
「良い意味だけではないんですが、素通りしていかない人が増えました(笑)。
あとは、今ちょうど波のそばにいるって事ですかね」
--------つまりいいジャンルとか、活気のあるジャンルにいるって事だね。
「そうです。今はちょうどLeaf関係かな。ホントにやりたい事と、まわりの波
がいっしょなんで、参加するだけでも楽しいって感じです」
--------基本的には参加することに…っていうのが建て前だし(笑)。
「自分で言うのもなんですけど、継続は力なりって感じです」
--------細くてコシがあるなんて、蕎麦みたいな奴だなぁ(笑)
「あ、俺、蕎麦好きですよ(爆笑)」
--------聞いてねーって(爆笑)
『Leaf Fan 1』
--------そういえば例の Leaf Fan 1 だっけ、落ちたんだってねぇ。
「落ちましたね」
--------なんだか各方面で波紋広がってるみたいだけど?
「みたいですね、まぁ言いたい気持ちも良く解りますよ」
--------結局何があった訳なの?
「まず前進に Leaf Fan 1/2 っていうイベントがあった訳なんですよ。で、そ
の続イベントだと言うわけで申し込もうとしている人が多かったわけで、小規
模ながら、かなりのサークル数が予想される状態だったんです」
--------ふーん。で、それで落ちたわけなの?
「それなら誰も何も言わないでしょう」
--------なるほどね、確かにそうだ。公正に選ばれて、落ちたんなら問題ない
訳だし、不満も文句まではいかない。
「8/31まで申し込みの〆切を延ばしたまではよかったんです。なにせ申込
用紙が品薄(笑)で、手に入れるの苦労しましたから。」
--------申込用紙に品薄もクソもあるんか(笑)?
「有るんですよ、コレが(笑)。で、それまでに申し込みしていた人達は9月に
入った頃に、公式で9/25日まで申し込みを受け付けるというのを見て、足
りないので補充するものだと勝手に思っていたわけです。」
--------うんうん。
「本当はそれまで凄く不安だったんですよ、10/26日がイベントの日なん
ですが、9月にホームページが開設されるまで、誰一人情報を持っていない状
態だったんです。実は運営自体 1/2 と 1
は違う団体がやっていて、最初は申
し込みは 1/2 で行っていたんですが、途中で完全に
1 の実行団体に移ったん
です。でも直前まで連絡すら取り合っていなかったし、何より
1 の実行団体
側の怠慢が、申込金持ち逃げか?という噂を呼んだぐらい酷いもので」
--------うわ、泥沼だねぇ。
「で、さっきも言ったように10/26が
X-DAY な訳ですが、イベントの正
式な連絡がやっと来たのが10月入ってからの当落通知という」
--------ひどいなぁ。
「しかもそこまで延長しておきながら、前の申込期間に間に合う用に出した人
達も軒並み落ちていて、書いてあった文句が『残念ながら落選致しました』っ
ていうもの」
--------ホームページ見れない人は今更なんだって感じだろうなぁ。
「いや、見れてもなんなんだって感じです(爆)」
--------そうか(爆)
「最近有る噂だと、本当に返金されるのかどうか?と言うことと、受かったと
ころは軒並み1,000部近く本出せる大手サークルばかりだとか、そんなところ
です(笑)」
--------しょうもないなぁ。
「なんか愚痴みたいに成っちゃいましたね」
--------公共の場の私的使用みたいだな。
「それだけ言いたいことがあったって事だよね。他ではなかなか無いもの、こ
んな感じになるってこと。」
--------まぁ、そういう点では運営側は失格というか未熟だったって事なのか
もな。
「それにこのイベントに期待をしていた人達が多くいたという証明ですね、恐
らく。」
--------なんか今のLeafの勢いを感じるよね(笑)
「そうですね(笑)」
『結局の所』
--------このまま行くとこの冬はコミックマーケットってところか?
「まだ解らないですよ、今後の展開に期待って感じですかね」
--------まぁ、打ったら響くって感じだろうし、このまま行けばいいって気も
するけどね。
「実際の所、やっと自分の中で何か見つかりはじめたって気がするんですよ。
今まではほんの少しだけ覗いたことが有るって感覚が、気持ちが穴をこじ開け
て広げたって言うか、なんかこうあがきにも似た感覚というか…」
--------よくわかんねーよ(笑)
「えぇー、ニュアンスだけでも掴めません?ほら、なんかこう、俺のグルーヴ
感って言うか(笑)」
--------感じない(笑)俺はそういう哲学は苦手だ(爆笑)
「わかんないかなーこの哲学(爆笑)」
--------でもまぁ以外といけてるんじゃないの?
「まぁ充実感はありますね。端から見られれば無駄に生きてるのかも知れない
けれど、何かをやってるって感覚が好きだし、誰かに解って欲しいとか、見て
て欲しいって感覚はあるけれど、押し付けがましいような傲慢な感覚ではない
し、こうやって生きてるのが楽しいって事でしょうね」
--------コレで浮ついた話の一つでも有れば完璧に人生を横臥しているんだろ
うけどなぁ(笑)
「ほっといて下さい(笑)」
--------じゃあ最後に締めてよ。
「ええと、波瀾万丈に生きて喰って辛いけど楽しいデスネ(笑)。まだ序の口な
んですけど。こうやっている限りはそのまま続いて行くって事ですね、この道
も。なんかぐにゃぐにゃとジェットコースターのレールみたいですが、スリル
満点の道程を見ててやって下さい。これからも頑張りますんで」
--------ジェットコースターにはループも有るぞ(笑)
「そこでオチを付けないでくれ(爆笑)」
29/SEP/1997
WEAREX/SIVA
リアクターウェーブ/市河