都内某所でじりじりと暑い日差しの中、ミネラルウォーター片手に対談が行
われた。今回発表されたハンドルリストVer,1.40の戯れ言対談だが、この日は
気温36度という、フェーン現象の究極な日だった。暑い暑い。これでじめじ
めしていたらきっと死んでいただろう。
 対談がこの気温を引き裂くほどの熱いものとなるか、はたまたこの暑い夏を
氷河期に変えるほどの寒いものになるか。
 そんな大それたもんじゃないんだけどね(笑)。
 

  ◎反響が有るか無いかって感じだけど
 

--------こんにちは。

SIVA「こんにちは」

--------とうとう1.40まで行きましたねぇ(笑)。こんなしょうもないもの読ん
でる人居るんですか?

「うーん(苦笑)、誰かが読んでるって実感は確かに湧かないですね、この企
画自体が閉鎖的な企画なんで、広く知って貰おうとかそういうの無いんで」

--------でも結構タレコミとか反響あるみたいじゃない。

「誤字脱字系ね(苦笑)。アレは反響って言うのかなぁ」

--------立派な反響でしょう(笑)。読まなきゃ誤字や脱字は解らないから。

「そりゃそうですね(笑)」

--------で?今回はジャンル別に分けてみたって事だけど、やってみて実際の
所、変わったこととかあった?

「うーん、俺がやってみた限りだと、前よりは多少分かりやすくはなった気
はするけどね。」

--------僕が見てみると結構苦しそうな所って見えるんだけどね。でもジャン
ル分けの方がアルファベット順よりいい気はするけど。

「まぁかなりのハンドル数だから、何かにひよって分けないと、これから見
辛さが増してくるからね。それに、これだけ大きいファイルになると、だらだ
らと書くだけじゃみんな嫌がるじゃないですか、メリハリのひとつでも欲しい
かなと(笑)」

--------あははは(笑)。メリハリかい。でも実際のところ、最初の頃に比べる
と読み物らしくなったって気はするね。そういえば同じ様なことを螢夜さんも
言ってましたよ。

「そうですか?(笑)。でも螢夜さんにはこのファイルの事じゃ、いろいろと
お世話になってますからね。あの人が居なかったらこのリストファイルは出来
なかったと思いますからね(笑)。起爆剤かな」

--------起爆剤かい(笑)

「起爆剤ですよ。あの人のパワーにはいつも感心してます。流石アニキって
言われてるだけありますよ。俺が陰や滅のパワーなら、あの人は陽のパワーで
すよ」

--------あはは。話戻るけどこれだけのハンドル数だと忘れたようなものが出
てくるでしょ?

「ええ」

--------でもさ、リストを作ってみると結構その頃を思い出したりとかするの
かなって思うけど、その辺どうなのかな?

「俺は過去は振り返らないから(笑)」

--------あははは(笑)

「いや、まったくって訳じゃないけど、ほとんど思い出しませんね。思い出
が深いとか浅いとかじゃなくて、単にノリの問題だったと思うから」
 

  ◎音楽性と現実?
 

--------何か今度は別の企画を考えてるって聞いたけど?

「ああ、実はFMで曲付けて詩をのせようかと思ってるんですよ」

--------あれ?MIDIとかは?

「持ってないですよ(苦笑)。持ってたらやってますって」

--------今だったらMIDIだろー。環境が整えばそっちに行くのかな?

「でしょうね。今はギターが1本しか残ってないんで、それで何かやるのは
辛いですから」

--------で?何で詩をのせようって思ったの?

「昔の感動が忘れられないと(爆笑)。本当の所は、文字だけじゃなく耳から
も俺を表現していってやろうとね」

--------感動(笑)。でも目と耳からのメディアの融合性?難しいんじゃないか
な?

「でしょうね。だけど何か最近、音…ノイズを出してないなって思ってて、
俺はこれでもノイズから生まれた奴なんだって事を忘れがちだから」

--------だからやってみたいと。

「そうですね。結局模索してるんですよ、在り方って言うか、そういったガ
ラにもないことを(笑)。俺のグルーヴが一番出てるやり方をね(笑)」

--------グルーヴかい(笑)

「そう(笑)。何か俺のグルーヴを出さないとね、ココにいる意味が無いって
言うか、そんな感じ」

--------はりきってるなぁ。でも誰も付いてこなかったら?(笑)

「そりゃブルー入りますよ。でもしょうがないって考えるかも。こうやって
変なもの作り出している限り、独りよがりな欲望だしね」

--------でも何か作るって独りよがりな欲望なんじゃないかな?

「そうですけどね。誰か他人を気にして媚びてみたところで、きっと作る側
にとってのいいものなんか出来ないだろうしね。ココまで譲歩してこういう風
に出来ましたって言うのは、作り手には悲しい事だから」

--------で、独創性だけで廻りを見失っていくと(笑)

「ひどいなぁ(苦笑)。これでもリサーチはしてるつもりなんですよ。そうい
う世間のベッドの中でのびのびと出来る俺のグルーヴを探しているんですけど
ね」
 

  ◎割と閑話休題に

--------でも僕はハンドルリストのコメントとかで拘ってるのを見てると、独
自の雰囲気みたいなものは感じるけどね。

「そりゃそうですよ(笑)。砕けてますからね。でもあれだけじゃ俺のグルー
ヴは出し切れないでしょう。だからへんな文も付けたんですけどね(笑)」

--------あのコメント文や歌詞は付けられてるの見たとき、ホントに付けたの
か?って思ったっけ。

「賭だったんですよ(笑)。嫌がられなければやりきろうって。結局反応らし
い反応はひとりぐらいしかなくて、まぁ可もなく不可もなくかなと」

--------本当に見てる人いないんじゃないの?(笑)

「さっきと言ってること反対じゃないですか(爆笑)。ひどいなぁ」

--------あははは(笑)僕も自信なくなってきたよ。

「悪のりが過ぎれば『もうこんなファイルよこさないでくれ』っていう反応
もあるだろうから、まぁこのままいってみるかなってね」

--------そして一人一人失っていくと(笑)

「ホントにひどいなぁ(笑)。でもやりますよ、これからも」

--------その意気があれば次のものも期待できるかな?

「あれ?今回も期待しててくれたんですか?(爆笑)」

--------(爆笑)
 

15/AUG/1996