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MainSpot&ItemBest30

城郭見学:松山城、高知城t99103a1

洞窟探訪:龍河洞、砥石採石場跡

味覚酒肴:じゃこ天、みかん、かつお、さば鮨、皿鉢料理、生酒、炭火イカ焼、アイスクリン

景勝景観:桂浜、衝上断層、轟の滝、段々畑のある集落、風力発電所

レジャー:動物園、植物園、道後温泉、水族館、珍鶏センター

伝統文化:砥部焼、竹林寺、朝市、土佐刃物、闘犬、坂本竜馬像

遺構史跡:水車、古墳群

 


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たっぷり時間をとって観光したい松山城

 松山観光に欠かせないのはなんといっても重要文化財・松山城。特に戦災を免れた天守閣は内部に入る時間もゆっくりとりたいところ。外観はみての通りの連立式。姫路城、和歌山城とならび三大連立式平山城に数えられるだけあって、城下町のどこからも見えるその容姿はとても印象的。白塗りの壁と木目のコントラストも風格を感じさせる。国際空港がなくとも海外旅行者がわざわざ訪れるほど立ち寄る価値が高いスポットだ。アクセスは駐車場から運行されているリフトとロープウェイが便利。特に10分おきに往復しているロープウェイならガイドつきで、乗車程なく到着する。

 

お昼はなんちゃって香川の讃岐うどんt99103a3

 市街は城郭を中心に環状に広がっており、市電も整備されている。最も数多く目にする銀行が伊予銀行。日銀近くにある駐車場つきのCD施設は車の利用者にはありがたい限り。ふらりと街の雰囲気を感じるなら駅前から続く商店街で。空腹をうめたくなったらうどん屋探し。讃岐うどんといえば香川だが、四国のうどんスープはどこも色のうすい出し味(だったはず、自分の過去の記憶が正しければ.....)。関東ではなかなか味わえないものだけに是非とも食べておきたい。ちなみにスープの色は鍋焼きうどんであっても同様。印象的だったのは甘く味付けされた肉が具のひとつにはいっていたこと。なかなかどうしてうまいのだ。麺はいうまでもなく手打ち。気付けば丼が空いていたことは言わずとも知れたこと……。

 

松山名物!?「じゃこ天」は揚げたてを

 地元の人オススメの名物がじゃこ天。とれたて新鮮な地場産のじゃこの練り物からつくられたその揚げ物は、熱いうちに食したい。が、買い食いするような代物ではないので、トライするなら落ち着けるスポットで人目を気にせず食べるか(といってもマクドナルドの朝メニューにあるハッシュポテトを食べるような感覚といえなくもないのでそれほど大事でも無い)、それが出来ない人は車やホテルの室内で食べるしかない。

 

焼き物探しと散策にもってこいの砥部t99103a4

 周辺では道後温泉という言わずと知れた全国にその名を轟かす温泉街がある。重要文化財にも指定されている道後温泉本館もあり温泉街の雰囲気バッチリ。時間があればぜひ立ち寄りたいエリアだ。マイナーな趣味に走るセイジは白磁に紺の染め付けが特徴の愛媛名産品「砥部焼」の里、砥部町へ。窯元は数多くあるが個人宅が多く、作業場の見学は容易にはできないが、町内唯一現存する登窯のある「梅野製陶所」のように申し込めば可能なところもある。陶器が購入できる販売店は数多い。

t99103a6  じっくりとオリジナルなコースを組むに砥部はもってこい。一日かけてゆっくり楽しめる。例えば焼き物の体験。「砥部町陶芸創作館」では自分だけの陶器づくりにチャレンジOK。散歩にもっていこなのが「陶板の道」で、道の途中には随所に陶壁もあるそう。しかしセイジ的にイチオシ、是が非でも足を運びたいのは銘酒・初雪盃の蔵元「協和酒造」。お店の方の親切で丁寧な説明を聞きつつ、酒を利く。土産にしたいのはなんとっても蔵元にきてこそ手に入る生の「おり酒」。火入れしていないので醗酵は止まっていない=>よってふたには空気穴。うまいんです、これが・・・晩酌用に調達して帰ったのはいうまでもなし。3〜4月ならさらにつくりたての原酒も−これまたタマラン(ハズ)。

t99103a5  さらに、超マイナーかもしれないが行ってみたくてたまらない天然記念物「砥部衝上断層」も、もちろんチェック。説明をみてよーく観察しないと見つからないが、確かにある! はっきりとした地層の切れ目。地質学的にも非常に重要なものらしく、気分はしばし理科の見学状態!?になるやも...。食い地のはった状態だと周辺に実る食べ頃みかんの誘惑に負けそうになるので要注意!!

 このほかも西日本屈指の規模を誇る「県立とべ動物園」、かつては陶石の粉砕に利用した「水車」、多くの須恵器などが出土した「水満田古墳群(公園)」「大下田古墳群(総合運動公園内)」、全国的に有名な砥石『伊予砥』の採石場跡が残る「砥石山公園」などとにかく見所は盛り沢山。

 

ドライブ中に出会う景色だってお楽しみ

t99103a8 松山から高知への国道33号、約120キロはその多くが山道。仁淀川沿いに四国山脈の山間を抜ける美しいコースはカエデの名所でもある。紅葉を楽しむなら11月が狙い目。特に古岩屋の聳えたつむき出しの岩とのコントラストが美しいのは想像に難くない。t99103a7 時間にして約3時間弱、はりまや橋につく頃には陽も沈みかけ黄昏に浮かぶ「高知城」がお出迎え。青空とのコントラストもさることながら、ライトアップされた天守の遺構はもちろん重要文化財。上りにくく下り易い足幅の石段や急勾配の石垣などをはじめ、実戦で敵を錯乱させるように設計された数々の工夫に富む城郭建築は見事。逃さず自分の目で確かめたい。

  

t99103a9高知にきたならかつお三昧をすべし

「皿鉢料理(さわちりょうり)」をはじめとした郷土料理は酒の肴にぴったり。名物のかつお料理、代表選手の「たたき」といったら右にでるものなし。ふんだんな柑橘果汁でたたかれた新鮮な鰹はご当地ならでは。たっぷりの大蒜のスライスと一緒に大胆に箸をすすめたい一品。ほかにも「さば鮨」、とろっとした味わいと独特の舌触りが楽しめる鯨の舌「さえずり」、酒と好相性の絶品・かつおの心臓「ちちこ」、季節の味覚・あなごの稚魚「のれそれ」などあげたらきりがないほど味わいは豊富で胃袋も大満足。

t99103a0 日曜の朝はまず高知城門前、追手筋の朝市。とれたての新鮮野菜をはじめ、ゆげのたつ手作りこんにゃくなどがリーズナブルな値段で活気に満ちた市に出されている。出刃をはじめとする刃物が露店に無造作に広げられている光景にはギョッとするが、これこそが「土佐刃物」。日本刀の技術から始まり400年の歴史をもつという。空港の持ち込み禁止手荷物に明示されるのはいた仕方なしとして、あそこまで大胆に露店に広げられるのはひとつの文化=歴史的背景があるからかもしれない。

t99103aa 市街を少し離れたところにある大きな見所としてオススメなのが轟の滝。現在は滝を間近に見られるところまではいけるものの、散策路途中の橋が通行止めで一周できないのが残念。七色に変化するという3段の滝壷と名水がここのウリでもあり、同時に時間に余裕をもって訪れたいスポット。というのも、滝にいくまでに通る途中に通過する細い峠道での森林浴、そして突然目前に広がる段々畑のある集落の眺め=四国観光の大きな魅力、が大いに満喫できるから。農道として架けられた橋上からのなにげない眺めさえ、十分絵になる雄大な光景に映る。

  

現在準備中の第2ルートのオープンも心待ちな龍河洞

t99103ac メジャーかつ見応え十分なのが史跡・天然記念物「龍河洞」。古代人の暮らした痕跡もある大きな鍾乳洞内は神秘に満ちあふれた世界。さらに今後、見学コースも延長される予定もあって好奇心の刺激度合も並大抵ではない。洞窟好きなら人の少ないオフシーズンにゆっくりと鑑賞したい天然芸術の魔境だ。ここは帰路の演出もかなりのもの。素通りする人も多い様子だが出口にある博物館では、気味悪ささえ漂う洞内生物、こうもりの骨格標本などを展示。加えて併設の珍鳥センターでは数多くの鶏に出会える。しかしそれにしても見世物だけとして、せま苦しい檻に閉じ込められた尾長鶏は気の毒だったなぁ......ご自慢の尾がアダになり...シクシク;;........。t99103ad

 そして最後に声がかかるのが土産屋。いたるところで目にする鰹がここでも売られているが、これがなかなかどうして値段があってないようなもの。洞窟出口の売店は良心的な価格だが、場所によってはその売価が倍価になることさえある鰹の真空パックには注意されたし。あとで「ううっ」と思いたくなければプライスと鰹の大きさチェックを怠りなく!

  

t99103ae土佐湾とビニールハウスの大眺望ならシャトー三宝へ

t99103af 天候に恵まれたならハンドルをスカイラインへ。四国山脈を瀬に土佐湾、ビニールハウスを一望できる峠道の眺望は一見の価値アリ。黄昏時が狙い目で、太平洋に沈む夕日を堪能できる。山頂にある西洋の古城のスタイルのシャトー三宝から眺めるもいいかもしれない。どこまでも変わりモノを求めるなら山頂付近にある池に泳ぐ多数の金魚鑑賞。日光を受け、その名の通り金色の輝き。そして大きな風車が野市風力発電所。たった1機しかないものの、日本では数少ない風力発電施設を間近に見ることが可能。

   

t99103ag五台山公園でにわか熱帯&霊場めぐり気分

 一般的感覚で『せっかく南国に来たならトロピカル気分を!』そんな欲求を満たす施設が五台山にある「牧野植物園」。温室で栽培されている多数の熱帯植物もいい。しかしなんとっても見所は整備された庭。多くの花が見頃になる4月〜6月が絶好の観光シーズン間違いなし! また、朱塗りの五重塔がシンボルの隣接札所「竹林寺」にお参りをすれば四国霊場88カ所めぐりのお遍路さんの姿に多数出会う。

  

t99103ah水平線に沈み行く夕日に黄昏るなら一にも二にも桂浜

 一度はいってみたいのが高知有数の景勝「桂浜」。炭火で焼いたイカ焼きをかじりながら坂本竜馬の銅像をながめつつ、浜にいけば高波と五色に輝く美しい石によって形成された砂浜のサウンドが近づく。一面に広がる波のたてた真っ白い泡が砂に吸い込まれ、引いてゆく潮でこすれあいながら織り成す「しゃゃゃゃっ」という響きは耳に深く印象を残す。あとは陽が海岸に落ちる瞬間をこの目、そしてファインダーで捉えるのみ。十数分のできごとにもかからわず絶好の天候コンディションに恵まれたことに感謝したい。時間にゆとりがあれば隣接する水族館や土佐闘犬も楽しめる。t99103ai

 

往生際悪くどこまでも味わいたいなら・・・

 さて、トリップが現実に変貌を遂げる帰路。日没後の滑走路に離着陸する流線型の機体を間近に見られる、それが小規模空港のいいところ。出発までに時間があったなら欠かさずドライブルートに加えたい高知空港沿いコース。しかし、この後に及んで花より団子なら往生際悪く空港内の居酒屋へ。有名な特産品をもれなく試すにはもってい。多少値段は高めであるものの、諦めて帰るよりは圧倒的大きな満足を手に出来る。

 


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日本全国、どこからでも週末2日でこの2大エリアを満喫するポイントは午前中に松山空港着で翌日夕方、高知空港発にすること。効率よく回るためにもレンタカーは必須。

 

ModelCourse

1日目

松山空港−松山城−市内観光or道後温泉(昼食)−砥部−古岩屋−高知城−(高知市内泊)

2日目

朝市・高知城−轟の滝−龍河洞−スカイライン−五台山−桂浜−高知空港

 

Data

松山城/(入)350円、(開)9:00〜17:00

松山観光テレフォンサービス/(問)089−933−8100

砥部町/JR松山駅から車で約30分、松山空港から車で約45分

協和酒造/(住)伊予郡砥部町大南400、(問)089−962−2717

高知城/(入)350円、(開)9:00〜17:00

高知県観光課/(問)0888−23−1111

財団法人龍河洞保存会/(テレホンサービス)08875−2−1200  

  


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