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奇岩怪石・静かで澄みきった海

『浄土が浜』

t98207a2 あたかも極楽浄土であるかのようであることからそう呼ばれるようになったといわれる「浄土が浜」。

 水底がくきりと見え、風がなければさざ波さえもたたない鏡のような水面。そこで沈み行く夕日を眺めていれば、時間の経過など忘れてしまう。

 とても夏に海水浴場となるのなんて信じられないことだ…。

  

t98207a3集会場の跡か!?

古代遺跡を探索

 浄土が浜から隣の蛸の浜へ向かう。途中、突如目に飛び込んで来るもの、中央にはステージ、それを半円状に囲むように石が並ぶ。相当前につくられたとしか思えないほど雑草にうもれている。そして現在では使われた形跡もない。一体、いつ、誰が、なんの目的で…。謎が深まっていく。

 

t98207a5そして人がすれ違うのがやっとの小さな洞窟へ

 さらに先に進むと、出口の見えない長い洞窟。湿った足元に注意をはらいながら、どこまで続くかわからない小さな空間を進めば、もうそれだけで探検気分だ。

 明るい光が射し、いよいよ期待と不安のその先の世界、蛸の浜。そこはヒトケの少ないひっそりとした漁港。こども達はつりをしたり、走りまわったり。異空間を感じた浄土が浜とは対照的に、ありのままの地元の人の生活がそこにはあり、なぜかホッとした気分になる。きっと洞窟や遺跡ですっかり探検モードに浸り、緊張と興奮が高まっていたからだろう!

 

t98207a4冬の三陸海岸の寒風で冷えた体を暖めるもの

 盛岡より暖かいとはいえ、真冬の海風はそれなりに冷える。ここはひとつうに丼もいいが、三陸のシーフードがたっぷりのった湯気のたつラーメンで冷えきった体を暖めたいもの。

 シーズンオフで閑散とした店内に入れば独占状態。しばらくはこない宮古行きのバスをそこでゆっくりと待つ。

 

■浄土が浜

JR宮古駅からバスで15分程度。存分に楽しむなら観光船に乗って、より多くの奇岩怪石の表情っを見たり、ウミネコの歓迎を受けるのもいい

 


t98207a6バスの料金箱にみる

ああこんな時代もあったのね

 今やすっかりお目にかからなくなった500円札。でもある日を境に突然500円玉にその地位を奪われたわけではない。両方が平行して流通していた時期、自販機もそれに対応していたのだろうか?

 そんな時代を偲ばせてくれたのが、盛岡駅で乗った路線バスの料金箱。いま時探すのも大変だが、本当に500円札、今でもOK?

 

t98207a8手軽にじしみの触感が味わえるインスタントスープ

 わかめいりしじみスープ。熱湯を注ぐだけでできあがり〜。物珍しさにひかれて、お土産に、とはいっても自分用! 

 胸をふくらませてつくってみると、期待していた白濁感はない、うーん、まあ砂抜きの手間もないので文句はいえない。とはいえ、しじみは相当数。乾燥しじみとはいえ、お湯で戻すと、あのやわらかな触感が復元するから不思議。ちなみに、スープというのはお吸い物のような感じで、味噌汁にあらず。

  


t98207a7日本三大鍾乳洞・龍泉洞

 なんといっても見所は地底湖。クライマックスの真っ青の地底湖はどこまでも透明で、果てしなく深い。さらに、この大自然にろ過されたミネラルたっぷりの水は入口前で自由に試飲できる。

 鍾乳石も数多いが、なんといっても芸術的な鍾乳石は、道をはさんで向かいにある新洞が充実(ただし撮影不可)。同じチケットで入洞できるので、是非とも時間に余裕をもって立ち寄ることをお薦めする。

 この付近には他にも数多くの洞窟が存在していると同時に、松茸(もちろん天然)の名産地。数多くある松林の山には松茸狩り名人がいればたくさんの松茸に遭遇できるとか! 所詮素人にはみつけられないので、密猟!?は諦めたほうがいいようですが、秋のシーズンには松茸三昧の楽しみもこのエリアならでは、です。

■龍泉洞に関する情報ページ

[日本観光鍾乳洞協会・洞窟サミット]地底湖の美しい写真つき。龍泉洞をはじめ、日本の鍾乳洞を数多く紹介。

[岩手県のホームページ]地図や浄土が浜の案内もある。岩手県全般に関する情報はもちろん豊富。

[JR東日本東北地域本社]龍泉洞のある岩泉町役場の方による解説。各問い合わせ先のほか、地域より本格的な鍾乳洞探検が出来る氷渡(すがわたり)探検洞の情報も。

 


t98207a9t98207a0新幹線の帰路にはにごりと鮭ジャーキー

 岩手といえば南部杜氏。代表的銘柄のひとつでもある「酔仙」酒造の活性原酒『雪っこ』に、三陸釜石スモーク工房の『鮭ジャーキー』があれば、あっという間に東京だ。

 『鮭ジャーキー』は三陸でとれた秋鮭をキムチに漬込んだという絶品。ジャーキーとはいえやわらかい触感と、ピリッとしたテイストは酒のお供としてこの上ない相性。

 にごり酒の『雪っこ』は、あわててKIOSKでも買える! たまらん原酒。能書き以上に、酒本来、いや米の実力(=米麹の芳醇な香り)が十分に堪能できる酒。車内販売では入手できないので、土産がてらにでいいから、ホームの売店でまとめ買いしておきたい。

 

 


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