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ヘルメットかぶって、よいこらせ。なにがそんなに楽しそうかって? 見てくださいよ。この作業姿。洞窟掘削証拠写真です。あっウソッ記念写真の間違いだ。浜名湖エリアといえば東海地区の代表的な観光地。イメージは湖、東京からだとやや遠いのでなかなか足を踏みいれる機会がない場所。ところがそこには、湖だけではなく人知れず巨大な洞窟うなぎが…。伊豆にはバナナワニ、浜名湖には洞窟うなぎ、いやあ静岡ってほぉーんと稀少動物の宝庫。勘の良いあなたならもうお気付きを通り過ぎて憤りになっていたりして (-_-メ) 実は行ってみるとありきたりの湖ばかりではなく洞窟やうなぎや庭など色々見所が豊富なんですよ。別に洞窟で生息する鰻がいるわけでも、鰻亭(庭)という店があるわけでもないんですけどね! 人間腹が出ると歳を感じるもの(あっまずい、最近の私事を暴露してしまった)、そして腹が減ると気が短くなるもの(ああ、怒ってる人を煽ってしまった)。人を小馬鹿にしたような失礼な’ヒキ’は多めに見てくださいよ。いまさらだけど鰻好きならたまらないに違いない(この自分がそうなのだ)鰻ネタ特別企画つきでぇ〜す (^o^) ということで、ご機嫌直して下さいね。

 

■東海地方最大規模の鍾乳洞「竜ヶ岩洞」 

t97a15a2「竜ヶ岩洞」、聞きなれない名前だ。第一読み方さえ分からない。しかし総延長1000m、東海地方最大規模−なにやらおもしろそうだ。しかも静岡県。いけるっ!! 東京から日帰り圏内だ。とはいえ静岡広し、鍾乳洞のある引佐(いなさ)郡は愛知県に隣接した地域。静岡という響きは(伊豆もそうだし)東京からの軽いレジャーエリアという印象があるが、愛知ときくと一泊くらいは欲しいもの。今回はといあえず静岡には変わりないので思い立った瞬間に出発。ただし有名でないだけに、手元のガイドブックからも情報が収集できない。そんなとき役にたつはインターネット。竜ヶ岩洞のホームページにアクセスすれば地図やら割引券やらが親切に送られてくる。実は今回ここの存在を発見したページなのだ。

歩きやすく整備された見学路と心地好い洞内

t97a15a4うーん、こうして洞内を写真でみると人体の内臓のようだ。よーく湿ったつるつるの床をビチョビチョになってすべって見学、するはずはなく、写真は見学コース(通路)ではない。足元は非常に歩きやすく舗装されているばかりが、無理な姿勢をすることもほとんどないように適度な広さ(高さ)が確保されている。気温も年間と通して18度と、快適だ。途中、コウモリやらカマドウマといった暗闇に生息する生物に襲われることがある、とスリルもあるが心配は不要でした。もちろん見所には看板があり、説明があったりするが、いつもそれをみて思うのは命名者の涙ぐましい努力。「へぇなるほどねぇ」などと口に出すうるさい輩が絶えず付きまとってきた。と、思ったら自分だった(笑)。

10年前はだれも見ることができなかった神秘の世界

t97a15a5あまりにも有名な国立公園内や天然記念物であったりすると、絶対に触られないように金網などで保護されまくっていたりするが、ここはそうでないので見易くてありがたい。場所によっては水面の反射を利用して鍾乳石を観察する工夫も(写真)。掘削し過ぎているた感じを受ける場所もあるが、だからこそこうして手軽に見学出来るわけで仕方ない。ちなみに、ここの鍾乳洞の存在は大正時代から知られていたそうだ。ただ、こうして今見学できるようになってからまだ10年足らず。それまで一目にさらされることもなく、この神秘的な空間は形成されてきたのだ。この調査・開発に情熱をかけた地主、そして調査隊の活動などは洞窟を出るとパネルなどを使って展示、解説されている。

 

■竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)

静岡県引佐郡引佐町田畑193/Tel:053-543-0108/入洞料金:大人650円/年中無休/駐車場無料/見学所要時間:洞内400m+資料館で1時間程度/交通:東名浜松西インター〜国道257経由で約35分、東名三ヶ日インターより国道362経由で約35/ホームページはhttp://www.habi.ne.jp/inasa/kaiin/ryugashi/ryugashi1.html

■引佐町観光協会

静岡県引佐郡引佐町役場内/Tel:053-542-1113

 

 

■小堀遠州作・龍潭寺庭園

井伊家の菩提寺・龍潭寺は文化財の宝庫

t97a15a7竜ヶ岩洞からほど近いところにある龍潭寺。井伊直弼公はじめ歴代を祀っている井伊家の菩提寺でもある。金沢文庫(国指定重要文化財)、龍潭寺屏風(県指定文化財)などの文化財を保存。本堂(県指定文化財)の鴬張りの廊下を歩けば、美しい音色が響き渡る。このエリアに来たら是非とも立ち寄りたい名刹だ。

ゆっくりと鑑賞したい東海一の名園

鴬張りの本堂の廊下の反対側には寺院庭園がある。池や石組みで表現された滝や渓谷(枯山水)、とても手入れの行き届いた庭木などを説明のナレーションをききながら鑑賞すれば、時の経つのも忘れてしまう。鶴と亀を表現した出島があるらしいのだが、その説明のときになぜかいつも意識がぶっとんでしまい、結局何回もくり返しきいてしまった。写真はその一部で全体の大きさを伝えられないのが残念だが、本堂からの視界のすべてをカバーする広い眺めは見事。春のさつきが開花する頃にも再度訪れてみたいものである。

 

■龍潭寺(りょうたんじ)

静岡県引佐郡引佐町井伊谷1989/Tel(拝観受付):053-542-0480/拝観時間:9:00〜16:30/駐車場無料/交通:竜ヶ岩洞から車で5分

■近辺にあるその他の名園

長楽寺庭園(細江町)/摩訶耶寺庭園(三ヶ日町)/本興寺庭園(湖西市)/満光寺庭園(鳳来町)

  

 

■ばかりじゃないけど浜名湖=う・な・ぎ

鰻屋は意外に少ないので事前にチェックを

鰻好きなら浜名湖にいったらとにかくまず食いたい鰻だが、いざ食おうとするとそれほど多くないの鰻屋。地元の人にも人気の店など、よりうまいウナギを求めているなら、事前にある程度の下調べをしたほうが良いかも。とはいえ心配するほど少なくはないし、泊まる予定があればあせらなくても夕食の定番なので必ず遭遇するはず。旅館の仲居さん曰く、「うなぎを出さないわけなーいじゃな〜い♪」。なにしろ全国区で有名なみやげが「うなぎパイ」。でもうなぎパイが有名なのは「夜のお菓子」という異名のせいかもしれませんがね (^_^;)

 

■特別企画その1:外国人12人に聞きました「うなぎは好きですか?」

今やそのほとんどを輸入に依存しているといわれるうなぎ。国産では需要に追いつかないほどたくさんのうなぎを消費している証拠だろうか。ところで、そんなにいっぱい日本人ばかり鰻食ってくじらの二の舞にならないのだろうか。素朴なギモン「外国人もうなぎを食うの?」をアメリカでヒアリング! その結果は?

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好き=3人(アメリカ人1名、フランス人1名、イスラエル人1名)に対し、嫌い=9人(アメリカ人7名、中国人1名、フィリピン人1名、食わず嫌いでわからないけどたぶん嫌いという人も嫌い派にカウント)。3人が好きと回答したのは意外な気も…。フランス料理の素材としてうなぎが使われるせいか、フランス人1名は好き派に。共通点としてみなさんこの質問に露骨にやーな顔をしてたとか! やはり鰻は日本人の好物、ということ? [Spacial thanks to Y.Takeda]

■特別企画その2:うなぎ関連ページへのリンク集

まだまだうなぎに関して色々知りたいならインターネットに点在するあらゆる鰻情報のページもチェック!

[うなぎホームページ]:その名の通りうなぎ情報集めの起点になるほど関連サイトへのリンクが充実、投稿情報もある

[うなぎ物語]:うなぎの歴史、きも吸い、山椒、たれの話

[しらすうなぎ一角千金を狙うファイター達]:しらすうなぎ−どんぶり一杯60万!?気になるしらすうなぎ漁とは?

[HAMANAKO-YAMABUKI COLUMN]:−大鰻、シラス鰻話など知らなくてもいいけど、へーと感心する鰻ネタ3つ

[土用丑の日の由来]日本の食の風習について

[うなぎの蒲焼きサラダ]:たまにはそのまま食べるのではなく調理して洒落た一品に

[うなぎの山椒みそ焼き]:是非チャレンジしてみたいうまそうな一品

[うなぎメニューアラカルト]:うなぎ蒲焼きのいろいろな食べ方が紹介されている

[BalancedDietうなぎの蒲焼き]:うなぎの蒲焼きのカロリー計算と効用、栄養バランスについて

[驛弁博物館,浜松駅・あっつあつうなぎ飯]:保温剤の紐をひいてほかほかうなぎ駅弁

[きんちゃんの駅弁倶楽部]:名古屋、豊橋、浜松(自笑亭)にあるそれぞれの鰻駅弁の拡大写真がばっちり。駅弁情報のほか電車のチャイムなど鉄道旅行がしたくなる情報たっぷり

[うなぎのマルカワ]:是非とも食べてみたいこだわりの鰻白焼き一匹900円

[うなぎの井戸端会議]:養殖うなぎ達の会話、辛辣な風刺がいっぱいのページ、ちなみにバックも無気味

[福留研『うなぎ』のページ]:極秘企画ツアーの様子

 

観光拠点に最適な立地の舘山寺温泉

t97a15a0浜名湖観光の拠点として非常に立地が良いのが「舘山寺温泉」。それほど大きな温泉街ではないが、相当数の宿泊施設がある。浜名湖を一望できる部屋が押さえられれば、湖に沈み行く夕日を部屋から眺めることも可能。近くのコスモス畑で自由にできる花狩りも楽しい(毎年できるかは不明)。

みかん・砂丘・遊園地…周辺観光も充実

うなぎがあまりにも有名だが、実は他にも数多くの観光施設が充実しているのもこのエリアの強み。定番の浜名湖での水上スポーツ、それらを眺めながら快適湖畔ドライブ、観覧車からの眺めが気持ちよさそうな遊園地、秋ならみかん(かの有名な三ヶ日みかんだよ)やしいたけ狩り(これやりたかったんだよなー、予約制でダメだった)も。宿が決まってゆっくりできるなら、是非とも足をのばしてみたいのが今回いけなかった浜松エリア。浜松城や太平洋側にある砂丘も気になるところ。

ちょっと変わり種のみやげなら

うなぎパイが月並みでいやなら、「塩納豆」がオススメ。伝統的なこの地域の保存食(乾燥納豆)で、酒のつまみにもってこい。子供むけなら、ヤマハ楽器の街らしい「ミニハーモニカ」。どちらも他では入手困難な、ならでは、のアイテムだ。
 

 


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