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6月なのに台風がきた。もちろん梅雨も終わっていない。ああ、あの甘い佐藤錦の安否が心配だ。これはいっちょ現地に乗り込んで視察にいかねば!というわけではないが、とにかく行こうと決めた以上、台風ぐらいで予定を変更するものかと山形行きを決行した。
甘さがおちる。実が落ちる。そういう問題ではない事が判明。なんと実が割れるそうだ。実が割れるということは、日持ちがしないそして商品価値がなくなる、ということでそれなりに被害は大きい。それを防ぐために、市内随所で見られるさくらんぼの木は、ハウスのようなもので被われて保護されている。はじめは雨がふってもさくらんぼ狩りが出来るようにかなあ…などと思っていたが、どうやら違うらしいことが判明した。
至る所にあるさくらんぼ狩り園。できることならまず試食してからいどむべし。狩りもの用の木と、甘〜いあま〜い実のなる木は違ったりするからだ。葉の色や実のつきかたをみれば、はっきりと違いわかるので注意深くみてみよう。
ポイント
おみやげは直売所がいいかもしれない。団体の観光客を相手にしている観光農園などでは割高であったりする。いずれにしても、味見は出来るので時間さえゆるせば比較するよかれ。地元のスーパーで相場みるのも手。
■うまいもの<フルーツ編>さくらんぼに次いで有名なのがラ・フランス(洋なし)。甘くてジューシーなラ・フランスが手頃な価格で店先に並ぶのもうらやましい限りだ。ほかにも秋には多くの果実が実る山形は、フルーツ好きにはたまらないエリアでもある。 |
山形といえばそば。楯岡(村山市)へいくと「そば街道」なる道があり、一番店から十四番店まである。八番の「農村伝承の家」ではそば打ちの体験もできる。最上川三難所そば街道振興会のパンフレットを入手できれば地図や連絡先までのっていて便利。村山市商工観光課・村山市観光協会に問い合わせるよろし(TEL:0237−55−2111)。
この田舎そばが食べたくて、またきてしまったあらきそば。古い民家の座敷でたべるそばがたまらない。今回はいつになく混んでいてびっくり。迷わずおかず(にしん)つきのうすもりを注文。うすもりといってもボリュームは満点。間違ってもむかしもりなど頼まぬこと。とても一人では食い切れない。太いコシのある色黒の麺は、噛むほどにそばの粗削りで味と香りが強烈に広がる。あごが疲れるのは日頃やわらかいものばかり食べてる証拠。麺に負けないだしのきいたつゆも絶品。そしてニシンもそれだけを目的にしたくなるほどうまいのだ。
そして最後はそば湯。これがたまらない。そばネクターともいいたくなるような濃厚なそば湯は、そばのエキスが凝縮された飲むそばともいえる程のもの。さんざん麺で楽しんだそばを、再び飲んで楽しめる。ここで飲んだそば湯を求めて、いろいろなそば屋にいったが無駄なこと。それがわかって今回もここまできて楽しむ、それ一番。
■うまいもの<こんにゃく編>山形にはうまいものがたくさんある。玉こんにゃくもその一つ。しょうゆの味のよーくしみこんでいて、口当たり滑らかな玉こんにゃくは何度くってもうまい。1串ずつ買える手軽さとヘルシーさがたまらない。そして今回はいけなかったが「こんにゃく番所」というこんにゃく料理専門店もある。時間があれば是非とも寄ってみたい。 |
寒いのはもちろん、霧が深くお釜どころではなかった。駐車場さえもどこかわからぬほど深い霧だった。次回のお楽しみとして通過。ちとかなし。せめてもの救いは滝見のスポットが晴れていたこと。遠くから眺めることになるが、滝の音まで聞こえてきてとても雄大な景色が楽しめる。
夜中のドライブであったら、突然現れてぎょっとしてしまいそうな燃え盛る不動尊。蔵王エコーラインの中程で出会う。車をとめて30秒くらい(階段をおりる)歩いてみた。なんとここは実は不動滝の絶好のビューポイントであった。ラッキーなことはここではもう霧が晴れていたことだ。滝は他にもあり、そのビューポイントもこの付近にあと2ヶ所ある。駐車場はここが一番せまく、目立たない。
■うまいもの<お酒編>米どころ山形は酒もうまい。今回みつけたイチオシは「澤正宗」本醸造生。麹のいい香りが生きていてまろやか〜、「お米のお酒」を堪能できる。300mlの瓶入りで、生であるがゆえ冷蔵庫に冷やされて売っている。この手の酒は、地元以外ではなかなか入手しにくいので、旅行に来たときに味見するのが大きな楽しみでもある。寒河江の蔵元は発見できたものの、時間がなくて立ち寄ることができなかった。いも煮でもくいながら飲んでみたいものであった。 |
白石で腹を満たすなら、白石名物の温麺(うーめん)。油を使わない製法でつくられる温麺は、冷たくして食べても良いらしい。くるみのつゆにひかれ、冷麺を食べてみた。すこしばかり甘いクルミだれと、ゴマだれが物珍しさもあり気に入ってしまった。けれど胡麻油の香りがプーンとただよう暖かい温麺(隣の夫妻がくっていた)もとてもうまそうだった。次回はあれだな!
白石ICの程近くにあるのが遠刈田(とうがった)温泉。おすすめは寿の湯。湯治場の雰囲気を少しばかり残す共同浴場は200円で入浴できる。風情もあり、旅の疲れをゆっくりと癒してさっぱりして帰路につくにもってこいの温泉だ。車は目の前に止められるほか、センターの共同浴場(ここも200円で入浴できる)の前に比較的広い駐車スペースがある。
さくらんぼを求め観光客が集中する!?6月は道も大混雑。山形北ICなどが大混雑していた。その先の寒河江ICまでいくと比較的スムーズであった。さくらんぼやそばが目的なら寒河江までいくのがオススメだ。
山形はとても温泉が多い。とはいえ「泊まるところはいってから」では甘い。このシーズン(6月の休日)はどこも予約でいっぱい。アクセスの便利な温泉などに泊まりたければ早めの予約を。どうしてもとれないときは、当日の夕方に直接宿に問い合わせると良い。予備の部屋や、キャンセルされた部屋があったりするからだ。効率よくあたりをつけたいなら、各所の観光案内所に案内してもらう方法も大変有効な手段。今回は上山温泉の案内所に問い合わせたらとても親切に紹介してくれた。感謝感謝である。
東京から約380K(山形市まで)。仙台よりやや遠い。東北道の村田JCより山形道に接続。ほぼ目的地まで高速でいけるが、山形道は片道1車線しかないので、混雑していると結構時間がかかる。山道が苦手でなければ、蔵王経由が眺めもよくオススメだ。所要時間は5〜6時間が目安といったところか。
[寒河江さくらんぼ情報]:さくらんぼの里・寒河江市観光協会発信のページ。さくらんぼ祭り情報はもちろん、東北一の規模を誇るつつじ園、新寒河江温泉(100円温泉)ほか観光スポットガイドなどがある。
[YANAGATA URL SEARCH]:山形にゆかりのサイトを検索イエローページ。キーワード検索はもちろん、カテゴリ別メニューもある。
[週間天気予報]:天気、降水確率、最高・最低気温など。出発前に要チェックね。
[かみのやま温泉郷]:上山市在住の黒田氏による上山に関する情報満載のページで写真が豊富。街の地図はもちろん、イベントカレンダー、温泉旅館の問い合わせ先、「上山城」やこんにゃく料理専門店[こんにゃく番所]のガイドもある。
[農村伝承の家]:たった500円でそば打ち体験ができる。要予約。
[蔵王温泉ホットステーション]:電車、車、飛行機を使って蔵王へアプローチする際の所要時間のほか蔵王に関する情報が充実。おみやげの計画をたてたい人は、写真つきの山形名物(おみやげ)紹介画面が便利。もちろん注文もできる。
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