無名語録
俺が今までに出会った言葉や文章の中で、特に印象に残っているものを書き連ねてみる。
「何故、ファーストフードって言うか、判るかい?命を縮め
るからだよ」
(俳優名失念)
  とある洋画のワンシーンでの台詞なのだが、タイトル名、出演俳優、全て失念してしまった。皮肉めいたこの台詞、初めて耳にした時「やられた!」と痛感した。化学調味料やら得体の知れない物ばかりのファーストフードという代物は、正にFAST FOODだわな(笑)。
 
「じゃ、あんたは、この東京に住む事ができないね」(伊達屋粋狂)
  手前味噌である(苦笑)。4年程前かな?とあるバイク乗りの集会で「嫌煙家のバイク乗り」という、矛盾した人間と出会った。毎日、煙草の副流煙よりも毒性の強い排気ガスを吸っている癖に、煙草の煙を嫌っていた。其の野郎、嫌煙権に付いて演説ぶっていた(集会の主旨から外れていた上に、かなり耳障りだった)ので、この言葉を最初に吐いて、幾つかの言葉を添えてやった。其の野郎、演説を止めて、情けなくその場を去った。真に、迷惑千万。
 
「私、気安く『友達』っていう言葉を使う奴は嫌いなんだ」
(酒井直)
 これは、前出とは違うバイクの集会にて。某バイク雑誌の名物読者の一人である、彼女の台詞。この台詞が出た経緯は、特に俺や周囲の人間が「友達」という単語を使用した訳ではなく、いきなり彼女の口から出た。当時の俺の状況を考える(書くと長くなるので、割愛)と、妙に納得できる言葉であった。