キャラクター考察
特定の条件を満たすと使用可能になるキャラクターを含む、登場する全キャラクターの特徴を書き連ねてみる。
◆ リッキー・レオン
「まだ、やるかい?」
 小柄な外見から、スピードタイプのキャラクターと考えてしまいがちだが(確かに、全体的にスピードは速い)、さにあらず。意外にもパワフルな攻撃を併せ持つ、バランスのとれたファイターだ。
 但し、必殺技は癖の強いものが揃っている為、慣れないうちは通常攻撃主体で闘うのがいいだろう。例えば、飛び道具の「ライトニングヴォルト」は、ボタンを押し続ける事によって威力をアップさせる事が出来るが、溜めている間に攻撃を受ける恐れが有るので、おいそれと溜める事が出来なかったり。
 スーパーブロウ「ライトニングウェイブ」は、飛び道具タイプ。出るまでに若干の隙があるが、繰り出す際にジャンプをするので、相手の下段攻撃を避けながらの攻撃が出来る。更に、出てしまえば相手を完全に追尾するので、避けられる事はない。コンボの締めの他、相手の足止めにも使用可能なので、使い道は多い。但し、ダウン中の相手には、一発しか入らないのが悲しい。
 クリティカルブロウ「ジャッジメントサンダーボルト」は、滑空タイプ。見た目は、投げの強化版という感じ。対空技としても使用可能だが、しゃがんでいる相手には擦りもしない辺りが悲しい。
 
◆ マオ・シェリン
「ご免なさいですぅ・・」
 今年も、マルチ(HMX-12)は人気を維持し続けるのだろうか?(爆)
 中国雑技団並のトリッキーな動きと、外見からは想像できない程のパワフルな攻撃が特徴。コンボ技はPKのみだが、コンボになっている通常技が存在する。アンドロイド(及びロボット)の特権か。
 必殺技は、挙動こそトリッキーでは有るが、意外にもオーソドックスなものが揃っている。地上で出した場合、相手の下段攻撃を避けながら使用できる「アイスフォール」や、連続技だけでなく、対空技としての使用が可能な「フローズンファン」「ヴァーティカルファン」、そしてコマンド投げの「ソリッドハート」と、突進技以外は一通り揃っているのだ。もっとも、突進技はアサルトブロウで代用する事も可能だけど・・
 スーパーブロウ「フローズンスラッシュ」は、言うならば「レイジングストーム」同様、バリア状に氷柱を突き立てる必殺技。至近距離に敵がいないと効果なしだが、ヒットした時の総ダメージ量は半端でなく、全キャラクターのスーパーブロウ中、屈指の攻撃力を誇る。一応、対空技としての使用も可能だが、総ヒット数は落ちてしまう。
 クリティカルブロウ「ソリッドフラワー」は、投げタイプ。相手を倒して、身体に無数の氷柱を突き立てる。見た目が派手なので、是非とも決めて欲しい。
 
◆ 岩瀬 圭
「出直してきな!!」
 前作「幻影闘技」では、主人公だった人。相変わらず「でりゃ〜」「うりゃ〜」と五月蝿い人(笑)。
 バランスの取れた使い易いキャラクターだが、どちらかと云うとパワー寄りだろう。パワーで捻じ伏せる。其れが、このキャラクターのスタイル。
 必殺技も、パワフルなものが揃っている。高性能な対空技「零」を筆頭に、どれも連続技の締めとしての使用が可能。
 スーパーブロウ「零・極(ぜろ・きわめ)」は、突進の特性をも備えた「零」と考えても良い。この突進スピードが、恐ろしく早い。至近〜中距離から繰り出された場合、見てからの防御が間に合わない程だ。連続技の締めに使用すると、体力をごっそりと奪う事が可能だ。
 クリティカルブロウ「焔(ほむら)」は、突進タイプ。ヒットした相手を、炎に包み込む。別名「人体発火拳」(笑)。スピードはそこそこ速いが、出す時の挙動があるので、見てからでも防御が間に合ってしまうのが悲しい。空中コンボの締めに使用するのは、反則か?
 
◆ 一宮 ちあき
「うふふっ。ちあきの勝ちぃ〜〜」
 前作の垢抜けない格好から一新。しかし「単に八神庵になっただけ」と言う説も(笑)。
 兎に角、非力なキャラクター。其れを補う為に、持ち前の素早さで翻弄するのが、闘う上でのセオリーとなるだろう。
 必殺技は、オーソドックスなものと特殊なものが入り交じった感じかな。オーソドックスなものとしては、対空技としても使用が出来る「連環天烈脚(れんかんてんれっきゃく)」等。特殊なものは、相手の上段攻撃を避けながら裏拳を繰り出す「転身倒掌(てんしんとうしょう)」等。これらを上手く使用して、相手を翻弄する事も可能だ。
 スーパーブロウ「吼気砲・連(こうきほう・つらね)」は、飛び道具タイプ。吼気砲を五連発で繰り出す。しかし、真っ直ぐに飛ぶ訳ではなく、基本的に「相手が存在する場所を追尾する」形になる。場合によっては、変な方向に飛ぶ場合もある(笑)。通常技コンボ「連翼(れんよく)」の後に繰り出すのがいいかも。
 クリティカルブロウ「吼気砲・絶(こうきほう・ぜつ)」も、飛び道具タイプ。ヒットした相手を、骨皮筋衛門(笑)にしてしまう。見た目は面白いが、繰り出すまでに時間がかかるのが難点で、余程の事が無いかぎり、ヒットしないだろう。
 
◆ ボビー・ロギンズ
「もう、終わりかい?」
 前作と比べると、全くの別人28号なんだけど(苦笑)。ナイフなんか、持っていなかったし(笑)。
 このキャラクターも、非力な部類に入るだろう。ナイフを手に持っているのに(笑)。兎に角、スピードで押すしかないか。前作で使用出来た、ブラディアクシスとヘルシザースの極悪二択は、ブラディアクシスの攻撃発生が遅くなっているので、有効ではなくなっている。
 必殺技は、飛び道具の「キーンスラッシュ」は牽制としての使用が可能。前述の「ブラディアクシス」は、しゃがみガード不可の中段技で「ヘルシザース」は下段技(立ちガード不可)。尚、説明書では「D・ヴァイス」と「ブラディアクシス」のコマンドが入れ替わってしまっている(誤植)。注意されたし。
 スーパーブロウ「サウザンドスラッシュ」は、特殊な飛び道具タイプ。高く飛び上がった後に、十本のナイフを地面に向けて投げ付ける。発生時間はやや遅いものの、牽制には充分か。贅沢な牽制になってしまうけど(笑)。尚、空中にいる相手に使用すると、ほぼ全弾が命中する点は注目に値する。
 クリティカルブロウ「サザンクロスエンド」は、突進タイプ。相手を空中で磔にして、ナイフで切り刻む。突進スピードはやや遅いものの、繰り出す姿勢が低いので「攻撃を躱しつつ、突進」という芸当も可能。
 
◆ ニール・マクダニエル
「ぶはぁ〜〜っ、旨ぇ〜〜っ!!」
 おい。頭にあった、蛇の刺青はどうした(笑)。
 見た目通りのパワーファイター。其れを象徴するかの様に、コンボもPKのみ。如何にして、相手にプレッシャーを与えるかも重要かも。
 但し、必殺技の大半が「溜め」なので、相手に悟られない様に溜めを作る事が必要だろう。一番使用頻度が高いと思われるのは、やはり連続技の締めに使用できる「ナッツクラック」だろうか。
 スーパーブロウ「ナッツデストロイ」は、突進タイプ。正に暴走機関車の如く、頭から突進していく。見た目は滑稽だが、突進スピードの関係で、防御できない場合もある。一応、連続技の締めに使用する事も出来る。
 クリティカルブロウ「バイオレントオーガ」は、酒瓶を片手に持って千鳥足で相手に近付き、ヒットした相手をタコ殴りにするという、文章で説明すると訳の判らない技(笑)。判定は強いが、ガード可能だ。
 
◆ マリー・フィリップス
「この礼は、高く付くよ!!」
 前作では、最後のボスだった人(笑)。前作では「一宮鋼の弟子の一人」という設定があったのだが(「幻影闘技」を持っている人は、マリーで鋼を撃破した後のメッセージを参照して欲しい)、今回は、其の面影が殆ど無くなってしまった。辛うじて、66P+K「ダッシュスラスト(朧)」が残っている程度か。
 キック系の技が強力で、コンボ技もキック主体で構成されている。スピードと鋭い蹴りで、相手を寄せ付けない闘いを展開するのが得意と言えるだろう。
 必殺技も、キック系のものが殆ど。移動技「ノーブルシェード」から派生する二種類の技も、キックで攻撃する技だ。
 スーパーブロウ「ルナブレードスライサー」は、飛び道具タイプ。脚で衝撃波を生み出し、其れを直線上に飛ばす。攻撃力こそ低いが、判定が大きいので、牽制にも使える。
 クリティカルブロウ「フルムーンレイド」は、滑空タイプ。技の見た目は、ルナエクリプスの強化版というところか。一応、最大で19ヒットするのだが、意味なし(笑)。やはり「対空技にも使用出来るが、しゃがんでいる相手には当たらない」のである。
 
◆ マーク・スタンフォード
「僕に、勝てるとでも!?」
 前作では、其の挙動の怪しさで猛威を振るっていたが、今回は、其れが更にパワーアップした感じだ(爆)。怪しいながらも、技は意外と強力だ。相手を翻弄しつつ、試合を展開しよう。
 困った事に、スーパーブロウ「ダンスウィズミー」、及びクリティカルブロウ「ダンシングヒーロー」共に投げ技なのだ。相手の虚を突いて、図々しく投げてしまうのが賢いか。もっとも「技が発動しない限り、ゲージを消費しない」のは、嬉しいけど。
 因みに、スーパーブロウは「相手を、サッカーボールの如く蹴り飛ば」し、クリティカルブロウは「空中に相手を突き飛ばし、蹴り続ける」感じだ。
 
◆ バーサーカー
「#&$!’^?」
 前作では、中ボスだった人・・ではなくロボット(苦笑)。通称「ランスロット」(大笑)。
 見ての通りのパワーファイター。通常技がコンボ属性を持っていて、尚且つトリッキーな感じを受ける。必殺技「ローターフック」や「エレクトリックバキューム」は、ダウンしている相手にも有効だぞ。
 スーパーブロウ「モノアイブラスター」は、飛び道具タイプ。見ての通り、必殺技「モノアイビーム」の強化版。判定も強いので、使い勝手は良い。
 クリティカルブロウ「デスバキューム」は、相手を吸い寄せて、左腕の掃除機に吸い込んでしまう(笑)技だ。ガード可能で、尚且つガードされた時の隙は絶大だが、エレクトリックバキューム同様、ダウンした相手にも有効という辺りが驚異となるだろう。
 
◆ レイモンド・ノーマン
「我が軍の面子がぁっ!!」
 前作では、インチキ軍人だった人(笑)。今回は、右腕だけがインチキ(爆)。
 前作同様、投げキャラである。パワー全開の攻撃を繰り出し、隙あらば投げる。そういう感じか。ダウン投げは、ジャイアントバズーカがヒットした後、受け身を取られなければ、確実に決まるぞ。
 スーパーブロウ「ブーステッドナックル」は、突進タイプ。右腕で殴りかかる様な感じで突進する。判定が強く、攻撃力も半端でない。空中コンボの締めにも使用可能だ。
 クリティカルブロウ「タイフーンスラム」は、投げタイプ。相手を地面に二回、叩き付け、そのまま相手を掴んだままジャンプし、相手を地面に叩き落とす。チャンスがあれば、決めるべし。
 
◆ 一宮 鋼(はがね)
 トーナメントモードでの出現条件:難易度に関らず、ステージ8までにクリティカルブロウフィニッシュを三回決めると、其の試合終了後に鋼が乱入してくる。
 プレイヤーとしての使用条件:シアターモードをクリアする。
「・・見切ったワ!!」
 前作では、土方だった人(爆)。
 キャラクター的には、前作同様「岩瀬圭の強化版」という位置付けである。一部、必殺技のタイミングや判定が違ったり、違う必殺技が入っていたりするが、ほぼ同じ感覚で使用できる筈。
 スーパーブロウ「吼気砲・顎(こうきほう・あぎと)」は、飛び道具タイプ。ちあきの「吼気砲・連」と違い、必殺技の吼気砲(真っ直ぐに飛ぶ)を、五発連続で繰り出す。
 クリティカルブロウ「吼気砲・絶(こうきほう・ぜつ)」は、飛び道具タイプ。ヒットした相手を空中に浮かせ、気の槍を連続で突き刺す。しゃがみガードでないと防ぐ事は出来ないが、技が出るまで、異様なまでに時間がかかる。発動する前に止められてしまうのがオチか。
 
◆ 小鬼(シゥグアイ)
 プレイヤーとしての使用条件:トーナメントモードを、イージーランクでクリアする。
「フォ〜〜〜・・」
 アンドロイドの割には非力である。しかし、スピードが速い。必殺技「影走り」や「影縫い」を併用しながら、相手を翻弄すべし。
 スーパーブロウ「逆風車」は、投げタイプ。技の演出は、相手の首を掻き切る感じだ。
 クリティカルブロウ「クグツ天舞」は、飛び道具タイプ。必殺技の「クグツからの連携技」を強力にした感じで、相手をワイヤーで切り刻む。技を繰り出すのが早いので、奇襲にもってこいであろう。
 
◆ メルコール
 プレイヤーとしての使用条件:トーナメントモードを、ノーマルランクでクリアする。
「グォォォォォ・・」
 まぁ、見ての通り、パワーファイターなのだが、其れに加えて「スーパーシールド」の能力を標準装備している。相手の攻撃を気にせずに闘えるのは有利だが、其れを過信してはいけない。何しろ、投げ技に対しては無効なのだから。
 スーパーブロウ「メテオボム」は、見ての通り、隕石を相手の頭上に落とす。普通に出しても防御されてしまう可能性が高いので、スーパーシールドの能力を利用して、図々しく繰り出すのが有効か。
 クリティカルブロウ「グラヴィティバインド」は、飛び道具タイプ。ヒットした相手を、団子状にしてしまう。スーパーシールドの能力は有効だが、技が発動するまでに時間がかかるので、発動前に潰されてしまったり、投げられてしまう可能性が高い。
 
◆ リッキー・レオン(覚醒後)
 プレイヤーとしての使用条件:トーナメントモードを、ハードランクでクリアする。
「うぅっ・・ぐわぁぁぁぁっ!!」
 サイヤ人モード、とも言う(爆)。
 シアターモードの最終ステージで登場するのが、この覚醒リッキーだ。覚醒前(デフォルト状態)との違いは・・
・全体的なスピード、及び攻撃力アップ
・一部必殺技の特性変化
 この辺りが、目立つ部分だろう。それ以外は、殆ど変化がないので、移行は容易だろう。