米の国内生産〜品種のシェア変化〜

(2月8日記載)

国内で生産されている米の品種の入れ替わりが進んでいるようです。

伸びが目立つ品種として、「ひとめぼれ」、「ヒノヒカリ」の2品種があります。



ひとめぼれは1990年代になって生産が拡大されたコシヒカリ系の品種です。

安定した終了や食味の良さが評価され、東北地方での生産が拡大中です。

水稲うるち米の作付面積に占めるシェアは、

2002年までの5年で2.6ポイント伸びました。



ヒノヒカリも西日本を中心に栽培が増えています。



一方、落ち込みが目立つのが「ササニシキ」です。

宮城県など東北で幅広く生産され、

90年前後には10パーセントほどのシェアがありましたが、

ひとめぼれの台頭に押されて生産量が縮小されていきました。

昨年の作付は1.2パーセントにとどまっています。



こうした中で「コシヒカリ」人気は根強く、シェア一位を堅持しています。

昨年は36.6パーセントで、92年に比べると7.7ポイントの大幅上昇です。

1位 2位 3位 4位 5位
1992年 コシヒカリ
28.9%
ササニシキ
9.5%
あきたこまち
5.4%
日本晴
5.0%
キララ397
3.7%
その他
47.5%
2002年 コシヒカリ
36.6%
ひとめぼれ
9.9%
ヒノヒカリ
9.8%
あきたこまち
8.2%
キララ397
4.9%
その他
30.6%
国内水稲うるち米の品種別作付シェア

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