産地見学
2001−06−17
6月の日曜日を利用いたしまして、
岩手県の北上と、秋田にほど近い沢内村、
そして、山形県の真室川に行って参りました。
簡単ですが、その時の模様をお知らせしたいと思います。
まずは、東北道を500キロ走って、たどり着いた、『JA北上』の模様です。
こちらには、大規模な玄米保管施設があり、
常に、お米の状態を把握しつつ、保管できるそうです。
田植えを終えたばかりのようですので、まだまだ稲は小さかったです。
こちらでは、有機質肥料に、漢方薬を使用した、しらゆり米(舞)や、
セラミックのボールをを利用した、EMセラミックボール農法米が、
これからの事業の柱になっていくそうです。
そして、こちらも同じく岩手県ですが、沢内村というところに、場所を移しました。
こちらではお米の貯蔵場所として、閉鎖されたトンネルを改良して、
氷室の原理を利用した、低温施設を使用しています。
写真は、実験施設を移したところです。
簡単にいうと、冬の間に降り積もった雪を、貯蔵場所に収納して、
冷気によって、断熱したトンネル内部を冷やすという感じでしょうか?
中にはいると、とっても涼しい・・・というより寒かったですが。
そしてこちらが、正式に完成した施設の入り口です。
雪っこトンネルという、かわいらしい名前も付いています。
手前側に、農作物の収納場所が、その奥に、雪を収納するスペースがあります。
内部の写真が、光量不足で撮影失敗してしまいまして、
感じつかめるかどうか不安なんですけど、
一応、入り口の沢内村から反対側の雫石に向かって、勾配がつけられていまして、
雪解け水が、トンネル内に残らないような工夫がなされています。
壁にはウレタン樹脂の加工がしてあり、断熱もばっちりです。
写真は、トンネルの反対側出口、雫石側と、トンネルの中央付近にある、境界線です。
これが、雪を保存しておくケースと、貯蔵庫の内部の模様なんですけど、
暗くてわかりにくいですよね。申し訳ないです。
雪の降る前に、このケースを表に出して、春が来る頃に収納スペースに運んで、
農作物の貯蔵期には、冷蔵庫のように涼しい状態を保てるんだそうです。
こちら西和賀では、真室川で生まれた、ワーコム農法を使用した、
ワーコム米が事業の中心になっていくようです。
この後に、山形県の真室川に場所を移したのですが、
時間の都合上、撮影することが出来ず、
掲載することが出来ませんでしたが、
稲は順調に育っているようです。
新米の季節が楽しみですねぇ〜!
以上、簡単ですが、それぞれ特色のある産地をまわりまして、
大変収穫の多い見学が出来たと思います。
最後に、産地のみなさん、休日にもかかわらず、大変ありがとうございました。