本日の猫沢日記、4日0時23分に届く。
ひな祭りの夜。「マルホランド・ドライブ」のイベントへと出かける。猫沢さんもトークで出演したイベントだが今回は猫沢日記にも書いてあるイベントスタッフの一人、ミス
eiga.comこと北原香さんに声をかけてもらった。ありがたい。北原さんにはいつも大変お世話になっている。某雑誌の映画欄をも担当する彼女、やはり御多分にもれず仕事のできる女性だ。
映画にもでてくる「CLUB SILENCIO」が今回のイベントタイトル。会場は渋谷、雑踏から離れた静かなホテルのジャズクラブ。雰囲気良し。イベントはトークにDJライブをはさみつつ。進行の仕切りが今ひとつではあったがトークはなかなか楽しめた。
「マルホランド・ドライブ」は連日大入り大盛況だとか。すばらしい。しかしワタクシの中ではマルホ熱はもうちょっと冷めてしまった。理由は簡単。わかってしまったから。いや正確にはそうではなく”わかった気になってしまった”から。今回のリンチ映画、いつにもまして「謎解き」という言葉がやたら宣材で用いられているがまさにそこがポイントで、謎は解けるようになっている。1回見ただけではダメかもしれない、でも2、3回見ればまず解ける。誰でも解ける。ちゃんとそう作ってある。意味深な複線呪縛からのがれると、嬉しいくらいスーッとお話が見えちゃう。その解釈が正解なのか不正解なのかは問題じゃなく(だって正解や不正解なんてないからねーん)、解ける、わかる(正確には解けた気に、わかった気にさせる)ってとこがとにかくポイント。でそこがこの映画の人気につながっている、のだと思う。ちゃんと一級エンターテイメントになっている。
ワタクシの中でのリンチ作品の魅力のひとつは”わからないこと”。でも今回の映画は”わかる”ように作ってあって、意図的にそういう仕掛けがしてあって、だからもう冷めちゃった。
ちなみにワタクシの中でのベスト・オブ・リンチ・ムービーは「砂の惑星・DUNE 」。もっとも評価されず興行的にも最悪だった映画。でも大好き。だってさっぱりわからない。