
‘Theatre de l'agora'ロビー。このくらいの規模のお芝居でこんな劇場でやれるところが、芸術に力を入れているフランスって感じがする。国がパトロンみたいなものだものな。日本ももうちょっと見習って欲しい。
‘Blanche neige’(白雪姫)芝居中。いやー、日本のデザイナーの友達なんかに見せたら絶叫しそうなお芝居なんだけどな・・・。
そして、これが問題の広告。どうですか?この白雪姫の不良っぷり。大好きなテイストです。
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本日、へんてこな芝居を見に、パリ郊外のEvry(エヴリー)という街まで 行く。私が、たしかオペラガルニエでもらった演劇系の新聞広告で発見
したお芝居で、‘白雪姫’を元にしたちょっとアヴァンギャルドなものっぽい。 生来、かわいくて残酷なものが好きなので、その広告に大いに魅かれたのだ。 白雪姫が不良のようなメイクでリンゴをかじりつき、後ろで7人の小人がクビチョンパ
になっているというチラシ。イヴリーという街もどこだかよくわからないし、 チケットも買ってないのでインフォメーションに問い合わせてみたら 「予約なんてしなくても当日券があるから大丈夫よ。」と大変ユルイ感じ。
ますます大丈夫だろうか?と思いつつも、美術系のミナちゃんならば 少々のショックも耐えられるだろうと誘って出かける。リヨン駅から RERのD線に乗って約40分。途中、日本語を勉強中というティエリー
という大学生に話しかけられて、日本語レクチャーなどしつつ到着。 日本語、勉強している人が増えているなあ。劇場の‘Theatre de l'agora' は大きなショッピングセンター内にあって、大変綺麗で立派な劇場だった。
それに、劇場が作っている年間プログラムも凝っていて、なんだか意図的な ものを匂わせる。実は演劇界では結構ヒップな劇場だったりするのかも しれない。プログラムはこれから上演するものが載っているのだけど、
他にもすごく見て見たいと思わせるものが目白押し。うーむ、こりゃイヴリーに 通うことになったりして。お芝居は幕が上がった途端にツボ!と思う ものだった。まず舞台セットがグー。小さなトナカイの剥製やかわいい
テイストのセットが組まれている。まるで、日本だったらおしゃれ雑誌に 登場しそうな世界。そこに、3人の登場人物。白雪姫の継母のお后。そして すごいおじいさんの俳優さんが演じている王様(もしかしたら王子様って
話もある)そして、白雪姫はなんとダウン症の俳優さんが演じている。この 人がいい味を出すのだ。台詞回しや動きなど、もう完璧にもって行かれる。 音楽もかっこいい。(中期のモーマスに似てる。そういえば、モーマスの世界を
舞台にしたらこんな風になるかもしれない)ただ、展開がもうひとつあったら なあという感想は残ったけど。全体的には大変好みなお芝居だった。 終わったあと、劇場のカフェでワインを飲んで語らっていたらもう夜中の12時に。
やべー、パリに帰れなくなっちゃうよ。急いで電車に乗り込む二人。 なんだか夢に出てきそうな白雪姫を思い出しつつ暗い車窓を眺めやる。
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