・藤崎　賢一（ふじさき　けんいち）　通称：ＲＯＤ
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ中佐／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）所属／陸上戦術部隊Ａ班（藤崎激戦隊）隊長
　乗機：ＭＢＶ−０４・ＴＥＭＪＩＮ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ　ＲＯＤ　ＣＵＳＴＯＭ（ネイビーブルー×パールホワイト）
　性格：超強気　精神コマンド：気合・熱血・激励・集中・魂・覚醒
　１月２５日生まれ　３１歳　男性　Ａ型　身長：１７２ｃｍ
　ＣＲＡＺＥ隊最年長。Ｖ・Ｐ・Ｂ世界大会の出場経験もある。
　Ｐ・パイロット時代からテムジン一筋。Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒの中では確実に５本の指に入る実力のテムジン使い。
　最年長とはいえ、思考的にはかなり若く（平たく言えば子供っぽい面あり）、空戦隊の瀧川一郎と衝突することもしばしば。
　それ以外では年上らしく、若い隊員への面倒見もよい。
　近距離攻撃中心のバトルを好むが、ミドル〜ロングレンジからのソードビームは百発百中。グランディング・ラムに命を懸ける変わった人。
　バーチャロン・ポジティブはＣＲＡＺＥ隊Ｎｏ．１だったが、最近はその座を尚貴に脅かされているらしい。
　殆ど知られていないが、ＯＭＧにおいて突入部隊として参加した「一般人」としてのパイロットである。

・瀧川　一郎（たきがわ　いちろう）　通称：ＣＩＰＨＥＲ
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ中佐／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）所属／航空戦術部隊（瀧川空戦隊）隊長
　乗機：ＴＲＶ−０６ｋ・ＶＩＰＥＲ�U　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ　ＣＩＰＨＥＲ　ＳＰＥＣＩＡＬ（ブラックパープル×パープル）
　性格：超強気　精神コマンド：加速・挑発・熱血・ひらめき・夢・魂
　１月５日生まれ　３０歳　男性　Ｂ型　身長：１７７ｃｍ
　「女にモテたくてＶＲに乗った」と言い切る女ったらし番長（笑）。
　デビューしてすぐの頃、偶然にもバイパー開発を見学する機会があり、そこでテストパイロットをしていた広瀬さとしのバイパー操縦テクを見せつけられ、今まで乗っていたアファームドからバイパーに乗り換える。
　高機動性のバイパーと、一撃離脱からの撹乱戦と高速移動を得意とする一郎の相性は最高で、数々のタイトルを獲得する。
　また、サイファー開発にも大きく貢献。サイファーの名前は、一郎のパイロットネーム・ＣＩＰＨＥＲ（サイファ）から取ったもの。
　一郎搭乗のバイパーは、高機動性をそのままに若干の装甲強化に成功したＤＮ社の傑作中の傑作。本人の意見もあり、瀧川空戦隊配属のバイパー及びサイファーには同レベルのカスタマイズが施されている。
　師匠である広瀬さとし直伝のＳＬＣダイブから逃れた者は今までいない。

・飯田　成一（いいだ　せいいち）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ中佐／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）所属／陸上戦術部隊Ｂ班（飯田陸戦隊）隊長
　乗機：ＲＶＲ−３９・ＡＰＨＡＲＭＤ　ＴＨＥ　ＢＡＴＴＬＥＲ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ　ＳＥＩＩＣＨＩ　ＣＵＳＴＯＭ（都市迷彩＋メタリックシルバー）
　性格：強気　精神コマンド：ド根性・気合い・努力・熱血・集中・友情
　１１月６日生まれ　２９歳　男性　Ｏ型　身長：１７８ｃｍ
　子供の頃から大の格闘技好き。ある日ＴＶでたまたま見たＶ・Ｐ・Ｂでのアファームドの試合を見てから、ＶＲパイロットを志す。
　殆どと言っていいほど火力は使わず（たまに牽制等で使う程度）、どんな相手にも近接で攻める。
　格闘技センスを見込まれて、バトラー開発にも参加。ロールアウト時のお披露目試合でライデンを投げ飛ばすという偉業を成し遂げた人。
　普段は控えめながらも、頑固一徹。隊長クラスの中では一番「男気」のある人で、Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ内はもちろん、殆どのアファームドシリーズ使いの憧れを一身に受ける。
　彼の近接は単独はもちろん、後方からの援護があってこそ最強となる。特に藤崎テムジンとのユニゾンは抜群。
　また、装備されているトンファーは、成一がアファームド搭乗時代から念入りにカスタマイズしてきた物。バイパーやサイファー程度の装甲なら一撃で沈黙、ドルカス、ドルドレイなどの高装甲型でも、当たり所が悪ければただでは済まない。自身が格闘技センスに優れている成一だからこそ、扱える武器なのだ。
　トンファー攻撃からサマーソルト、ライダーキックへの最強コンボが炸裂した時、目の前にはスケルトンシステムのみが残される。

・菊地　哲（きくち　てつ）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ中佐／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）所属／重火器戦術部隊（菊地重戦隊）隊長
　乗機：ＲＶＲ−６８・ＤＯＲＤＲＡＹ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ　ＴＥＴＳＵ　ＣＵＳＴＵＭ（クリムゾンレッド×マットブラック）
　性格：超強気　精神コマンド：加速・鉄壁・熱血・友情・幸運・身代わり
　２月２２日生まれ　２８歳　男性　Ａ型　身長：１７５ｃｍ
　実はかなりの上級家庭の生まれだったが、それらに反発するかの様にＶ・Ｐ・Ｂの世界に身を投じた。
　一郎とはＰ・パイロットデビューの時からの親友。タッグ戦などでは殆ど敵無しだった。
　初期の頃はテムジン、アファームドに乗っていたが、一郎がバイパーに乗り換えたのを機に、ドルカスに変更。その後、ドルドレイやグリス・ボックなどの重量級ＶＲ開発に参加。
　重量級とは思えないほどのスピード（それでも高機動系には敵わないが）で相手を翻弄し、ハンマーやドリルなどの飛び道具での攻撃を得意とする。特に、一郎バイパーとの連携では、鮮やかなドリル、クローさばきを見ることが出来る。
　義理人情に厚く、恩を受けた相手には、例え敵であろうと恩でもって返す「男が惚れる漢」タイプ。時折見せる「お茶目」な面が女性ファンにとってはたまらないらしい。
　非番の日には、一郎と二人してスピードウェイで愛車を転がしている。「走り屋」方面にも彼らに憧れる者は多く、Ｖ・Ｐ・Ｂに特別参加する大会には、応援団と称して沢山の走り屋が集まってくるほど。
　この世界で唯一「高機動超重装甲突撃型機体」を操る人。

・緒方　豊和（おがた　とよかず）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ大佐／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）所属／中隊長兼作戦指令
　乗機：現時点では自らがＶＲに乗って戦場に出ることないが、ＣＲＡＺＥ隊中隊長就任まではＲＶＲ−８７・ＳＰＥＣＩＮＥＦＦ　ｒ．ｎ．ａ．ＴＹＰＥ　ＯＧＡＣＣＨＩ　ＣＵＳＴＯＭ（リーフグリーン×ライトブルー）に搭乗。
　性格：強気　精神コマンド：信頼・熱血・激励・集中・手加減・再動
　１０月１５日生まれ　３１歳　男性　Ａ型　身長：１７４ｃｍ
　Ｖ．Ｃ．ａ６年にＣＲＡＺＥ隊中隊長に就任。それまでは陸戦隊Ｃ班隊長を務めていたが、前任の中隊長の戦死により、後任司令に推薦され、現在に至る。
　Ｐ・パイロット時はコンスタントに大きな大会に出ていたが、特に目立ったものはなかった。
　ＣＲＡＺＥ隊配属後からは作戦立案や危険分子駆除部隊（スペシネフオンリーの特別隊。通称死神隊）設立などに貢献。ＣＲＡＺＥ隊の出世頭となる。
　実家は哲以上に上流家庭で、企業国家の最高幹部の家系ではないかと言われているが、本人は一切語ろうとしない。
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ内ではかなり「謎の人」で、誰一人として私生活を知らない（他の隊長クラスの４人であっても）。
　作戦遂行時はオペレータールームから専属オペレーターと共に指令を出しているが、ごく希に姿を消している時がある。
　任務遂行を第一に考え、時には非情とも言える命令を下す。
　だが、彼の指揮がなければＣＲＡＺＥ隊がここまで大きく成長することはなかったのだ。

・アリッサ
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ軍曹／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）重火器戦術部隊（菊地重戦隊）所属
　乗機：ＨＢＶ−０５・ＲＡＩＤＥＮ　１ｓｔ　Ｃｏｌｏｒ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ　ＡＬＩＳＳＡ　ＣＵＳＴＯＭ
　性格：弱気　精神コマンド：ひらめき・幸運・手加減・努力・加速・魂（脱力）
　17歳　女性
　元Ｄ．Ｎ．Ａ．専属メカニック。主に重量級ＶＲの整備を担当。特例的にＢ・パイロットライセンスを発行され、主に最前線での修理任務を請け負っている。
　ライデンへの愛着はここから生まれたらしい。当然ながら自機の整備も自分で行っている。他の機体（例えライデンであっても）には絶対乗ろうとせず、どんなにオーバーホールが必要な程被弾しても、最低限戦闘可能状態まで修理してしまう。
　コックピットには自分のお手製だろうか、「ぴーちゃん」と名付けられたひよこのぬいぐるみが飾られている。
　あがり性なのか、戦闘中は瞬きしないくらい緊張している。ライデンの行動、挙動ともにいつも変にあやしい(笑)
　しかしアーマーブレイクもしないで攻撃を恐ろしい確立でよけきる。おまけに何故か、こちらが攻撃すれば当たる。運がいいのだろうか。
　ひまになるとギャグで誰かを笑わせようとするがうまくいかない(笑)　天然ボケらしい。
　普段はホームページを作っていて、他はほとんど寝てる（そのホームページの内容は誰も知らない・・・）
　必殺技はアーマーブレイクからの超機動。これは加速時の哲ドルドレイを圧倒。時には一郎バイパーにも肉薄する。

・泉水 優輝（いずみ　ゆうき）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ少佐／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）陸上戦術部隊Ｂ班（飯田陸戦隊）所属
　乗機：ＸＢＶ−１３−ｔ１１・ＢＡＬ−ＢＡＳ−ＢＯＷ　ｒ．ｎ．ａ．ＴＹＰＥ　ＹＵＫＩ　ＣＵＳＴＯＭ（シルバーホワイト×スレートグレイ、背面にヤガランデ・アイあり）
　性格：普通　精神コマンド：幸運・束縛・覚醒・加速・幻惑・撹乱（偵察）
　１７歳　男性
　Ｖ・Ｐ・Ｂランダムバトル世界大会ａ６年度の優勝者。その実力が認められ、１６歳という異例の年齢でＢｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ入隊。数々の特殊任務をこなし、脅威のスピード出世で少佐まで登りつめる。
　潜在能力の高さは確実にトップクラスで、バーチャロン・ポジティブの瞬間最高値は藤崎以外の４人を確実に超えている。
　今回の異動はｒ．ｎ．ａ．側からの指名。「次世代パイロットの育成の為」というのが表向きの理由。
　近々ロールアウト予定の新型ＶＲのパイロット最有力候補。今回の異動では一番最後に辞令を受け取る。アリッサと並んで最年少。
　技術的にはそれほど問題はないが、性格に難があるらしく、以前に所属していた部隊では個別行動をとることが多かったらしい（というか、単体任務しか与えられなかった）。「ぼーっとしていて、何を考えているのか判らないからやりにくい」というのが、かつての仲間の弁。頭はいいらしいが定かではない。
　１７歳という年齢からか、年上の女性からは「生意気だけど可愛い」と結構人気。反面同性（特に年上）からは「小憎たらしいガキ」程度にしか思われていないらしい。オペレーターの香緒里や友紀にはなついていて、可愛がられているが、隊長クラスの一郎や藤崎には余りよく思われていない（笑）。
　仲間との協調性もいいが、何故かアリッサとは馬が合わない。本人達にも判らないようだ。
　戦闘中はトリッキーな動きで相手を翻弄。ターボショットなどは殆ど使わず、小技を確実に当てていく。
　実は乗機に「トワイライト」という名前を付けているロマンチスト。

・クレイス＝アドルーバ（通称バルバドラー）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ曹長／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）陸上戦術部隊Ａ班（藤崎激戦隊）所属
　乗機：ＲＶＲ−３３・ＡＰＨＡＲＭＤ　ＴＨＥ　ＳＴＲＩＫＥＲ　ｒ．ｎ．ａ．ＴＹＰＥ　ＣＲＡＩＴＨ　ＣＵＳＴＵＭ（オーシャンブルー）
　性格：普通（戦況により変化する）　精神コマンド：加速・根性・信頼・集中・熱血・覚醒（偵察）
　年齢：２４歳　男性
　至って平凡な家庭の長男として誕生。
　１８歳の時に学費無しで科学を勉強できるという理由から、ｒｎ社系列の大学へ入学。２０歳の時に以前から学科の一授業として受けていたＶＲ操縦に興味を抱き、ライセンス取得を果たす。この頃からＶＲでの戦術について自分なりの研究を始め、同学科においても常に戦術研究についてはトップであった。この時Ｂ・パイロットを目指す事を決意。
　翌年大学を卒業。この時ｒ．ｎ．ａ．関係者から学科トップだった戦術シュミレーションの腕を見込まれ、ＶＲ開発テストパイロットにスカウト。翌年２２歳で念願のＢ・パイロットとしてＢｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒに入隊。
　だが、入隊してすぐの配属がＣＲＡＺＥ隊という不幸（？）な人。「位置的には戦況や状況に応じて上手く隊を動かすため」というのが上からの説明だったが、同期の隊員からは慰めの言葉しかかけられなかったという。
　生活が保証されるとはいえ、悪い噂の絶えないＣＲＡＺＥ隊への配属だったが、それでも自分の好きな仕事ゆえに苦痛には感じていないらしい。
　直接戦闘に参加するより戦術的に動いて敵を撃破するのを好むタイプ。ＶＲの性質上近距離戦は不得手で遠距離戦を好む。近接は藤崎テムジン、神宮寺エンジェランに任せ、自分は殆ど後方支援に徹している。
　機体性能はジェネレーター出力を変更。通常のストライカーに比べ、かなり高出力になっている。装甲はそのままに機動性能を通常の５０％程向上。

・神宮寺　深夜（じんぐうじ　みや）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ准尉／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）陸上戦術部隊Ａ班（藤崎激戦隊）所属
　乗機：ＳＧＶ−４１７−Ｌ・ＡＮＧＥＬＡＮ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ
　性格：普通（やや強気）　精神コマンド：加速・偵察・集中・気合い・根性・撹乱
　年齢不詳（推定２０代前半から半ば程）　女性
　元６９１３特殊防御部隊（エンジェランをメインに結成された特殊部隊。通称天使隊）一番隊隊長。
　エンジェランロールアウト初期から搭乗訓練に参加。
　これはエンジェラン搭乗者には一様に言えることだが、実年齢より遙かに若く見える者が多く、深夜自身も例外ではない。
　　「先手必勝」「攻撃は最大の防御」をモットーにしており、エンジェラン搭乗者の癖に接近戦と破壊を好む。
　アーマーブレイク（ウィング）による機動性をフル活用して攻撃することが多い。最もウィングは飛べることと見栄えが良いこともあって気に入っており、戦状関係無しに使うこともしばしば。
　当然それだけのことをやっているので機体破損が激しく、修理の方は大変らしいが、深夜自身「機体を最大限に活用しているんだからいいじゃん」と、あまり気にしてはいない。
　その辺のこともあってか天使隊の頃は「堕天使」と呼ばれていた（今も？：笑）。
　行動は一見、「仲間をアテにしていない」故の行動に見えるが、実際は逆で、「安心してフォロー等を仲間に任せておける」からである。
　だが、どうしてそこまで執拗に接近戦を好むのかは、天使隊所属時代に何か事件があってかららしいが、本人は語ろうとしない（推測ではその頃同部隊で亡くなった者がいるので、その者が関係していると思われる）。
　尚、密かに氷竜に名前をつけており、一体竜が「歳（とし）」、双竜は右が「総（そう）」左が「勇（ゆう）」だったりする（日本の歴史上の人物から採ったらしい）。

・蒼我　恭一郎（そが　きょういちろう）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ大尉／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）陸上戦術部隊Ｂ班（飯田陸戦隊）所属
　乗機：ＲＶＲ−８７・ＳＰＥＣＩＮＥＦＦ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ　ＤＥＡＴＨ　ＣＵＳＴＯＭ（基本カラーはＤ．Ｎ．Ａ．カラーだが、ネイビーブルーがブラック、グリーンがカーマインレッドに塗り替えられている。）
　性格：超強気　精神コマンド：撹乱・偵察・手加減・束縛・集中・覚醒
　２６歳　男性
　黒ずくめでガーゴイルのグラサンを愛用するスペシネフ使い。元第４２危険分子駆除部隊所属。緒方の後輩にあたる。
　危険分子駆除部隊『死神隊』出身という事で、隊の中では白眼視されがち。実際にはその仕事が嫌でドロップアウト。ちょうどその頃に転属の話が舞い込んできた。
　無口で無愛想、常に傍観者的態度をとるため誤解されるが、自分が信頼した人間に対してはかなり義理堅い。『死神隊』では何かあったらしいが、本人が語らないので誰も知らない。
　愛煙家（というかヘビースモーカー）。銘柄は「キャメルフィルター」BOX。趣味は銃火器及び刃物のコレクションと、その手入れ。だから、という訳ではないが、少々サディストの気あり。
　パイロットとしての腕前は、あまり高くない。機体性能で闘っている（というか、自分の乗った機体に適した戦いかたをする）。
　乗機のスペシネフ・ＤＥＡＴＨカスタムは、文字通り『死神隊』の専用機だったのだが、どさくさに紛れてかっぱらってきた。部隊としては何がなんでも取り戻したかったらしいが、転属先が死神隊設立の功労者、緒方所属のＣＲＡＺＥ隊であった為、部隊側は機体の転属をも黙認せざるを得なくなっている。
　通常のスペシネフと違う点は、背面ウイングがステルスシールドに換装（その為、羽根手裏剣攻撃が使用不可。その代わりにダッシュ中は敵からロックオンされない。形状は広げたコウモリの羽根の様な感じ）、熱光学迷彩装備（早い話が見えなくなる。ただしエネルギー消費が激しい上にただでさえ薄い装甲が、もはや皆無となっている）、両手のクローの代わりに、通常ＶＲで使用されているマニピュレーター（普通の手首）がついている（左手はオプションでクローになっていることもある）。
　基本戦術は、やはり遠距離戦が主体。横ダッシュキャンセルを駆使して「敵弾に当たらない」事を第一とする。あるいはわざと姿を見せて、味方の近接戦機が近寄るのを援護する。
　特殊攻撃として『ＴＨＡＮＡＴＯＳ』という技がある。精神コマンド「束縛」で無数の鎖を繰り出して敵を拘束した上で「手加減」しながら大鎌で切り刻むというえげつない攻撃。
　ただし、『死神隊』をやめてからはあまり使わないらしい。

・染谷　洋和（そめや　ひろかず）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ少佐／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）航空戦術部隊（瀧川空戦隊）所属
　乗機：ＲＶＲ−４２・ＣＹＰＨＥＲ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ
　性格：普通　精神コマンド：加速・ひらめき・必中・集中・魂・撹乱（脱力）
　４月１２日生まれ　２６歳　男性　Ａ型　身長：１８１ｃｍ
　ａ４年度Ｖ・Ｐ・Ｂランダムバトル世界大会優勝者。
　全てのバーチャロイドを自在に操り、「マシンチャイルド」の二つ名を持つ。バーチャロイドに乗る為に生まれてきた様な人。
　その能力故に、入隊から毎年色々な部隊に引き抜かれている。
　だが、去年参加したとある作戦に於いて、作戦に同行した別部隊の裏切りに合い、自分の部隊を壊滅させられてしまった。上層部は一連の事件の責任を全て彼に押し付け、ＣＲＡＺＥ隊へのａ７年度からの移籍（事実上の左遷）を持って、事件を解決させた。
　エリート街道を叩き落とされた不幸の人。
　Ｐ・パイロット時代が華々しかっただけに、Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ内にも敵が多い。特に招待参戦したａ６年度世界大会出場を賭けたＮＧＴ地区予選では、ＪＰＮ代表決定戦進出を賭けて尚貴と準決勝で対戦。これを撃破している為、相当の恨みを買われている。他にも、彼と対戦して完膚無きまでに叩きのめされた隊員は多い。
　味方としては心強く、敵に回せば最も恐れられるべき存在。
　ただ、多少他とずれているところがあるらしい。かつて同じ部隊に所属していた隊員は「仕事仲間としては最高だが、友人としては問題がありすぎる」とこぼしている。

・高森　尚貴（たかもり　なをき）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ伍長／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）航空戦術部隊（瀧川空戦隊）、作戦司令部情報処理課所属
　乗機：ＲＶＲ−４２・ＣＹＰＨＥＲ　ｒ．ｎ．ａ．ＴＹＰＥ　ＮＡＷＯＫＩ　ＶＥＲＳＩＯＮ（ブラックパープル×パープル、下両尾翼にヤガランデ・アイあり）
　性格：強気（超強気の時も超弱気の時もある）　精神コマンド：気合い・挑発・覚醒・熱血・魂・撹乱（脱力、偵察））
　１月１９日生まれ　年齢不詳（推定２０代前後）　女性（男子制服着用）　Ａ型　身長：１６３ｃｍ
　過去の経歴抹消済み。自分自身も過去の記憶が曖昧、というか記憶がない。
　気が付いたらＶＲに乗っていた、と本人は言う。
　Ｖ・Ｐ・Ｂの会場で知り合った千羽矢と共に、Ｐ・パイロット時代の隊長クラス５人の追っかけをしていて、彼女自身は一郎の大ファンだった。乗機もその影響でバイパーを使用。
　サイファーロールアウト以降は、「一郎が開発した機体だから」と当然の様にサイファーに乗り換えた。
　サイファー乗りのくせに特攻好き。「他の機体に乗り換えたら？」という周囲の声にも耳を貸そうとはしなかった。
　特攻する分逃げも多く、彼女と当たった対戦者は試合開始直後に集中攻撃を食らい、高速逃げに追いつけず、殆どがタイムアップ負けを帰している。はっきり言って「嫌われる戦い方」をするタイプ。Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ入隊後は、一変して相手を撃破することにこだわりを持ち始めた。
　ａ７年度入隊の新人。ちなみに、作戦司令部にも籍があるのは、保険で受けた中途採用にも受かったから。なにげにこっちの方が高倍率。非出撃時はオペレータールームから友紀のサポートを行っている。
　トータル的な成績は下から数えた方が早いが、瞬間的なバーチャロン・ポジティブは新人はもとより、過去の所属隊員の中でも上位を記録していることが判明した。

・土居　二郎（どい　じろう）通称ＤＯＩ−２
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ少将／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）陸上戦術部隊Ａ班（藤崎激戦隊）所属
　乗機：ＳＡＶ−０７・ＢＥＬＧＤＯＲ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ（指揮官彩色。肩に大量の撃墜数マークとＯ．Ｍ．Ｇ．帰りの印がペイントされているのが特徴）
　性格：超強気　精神コマンド：挑発・気合・幸運・加速・撹乱・ド根性
　５月１８日生まれ　２８歳　男性　Ｏ型　身長：１７６ｃｍ
　オペレーション・ムーン・ゲート（Ｏ．Ｍ．Ｇ．）で英雄的活躍を見せ、帰還した一人。Ｄ．Ｎ．Ａ．のトップエースとして、その後も戦功と年月を積み重ねてきたベテラン。
　しかし、少将に任命されたその直後ＣＲＡＺＥ隊への派遣が決定。Ｄ．Ｎ．Ａ．側の切り札として派遣とされているが（彼にはそう説得）、ＤＮ本社は彼をＣＲＡＺＥ隊をＤ．Ｎ．Ａ．傘下に取りこむための工作員として考えている。
　長年の戦闘からくる状況判断力と本人のパイロット能力に起因する戦闘能力は、ＣＲＡＺＥ隊の中でもずば抜けて光っている。純粋な能力のみなら確実に隊長クラスをも凌駕する。ＳＡＶ乗りのカリスマ的存在。
　そもそもベルグドルやグリスボック自体が彼が使うことを前提に開発されており、機体に特別なカスタマイズは一切行っていない（と言うより必要ない）。携帯する武器及び搭乗するＶＲを任務によって変えるくらいしか特別なことはしない。
　それでも、大戦果を挙げてくるので、軍の上層部やメカニックには非常に評判がいい。良くも悪くも非常に優秀な軍人である為、やや高圧的。
　コストばかりかかるカスタムＶＲには否定的。よって、P・パイロット出身のパイロットのことをあまりよく思っていない。
　軍人生活が長く、女性に触れる機会が少なかったせいか、女性に弱い。今回の異動はかなり精神的にキているらしい。ちなみに酒豪。
　元々はＤＮ社最高幹部会直属部隊（Ｏ．Ｍ．Ｇ．以来のエースのみを集めた部隊）所属の世界的に有名なパイロット。

・水無月　淳（みなづき　じゅん）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ軍曹／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）重火器戦術部隊（菊地重戦隊）所属
　乗機：ＳＡＶ−３２６−Ｄ・ＧＲＹＳ＝ＶＯＫ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ　ＪＵＮ　ＣＵＳＴＯＭ（ミッドナイトブルー）
　性格：強気精神コマンド：根性・集中・ひらめき・挑発・再動・覚醒
　１９歳　男性
　『命中率が10％でも、敵の10倍弾を撃てば勝てる』をモットーとする射撃青年。
　但し、グリス＝ボックの最強兵器である核ミサイルは搭載していない。「いくら上空４万キロ以下での核の使用が禁止とはいえ、装備していたら使ってしまうかもしれない」という考えを持つ地球愛好家。
　それ故に、以前所属していた部隊では「変わり者」扱いを受けていた。
　そういった真面目な面とは裏腹に、裏では様々な噂が流れているが、本人は知ってか知らずか、何も話そうとはしない（本当に知らないのかもしれない）。
　意外と冷酷かつ冷徹で、仲間からは「てめぇの血は何色だ？」とか、「血も涙もないやつ」とか言われている（本人は、人情より仕事の方が優先順位が高いだけで、そんなことはないと主張）。

・竜崎　千羽矢（りゅうざき　ちはや）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ軍曹／第９０１２特殊攻撃部隊（通称ＣＲＡＺＥ特攻隊）陸上戦術部隊Ｂ班（飯田陸戦隊）所属
　乗機：ＳＲＶ−１４・Ｆｅｉ＝Ｙｅｎ　１ｓｔ　Ｃｏｌｏｒ　Ｄ．Ｎ．Ａ．ＴＹＰＥ
　性格：超強気　精神コマンド：ド根性・気合・熱血・集中・夢・魂
　１２月１３日生まれ　２２歳　女性　ＡＢ型　身長：１５３ｃｍ
　父親がＶＲ開発に関わっていた為なのか、本人の意思とは裏腹にＶＲパイロットになってしまった。ちなみに、追っかけ時代は成一のファン。尚貴とはＶ・Ｐ・Ｂ５ｏｎ５世界大会の時に知り合った。
　ちなみに、メイン機体はフェイ＝イェンだが、サブ機体はスペシネフＤ．Ｎ．Ａ．タイプ。大鎌を振り下ろすのが好きらしく、フェイ＝イェンの時とは違い、接近戦を好む（しかも性格も変わるらしい）。機動性を重視した結果、フェイを選んだ。新型フェイ＝イェンロールアウト後は、ｒ．ｎ．ａ．タイプの支給が決定している。Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ内でも珍しく、Ｄ．Ｎ．Ａ．、ｒ．ｎ．ａ．どちらにも所属していない（父親が関係しているらしいが詳細は不明）。
　ＶＲパイロットになっていなかったら教師を目指していたという。基本的に博学で頭がよい。
　ちなみに面倒見はいい方。世話好きらしい。尚貴にとっては女房役みたいな人。
　父親（ちなみに彼女の両親は離婚している。千羽矢は母親についていった）はＤ．Ｎ．Ａ．所属のＶＲ開発エンジニア。そのせいもあってか、子供の頃からＶＲに接する機会も多かった。Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ内にも彼女の幼少を知る者も多い。
　今回の大規模異動にもかかわらず、クレイスと共に残留（他の隊員は全て異動）。
　半年ほど前に極秘任務に出てから、ちょっと独り言が多くなっているらしいが、あまり気に留める者はいない。

・赤木　香緒里（あかぎ　かおり）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ大尉／作戦司令部情報処理課前線連絡担当
　性格：普通（若干強気）　精神コマンド：再動・愛・補給・激励・復活・信頼
　１月１３日生まれ　２５歳　女性　Ｂ型　身長：１５３ｃｍ
　ＣＲＡＺＥ隊専属オペレーター。実は一郎のファン。
　女性隊員にとっては姉のような存在。ＣＲＡＺＥ隊はもちろん、他の隊の隊員やオペレーターから、度々相談事を受ける。
　一度戦闘に入ると、凄まじい早さで情報を分析。前線の隊員にとってはなくてはならない人。
　普段優しいが、怒らせると怖い。

・日向　友紀（ひゅうが　ゆき）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ中尉／作戦司令部情報処理課前線連絡担当
　性格：超強気　精神コマンド：偵察・激励・再動・友情・信頼・挑発
　７月１１日生まれ　２４歳　女性　身長：１６８ｃｍ
　ＣＲＡＺＥ隊専属オペレーターの一人。一郎とは犬猿の仲。
　香緒里と共に姉的存在として、慕われている。
　敵ＶＲとＣ．Ｉ．Ｓ．の補足を主に担当。出現ＶＲの予想は８割の確立で当たる。
　顔が広く、主な主要部隊メンバーとは殆ど知り合い。特に第８９４９連隊の各大隊長とは古い付き合い。

・Ｄｒ．Ｔ（本名：トウマ・ジーナスウィンド）
　Ｂｌａｕ　Ｓｔｅｌｌａｒ少佐／ｒ．ｎ．ａ．技術開発部ＶＲ特殊戦闘技能開発課責任者
　乗機：ＭＢＶ−７８７−Ｅ・ＴＥＭＪＩＮ　ＴＥＳＴ　ＴＹＰＥ
　性格：普通　精神コマンド：加速・必中・幸運・撹乱・魂・根性
　年齢不詳　男性
　元々はパイロットではなく、バーチャロイドの戦闘特殊技術を開発する任務を担った通称「ドクター」。
　各攻撃のレバー２本による「入力最適化」を考案したり、通常の発想ではちょっと想像つかないような連繋・特殊攻撃を発案、パイロットにテクニックとして伝達することを仕事としている。
　バーチャロイドの各種システムをほぼ完全に理解しているので、通常のパイロットとは少々、血色の違った不思議な戦い方をするのが特徴。
　得意技は、相手の背後にクイックステップで回り込みつつダッシュ近接に移行し、振り上げたビームソードを直接相手の背中（＝Ｖコンバータ）に叩きつけて、ＶＲを一撃で頓挫させる近接戦闘専用特殊技術「燕返し」。
　また、テムジンの上半身から突如高エネルギーを発生させ、瞬発で相手にレーザーを放射する「オーラキャノン」や、縦ウェーブを３枚連続で射出する「土爪（トウチャオ）」などの技を駆使して戦闘を展開する。ただ、遠距離戦は苦手らしい。
　Ｖ−フィールド理論提唱者。
　緒方には絶対服従で、一緒にいることが多い。