第3プラント/ムーニー バレー(第3攻撃大隊基地)
 第2格倉庫
「おいアル!!(アルマンディーヌ)」
 ウリエルは2階からアルマンディーヌを呼んだ。
「な〜に?ウリエル。」
 1階にいたアルマンディーヌはひょっこりとウリエルの視界のはいる位置に顔をだした。
「お前の”鳳凰”の最終点検終わったか?」
「バッチリよ
「そうか・・・・・」
 ウリエルは煙草を口にくわえた。
「ウリエルの方はどうなの?」
「ば〜か。俺の機体の最終点検は鳳凰の後だから終わってる訳ねぇだろ。」
「そうだっけ。」
「・・・アル、頼みがあるんだけどお前と誰か点検が終わってる奴でアリス達の様子を見に行ってくれないか?」
「あら、ローレル隊長さんがいるじゃない。心配しなくてもいいじゃないの?」
「いいから!!行ってくれ。」
「ふう〜ん・・・別にいいけど誰がいいかしらね
 アルマンディーヌは休憩室へ向かっていった。

 第8プラント/フレッシュ リフォー(第8主力攻撃大隊基地)
「あああ・・・・どうしよう!!どうしよう!!・・・・」
 アリスがパニックになった様子でミーティング室に駆け込んできた。
「一体何だよ・・・落ち着きがないなぁ・・・」
 ヨウイチは少し冷ややかな目でアリスを見ていた。 
「あのあの・・・・」
「少し落ち着きなさいアリス。何があったの?」
 ローレヌは混乱しているアリスを宥めた。
「・・・私のサイファーが壊れちゃったんです!!!」
「え!?」
「よく確かめたのか?」
「失礼ね! 私だってちゃんと色々と試してみたわよ。」
「・・・・・これは仕方ない事ね。405号機はこれでも随分と保った方よ。」
「随分と・・・・?」
「あの機体は全壊状態から奇跡的に復活した機体なの。いつ壊れても決しておかしくはないわ。」
「でも・・・・これからどうすればいいのですか?」
「戦闘への参加はしばらくは不可能だね。」
「ええ〜〜?!!」
「順応性のあるサイファーへ乗り換えてもらうしかないわね。」
「・・・ですがこいつは日にちは経ったとうはいえ、あくまでも新人。未熟なパイロットがうまく乗りこなせるかどうか・・・・」
「未熟なパイロットで悪かったわね!!」
 アリスはムッとオていた。
「彼女には素質があるわ。心配しなくても大丈夫よ。」
「・・・・改めてそう言われる照れますねぇ。」
「社交辞令という言葉知ってんのか?」
 ヨウイチはアリスに茶々を入れた。
「意地悪だなぁ。」

 第3プラント
 休憩室
「ああ、ロキ少尉ならシャワー室に行ったと思いますよ。」
「そう。」
 休憩室にはエミが一人でお茶を飲んでくつろいでいた。
「シャワー室ねぇ・・・・黶v
 アルマンディーヌはニコッとした。
「どうしました?」
「いえ、何でも黶E・・ありがとうね。」
 軽い足取りでアルマンディーヌはシャワー室へ向かった。
「何か怪しい・・・」
 
 シャワー室
「ロキ
「うわわわわわ・・・・って、アルマンディーヌさん?」
 突然、脱衣所に入ってきたアルマンディーヌにロキは驚きの表情を見せた。
「・・・着替え終わってたのね。ちょっと残念。」
「(何を期待していたのですか?)・・・・。で、用件があってきたのですよね?」
「そう。ウリエルから頼まれたんだけど、アリスちゃん達の様子を見に行ってくれって。是非、私と一緒に同行してくれないかしら?」
「構いませんが、私のサイファーはまだ点検中ですよぉ。」
「大丈夫黹鴻Lには取って置きの機体を用意してあるから。」
アルマンディーヌは微笑んだ。
「取って置きの機体・・・?」

 第8プラント
 ピーピー・・・・
 発信音がミーティング室内に鳴り響いた。
「RNAが侵攻してきました。直ちに応戦して下さい。」
 オペレーターの姿がモニターに映った。
「第4格倉庫に行くわよ。」
「了解。」
アリス達は第4格倉庫へ向かった。

「アリス・・・・機体に馴染めそう?」
「ええ、大丈夫です。」
「無理するなよ。足手まといになるから。」
「・・・(ーー*)。ご忠告ありがとう。」
 ガシャン、ガシャン・・・・
 前方に2機のRNAスペシネフとRNAアファームドSが見えた。
「準備はいい?」
「はい。」
 ヨウイチとアリスは2機のスペシネフの攻撃を仕掛けた。
「・・・!」
 ローレヌが1機のRNAアファームドSに構えた瞬間、上空からRNAフェイーイェンKnが舞い降りた。
「・・・・お前は他の奴らを相手にしろ。」
 RNAフェイーイェンKnの外部スピーカーからRNAアファームドSに指示する声がした。
「が、しかし・・・」
「黙れ!」
「・・・・・。」
 RNAアファームドSはアリス達の方へ向かって行った。
「初めまして、私はエドワードと申します。」
「フェイーイェンKnがわざわざ何しに来たのかしら?」
「あなた方の部隊は今後、特殊な任務につくことでしょう。」
「・・・・何が言いたいの?」
「私の部隊にも関わることもあるでしょうから、ご挨拶に参りました。」
「随分と暇人なのね。」
「DNAの一部では有名なあなたですから・・・・興味を持ちましてね。」
「プロポーズなら他の人を当たってくれない?」
「さて、お話はこれぐらいで・・・・」
 ザッ!!!
 エドワードはローレヌに斬りつけてきた。
 ローレヌはそれをガードすると反撃に出たが、ジャンプで回避された。
 エドワードは直ぐさま着地するとローレヌの反撃の隙を狙ってすかさず攻撃した。
「・・・!!」
 ローレヌは攻撃をまともに受けダウンした。
 エドワードが追い討ちをかけようとした時、ローレヌは間一髪で回避した。
 距離が離れるとローレヌはRTCWを放った。エドワードはそれを前ダッシュで回避すると距離を徐々に縮めていった。
 それに応えるようにローレヌは空中前ダッシュで距離を縮めた。
 そしてエドワードはハンドビームを放ちながらローレヌの着地を狙っていた。ローレヌはダガーで対抗した。
 ドシン!!
 アリスはスペシネフのターボ鎌を受けて転倒した。
「・・・ぐっ!」
「おい!大丈夫か?」
「なんとか・・・・・」
 アリスは起きあがった。ちょうど1機のスペシネフとアファームドSを擱座させた後のことだった。
「だからやめとけって言ったんだ。」
 ヨウイチの言葉にアリスはカチンときた。
「うるさいわねー!!」
「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・・」
「?!!」
 1機のスペシネフから不気味な笑い声がしてきた。
「何・・・こいつ・・・・」
 アリスとヨウイチは呆気に取られた。
「まだ面白くないねぇ・・・・」
 そのスペシネフはアリス達に突っ込んできた。
 ヨウイチはターボ鎌を放つと、そのスペシネフはそれに直撃して転倒した。
「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・・」
 転倒したスペシネフは不気味な笑い声をあげながら起きあがった。
「いかれてるな・・・」
 ヨウイチはRTRWを放った。スペシネフはそれを回避すると通常ではあり得ないような猛スピードでアリスに接近してきた。
「・・・!!!」
 アリスは相手のもの凄い殺気に圧倒され体が動かなかった。
「アリスーーーーー!!」
 ガシャン!!
 ヨウイチの叫びと共にスペシネフの鎌が振り下ろされた。

 エドワードはソードウェーブで攻めていった。ローレヌは至近距離までジャンプすると右クイックステップ近接を出した。
 エドワードはガードすると反撃に出たが、逆に隙をつかれてキャンセルからの攻撃を受けてしまった。
「さすが・・・特殊部隊ね。」
 ローレヌはRTRWを放ったが追い討ちにはならなかった。
 エドワードは起きあがった瞬間、ローレヌへの攻撃を止めた。
「お手合わせありがとうがざいました。また会う機会を楽しみにしています。」
「・・・・また来られても私は嬉しくないけどね。」
 ローレヌは苦笑しながらエドワードの去っていく姿を見送った。

 ガシャン!!
「・・・・・・?」
 気がつくと目の前のスペシネフはダウンしていた。
「アリスちゃん 大丈夫?」
「この声は・・・・」
 アリスがふと左を見る大型サーベルの様なソードと腕を包む盾を持ったサイファーがいた。
「改良機?」
「そうよん黹鴻Lの改良機”オーディン”よ。」
「すごい・・・・ってアルマンディーヌさん?!」
 アリスのすぐ側には真っ白でビームキャノンがなく、刺々しいフォルムが少し丸くなった尾のようなものがついているサイファーがいた。動きもどことなく柔らかで女性的である。
「ちゃお  どう?私の”鳳凰”は。」
「違う機体みたいですね。」
「まあね  攻撃も変わってるし。」
「終わった気でいるなよぉ〜!!!」
 スペシネフがむくりと起きあがってひっくり返った声で叫んだ。
「こんな奴、私が片づけてやるわよ。」
「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・笑わせてくれるぜ。」
「あーら、この鳳凰の力を甘く見ちゃいけないわよん
 アルマンディーヌはふわっと舞い上がった。
 スペシネフはRTLWを放った。
 アルマンディーヌはマルチランチャーをボーガンに変形させて超音波を放った。
 スペシネフは着地を狙ってRTRWを放った。
 するとアルマンディーヌの胸部から青い鳥のようなビームが放たれRTRWを打ち消してしまった。
「・・・・甘いな。」
 スペシネフはあっという間にアルマンディーヌのそばまで行くと鎌で斬りつけた。
「!?」
 そうに見えたが、アルマンディーヌの方が上手だった。
 いつの間にか彼女は上空から奇襲してきたのだ。
「何?!」
 スペシネフが斬ったのは幻影だった。
 アルマンディーヌは背中にあった尾でスペシネフを突き刺した。
「私の乗っているのは”サイファー”じゃなくト”鳳凰”よ
「何があったのですか???」
 アリスはキョトンとした。
「アルマンディーヌさんの改良機”鳳凰”は幻影つくることが出来るんです。忍術でいう”木の葉の術”か”分身の術”っていうところですね。」
「ふーん・・・・」
「なめたマネしやがって・・・・」
 スペシネフはスクッと起きあがった。
「・・・・信じられないわね。あれを受けてすぐ起きあがれるなんて。」
「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・・あんなの屁でもないね。」
「何かあるって事ね。」
「何もねぇさ!! お前がどういう小細工使ったか知らねぇが・・・俺が動かしてるのはぁぁぁぁーーーーー!!!・・・・」
 スペシネフの動きが蠢くような感じになり、声の調子も狂っていた。
「狂気なんだよぉぉぉぉ!!!! ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・」
「・・・もはや人間ではない状態ですね。」
「あー怖い怖い。」
 アルマンディーヌは再びボーガンから超音波を放ったが、全く効いていなかった。
「解除しちゃったんだ・・・・」
「アルマンディーヌさん気をつけて下さい!!彼の13秒間の無敵化は他のパイロットがするよりも遙かに危険だと思います!」
「精神もいかれてるからね・・・・」
 スペシネフがターボ鎌を放った。アルマンディーヌがそれを回避したとたん信じられない光景が目に映った。ターボ鎌の軌道上に地面の裂け目が深く出来ていたのだ。
「破壊力が増している・・・・」
「速度も増しています!!」
「?!!!」
 アルマンディーヌが声をあげる間もなく右肩の部分が粉々になっていた。
「嘘!?」
 一同は我が目を疑った。武器の速度も速くなっていたのだ。
「上等ね!!」
 アルマンディーヌは幻影を生み出したが、一瞬にして消し去られてしまった。
「アルマンディーヌさん軍曹!!!」
 そして一瞬にして彼女の背後につき斬りつけた。相手がダウンすると彼女を持ち上げては何度も地面に叩きつけた。
「アルマンディーヌさーーーーーん!!!」
 ロキが前ダッシュした。アリスも追うようにした。だが、彼女が全壊されるのも時間の問題だった。
 シューッ!ガン!!
 レーザーが突然スペシネフの頭部に激突し、スペシネフはダウンした。
「?!」
 レーザーを放ったのはローレヌだった。
「ローレヌ隊長!!」
 スペシネフは起きあがるとローレヌに向かってダッシュした。ローレヌはジャンプするとダガーを放った。スペシネフはそれを回避し距離を縮めた。着地してスペシネフの近接をかわした瞬間だった。
(ローレヌ・・・俺から逃げないでくれ・・・・)
「・・・!!」
 突然、声がローレヌの頭の中で響いた。彼女はそれにひどく動揺した。
(俺はお前が好きなんだ・・・・)
「やめて・・・」
(・・・逃げても無駄だよ・・・・)
「いや・・・お願いやめて・・」
(必ずお前を俺のものにするから・・・・)
「いや!!」
(・・・たとえ・・・・)
「ルワーノ!!!」
(・・・・・・・殺してでも・・・フフフ・・・ハハハハハハハ・・・・)
「いやああああああああああああああーーーーーーーー!!!!!!」
 ローレヌは自我を失った。

「ローレヌ隊長!!」
「相手の狂気がスペシネフだけには収まらなくなったんです。たぶんあのスペシネフに乗っている方は元々異常な狂気の持ち主だったんでしょう。その狂気が隊長にも影響
を及ぼしているのです。」
「隊長は暴走しているってことか・・・」
「たぶん・・・・」
「おおおおおおおお!!!」
 ローレヌはソードを振った。それをスペシネフがクイックステップで回避しようとした時、彼女はスペシネフの首を掴んだ。
 そして、地面に叩きつけるとすかさず追い討ちをかけた。さすがのスペシネフも暴走したローレヌの攻撃には応えたようだ。
「許せない!!!!!お前だけは!!!」
 起きあがったスペシネフをホーミングレーザーで撃つとS.L.Cで突っ込んできた。
 スペシネフはターボ鎌を放ったがそれをなんとローレヌは打ち消してしまった。S.L.Cがスペシネフに激突し、スペシネフは攻撃能力を失った。
「す、凄まじい・・・・」
 アリス達は唖然としていた。
「私が行かなきゃ・・・」
 アルマンディーヌはよろりと起きあがった。
「ダメですよ。無理しちゃ!」
「心配しないでロキ。」
 彼女は微笑むと前進した。そして、ボーガンをローレヌ達に向けた。
「アルマンディーヌさん!!」
 ボーガンから光が放たれ広がっていった。
 するとローレヌとそのスペシネフはぴたりと動きが止まった。
「何が起きたんですか?」
「サイファーとスペシネフの暴走を止めただけよ。」
「つまらねぇが・・・不利だからひとまず撤退するよ。」
 スペシネフは逃げるように去っていった。
「・・・・・。」
「パイロットは正気になったみたいですね。」
「でも、なぜスペシネフは自壊しなかったのでしょうか?」
「結論からいくと解除していなかったんですね。ですが、彼の狂気は凄まじいものですから彼の言う通り”狂気”で動かしていたんでしょう。それがあのスペシネフの原動
力となっていたんです。」
「Vアーマの能力まで上げちゃうなんて・・・・」

「ローレヌ隊長さん
 アルマンディーヌは軽い口調でモニターからローレヌに話しかけた。
「アルマンディーヌ・・・様子見にでもしてきてくれたの?」
「暇でしたから。」
「・・・・迷惑かけてしまったようね。」
「いえいえ  ところでお尋ねしてもいいですか?」
「何?」
「ジャックとはどういう関係ですか?」
「赤の他人よ。」
「本当ですかぁ〜?」
「任務に関係ないことは謹んでください!関係などない!!」
「ふふふ・・・冗談ですよ  そんなに怖い顔をなさらないで下さいな。」
 アルマンディーヌはモニターを切った。
「あんなにムキに言われると何かありそうな気がするんだけどなぁ・・・・余計気になってくじゃない。」
 アルマンディーヌは笑顔ながらも内心、ローレヌの動揺振りには驚いていた。
「女同士で何を話しているのでしょうね?ロキ少尉。」
「正確には女同士じゃないんですけどね。」
「え゛っ?!」
「アルマンディーヌさん男なんですよぉ。」
「えええええええええーーーーーー!!!!・・・知らなかった。」
「無理もないことですよねぇ。私も脱衣所に入られるまでは気づきませんでしたし。」
「脱衣所・・・?」
「軍事用のIDカードと虹彩の照合が合わないと入れないんですよぉ。ですから・・・」
「そんなこと知っていますよ!!・・・ロキ少尉、何もされなかったんですか?」
「ええ。・・・どうしてですかぁ?」
「いえ・・・何でもありません。」

「さあ、帰還するわよ。」
 モニターにローレヌの姿が映し出された。
「はい。」
 アリスが戻る準備をしたとき、また呼び出し音がした。
「?・・・はい。」
 アリスがモニターを開くと男性の姿が映っていた。ロキでもヨウイチでもウリエルでもない見知らぬ男性だった。
「任務大変だったね。アリス。近いうち会えるといいな。・・・じゃ。」
 モニターは一方的に切られた。
「あ・・・まっ・・・・切れちゃった。誰なんだろう・・・」
「アリスちゃん齣≠ュ来ないと置いて行くわよ。」
「まっ、待って下さいよぉ〜〜〜〜〜〜。」
 アリスが帰還しようとした時だチた。
「・・・?」
 ふと上を見上げると1機のサイファーが上空を通り過ぎていった。

【第5章 SHE’S LOST CONTROL〜CYBER ROSE〜終】

次回『第6章 ROCKET DIVE〜火の鳥〜』
 はーい!! アリスです!
 大ニュース! 改良機が私のサイファーにもあるんだって!!
 わーい、わーい。みんな改良機に乗って心機一転。それと同時に私の前に一人の男性パイロットが現れたの。その人は私のことを何だか良く知っているようで・・・・。
 あなたは一体誰?
              
<キャラクター紹介 5>
アルマンディーヌ・パイロープ (本名 アルマンダイン・パイロープ)
年齢:22歳  性別:男性  血液型:B型
精神コマンド:信頼・補給・集中・必中・撹乱・幻惑
 陽気なニューハーフ。第6サイファー部隊の助っ人として編入してきた。
 ウリエルとは同期で彼の秘密などは良く知っているらしく、さすがのウリエルも彼 (彼女?)の前では怖じ気づいてしまうこともある。なぜか、ロキにはやたらと優しい。
 戦闘スタイルはまず前線に出ることはまずない。なぜなら彼の乗る”鳳凰”は徹底的に援護型にしたサイファーであるから前線での戦闘は不利なのである。
 また、攻撃力もCWとS.L.C以外は微弱なものであるが、その代わり追加反応というものがある。(攻撃が当たると5秒間しびれて動けなるとか、相手の特殊効果を失わせるなど)