Mindanao Children's Library Foundation, Inc.
English version website from Philippine Mindanao

The
Mindanao Children's Library is a local NGO and non-profit corporation authorized by the Philippine government
that
provides storytelling, scholarships, medical care, construction of nursery schools, tree planting, and emergency relief
for orphans of
the Philippines for extremely poor and unfortunate children, such as war orphans and collapsed families.
If possible, please come and meet the children of the Mindanao Children's Library. Families are welcome.
A
ccommodation fees are not charged. You can spend time with 80 bright children.
For questions about visitation requests and support, please e-mail local staff member
A
zusa Miyagi! mclmindanao@gmail.com



2022 Activity Record: Table of Contents
Maquilara Scholar and Paddy Field Survey GO!
Scalar Survey of Maquilara Earthquake Evacuation Area  GO!
Return to the sea boarding house Santa Maria and Scalar Survey GO!

makisui
makisui Maquilara Scholars and
Paddy Field Survey
July 12, 2022: Active Date
I made a video video with the photos below!
I
f you want to see it, please click below!
If you want to know the contents in depth,
you read the statement on the site!
Video Go!   
1)Scalar Survey and Paddy FieldGO!
2)I was washing dishes.Two girls GO!
3)山の家に向かった GO!
4)地震時に会った家族の映像GO!

5)家が修復されて GO!
6)スカラ―の少女に出会った! GO!
7)水田の状況調査 GO!
8)MCLの未来と継続を考えると GO!
9)小作人の家族を訪ねた GO!
10)精米もご飯作りも子どもたち! GO!

11)薪集めも炊き出しも! GO!
sui1

Scalar Survey
and Paddy Field

A child who lost his father in an earthquake
I was going to school in good spirits!

After completing the morning scalar survey,
Out of the mountainous area
again on the national highway,
We headed to the foothills of Mount Apo and
the mountainous area on the other side.
MCL scalars,
There are really a lot of extremely poor children
from deep in the mountains.

When accompanied by a visitor from the Japan,
"There are so many people in a place like this.
I can't imagine living there!"
There are so many mountains and remote areas
that it is said,
4Can only be reached by WD car.


sui2
I was washing dishes.
Tw
o girls


I
t was just lunchtime,
H
ere it is called Calendelia
I
f you try to eat lunch at a simple restaurant
along the national highway,
Two girls who were washing dishes,
they jumped out of the kitchen and jumped to us!

W
hat a scholarship sister!
Th
ey're kids who usually live in the MCL,
bu
t they say,

"I went home for summer vacation.
Being poor in a single-mother household,
When a child of his age comes back

I can't feed her by myself!"
So Working in our cafeteria,
I'm feeding my mom, sister and brothers!"








スカラー調査と水田
地震で父を失った子も
元気に学校に通っていた!

午前のスカラー調査を終えて、
山岳地帯から再び国道に出て、
アポ山麓と反対側の山岳地帯に向かった。
MCLのスカラーたちは、
本当に山奥から来た極貧子たちがおおい。

日本からの訪問者が同行されると、
「こんなところにこんなに多くの人たちが
住んでいるなんて考えられない!」
と言われるほどの山奥やへき地が多く、
4WDの車でないと到達できない。

タイヤも深堀で大きく、
山道を行くのでガソリン代が馬鹿にならない。
世界的な資源供給不のせいか、
ガソリン代の値上げが、
MCLの活動費を圧迫している!

このトヨタのハイラックスは、
台湾赤十字社が寄贈して下さったもので、
本当にほんとうに役にたっています!感謝!
けれど、もう一台の4WDが使い古されてダメになり、
どなたか寄贈していただけませんか?

sui2
皿洗いをしていた
二人の少女が


ちょうどお昼時だったので、
こちらではカレンデリアという
国道沿いの簡易食堂で昼食を食べようとしたら、
皿洗いをしていた二人の少女が、
調理場から飛び出してとびついてきた!

なんと奨学生の姉妹だった!
普段はMCLに住んでいる子たちだけれど、曰く

「夏休みに家に戻ったのだけれど、
母子家庭で貧しくって、
年頃の子がもどってくると
母親だけでは食べさせれあげられないの!

だから、
私たち食堂で働いて、
母と妹と弟たちを食べさせてあげているの!」

sui3
山の家に向かった

地震で父親を失ってスカラーになった
家族の家が再建されたと聞いて、
山の家に向かった。

川を超え


馬かバイクか
トラックでしかたどれない道を

山奥へと登っていった。

こんなところに?
と思うような谷間にも
家が見える。


道沿いに家が建ち始めて
目的の集落に
近づいているのがわかってきた。


しかし、
家々のかなりは
地震で倒壊したまま残されていた。


この付近の山岳地域での収入は、
谷間の斜面にゴムの木を植えて
汁をとって
固まったゴムを洗って売ることだ。


MCLで建てた保育所もあった。
幸い保育所は地震の影響を逃れて
無事だった!

北野財団の皆様
ありがとうございます!

この集落から
さらに山を歩いて、
目的とする家族の家に向かった。


sui4
地震時に会った時の
家族の映像を挿入


地震の悲しみで父さんが ここをクリックしてご覧ください。
地震と教会が崩れたショックで、
牧師をしていた夫が、
自殺した家族に出会った。


妻は、妊娠3カ月で
9人の子どもがいる。
まずはともかく、
5人の子どもたちをスカラーにした。



しかし、
家も崩れて住む場所もない。


そこで、上の子たちに案内してもらって、
当時訪問して来ていた
日本の大学の若者たちと一緒に
崩れた山の生家にむかった。


向こうの青いのが教会で、
手前の白いのが生家。


見た目は
セメントの立派な家だけれど、
中に入ってみると、


床も壁も
すっかり破壊され崩れていた。


行政によると
ここにはもう戻れないのだという。


sui5
家が修復されて

その後、
家が修復されて
戻れたと聞いてうれしかった!
今回は3年ぶりにこの家を訪ねた。


こんな山奥にも人が住んでいて
教会もあるなんて
信じられない!


人々が、
川沿いの斜面に住んでいるのは、
川沿いは土地の所有権が無く、
川の水をくんで
炊事や洗濯がしやすいため!

目指していた
教会とスカラーたちの生家が見えてきた。


かつて崩壊していた
家の壁や床も、
すっかり補修されていた!

家の中に入ってみると
床も補修されて
生活が出来る場所になっていた。

上の4人のスカラーたちは、
上の三人がシニアハイスクールを卒業して
長女は結婚して子どもが生まれ、
その下の男の子は、
ジュニアハイスクール(中学)を卒業して、
町で働いて母さんと妹を助けていた。

sui6
帰り道でスカラーの
少女に出会った


帰り道を歩いていると、
向こうから学校帰りの子たちが来て
何とその中の一人は、
3年前に出会った少女だった。


当時は
小学生の4年生だったけれど、
今年から
ジュニアハイスクールの1年生になる!

兄弟姉妹の中では、
いまも奨学生として
学校に通い続けている唯一の子だ!


私たちに会えて
嬉しくて涙を流している。

「ほら、お父さんが天国から
見下ろしているよ!」

「だから、がんばって
大学まで行こうね!」


「ここから大学までは、
歩いて通えないから
MCLに住んで、
近くの大学に通ったらいいよ!」

「もってきたバナナ
お土産にあげるね!」

sui7
水田の状況調査

地震の子たちの調査を終えた後、
マキララの水田の
状況調査に向かった。

このマキララ地区の水田以外にも、
MCLでは3か所に水田を持ち、
250人分の奨学生と
スタッフ家族の米を自給している。

寄付して下さった、
前田ご夫妻、東京メソニック、
台湾赤十字社の看板が建っています。
ありがとうございます!

ここ以外にも水田がありますが、
他団体や個人の方々の御寄付で
購入することが出来ました。
心から感謝申し上げます!

MCLの創設期である2003年から
米の値段は毎年上がり続け
当時の3倍から4倍になっています。

もしも、水田を購入していなければ、
多いときには300名を超える奨学生に加えて、
50名ほどいるスタッフとその家族、
そして戦争や洪水避難民の緊急支援もあり、
経済的に継続することが不可能だったと思います。

sui8
今後のMCLの
未来と継続を考えると


MCLでは、単価は高いのですが、
灌漑設備が行き届いている
水田を購入します。

灌漑設備が重要なのは、
体験からエルニーニョなどで干害が起こると
灌漑なしの水田は乾燥してしまい、
食料が自給できなくなって大変だからです!

また、現地では
有機栽培も視野に入れた
合鴨農法も行われていて、
フィッシュポンド(魚池)のある水田もあります。

2.5期作なので
2年間で5回の収穫があり、

今後のMCLの
未来へ向かって継続していく事を考えると、
農業基盤をしっかりと打ち立てることが、

子どもたちを100年、
200年と助け続けていくための
道造り基盤だと思っています。

エープリルリンの計算によると、
さらに10ヘクタール(2か所)
水田を購入すれば、

米だけでなく、
250人分のおかずを含め
全食費を
賄えることがわかってきました。

約2000万円ほどかかるのですが、
今年からスタッフになった
23歳の奈々子さんが、
クライドファンドを立ち上げました!

対面と同時に
MCLの子どもたちとの
ZOOMでの講演も開始しています。

ご連絡いただければ幸いです!
西村奈々子メール
mcl.nanako@gmail.com
講演、公演の予定表など
sui9
小作人家族を
訪ねた


水田を運営管理して下さっている
小作人家族の家を訪ねた。

小作人は、
地主が所有権を持っている土地に
作物を植えて
特定のパーセントを自分のものととする事ができる。

水田は法的に、
個人で5ヘクタールが限界だけれど、
MCLのような非営利法人になると
所有規模の制限は変わって来る。


小作人の家族は雇い主にもよるけれど、
土地なしの極貧家族よりは、
生活は安定している。
しかし、決して楽ではない。


MCLでは、
小作人家族もスタッフとして
同様の優待処置を付与しています。

小作人家族もスタッフの家族同様に、
子どもたちは小学校から大学まで行けて、
病気も検診から手術まで保証し、
保険と年金も支払ってあげています。


食べられて、
病気になっても治せて、
学校にも行ける。
生活と医療と教育を保証してあげています。


今回は、MCLのスカラーとして
シニアハイスクールに進学する子の
インタビューをしました。
シニアハイスクールは、どこに行きたいの?
将来大学は、どこのどの学部に行きたいの?

お父さんお母さん曰く、
「まだ下にも
何人か子どもたちがいるけれど、

MCLの小作人になれば、
子どもを何人産んでも
育てられそうですねえ!」(笑)

sui10
精米もご飯作りも
子どもたち!


水田で収穫された籾米は、
子どもたちが
MCLの庭で干して乾燥させ


袋に入れた後に、
穀物倉庫に移し。


精米も彼らが行う!

精米機を寄付して下さったおかげで、
外部でお金を払って精米せずに済みます。
本当に大きな経費削減になっています!

精米機の寄贈に
心から感謝申し上げます!


MCLの子たちは、
仕事も決して嫌がらず、
協働しながら笑顔で進めていく
本当い明るい子どもたち!


少しでも食費を削減するために、
米だけではなく、
野菜も育てています。

こうした農業体験が、
ふる里に帰った時にも役立ちますし、
会社や企業や、
どんな仕事についたにせよ、

「仕事は、言われたことをやるだけではなく
自分で考えて創ること!」
という本物の体験学習?
にもなる気がします・・・

sui11
薪集めから
炊き出しも


庭での野菜作りだけではなく、
炊事用の薪の準備も、
子どもたちが力をあわせて
協力して実行していきます。

子どもたちだけではなく、
スタッフたちもみんな一緒!
下の写真は、
妻でMCL代表理事のエープリルリン!
その下が、ぱぱトモさん!


薪集めが終わったら
川で自分を洗濯してから、


お昼ご飯を
薪で炊いて食べました!



MCLに戻っても
日常の野菜作りも
マキ割りも、


毎日のご飯作りも
子どもたちと若者たち!


男の子も女の子も
区別なくいっしょ!


おかずは質素だけれども、
なぜか、
とっても美味しい!!!


ご飯を1日3回も
食べられるだけでも
本当に幸せ!


マキララの スカラーと水田調査! 映像にGo!  
高画質でご覧になりたい方は こちらをクリック!


makila
地震避難地域
マキララのスカラー調査(1)

2022年7月12日:活動日
以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

マキララの スカラー調査! 映像にGo!
1)マキララのスカラー調査GO!
2)小学校とジュニアハイスクール GO!
3)村から山道を超えて GO!
4)子どもたちは助けあい!GO!

5)聞き取り調査を始めた GO!
6)スカラー調査が終わり GO!
7)お昼ご飯をご馳走になった GO!
8)手術を約束した GO!
9)町に近い子の家を訪ねた GO!
10)お母さんが殺されてしまった! GO!

11)地震関係の活動映像! GO!

地震で2年以上も避難生活を強いられている
マキララのスカラー調査!


2022年7月12日
私たちは、
マキララのスカラー(奨学生)の調査をした。

マキララは、MCL(ミンダナオ子ども図書館)のある
キダパワン市の隣の市だけれど、
比較にならないくらい小さな市だ。

アポ山の山麓に位置していて、
山頂周辺は、
深いジャングルで覆われていて、
たくさんの猿も住んでいるけれど、


バゴボ族と呼ばれている原住民も住んでいて、
戦前に原住民と結婚して、
ダバオの近くに住んで、
マニラ麻を栽培していたけれど、

第二次世界大戦が勃発して、
原住民と結婚していた日本人たちは、
家族で山に逃げて、その後は
自分が日系人であることを隠して生きて生きた。

MCLのスタッフやスカラーの中にも
この地に生まれた日系人が
何人もいる。


スカラーたちの住んでいる村は、
アポ山麓を四輪駆動車で
登って行った先にある!

登っていくと突然視界が開けて
バナナプランテーションの農場に飛び出した!

高地栽培のバナナプランテーションをぬけて
走っていくと、
驚いたことに!


若者が駆け寄ってきて
手をふった!

何と、ついこの間、
大学の教育学部を卒業した
MCLのスカラーだ!

教育学部を卒業して
ふる里の村の学校の教師に応募!
それが内定して、
書類を届けに村役場に行ってきたという。

MCLの卒業生で、
地元の学校の先生になった子は多い!

ソーシャルワーカー(福祉士)になって、
役場の福祉局の職員になった子も多い!

まずは、
ブハイ村の中心に建っている
村役場を訪ねた。

地域で活動するときには、
必ずその地の役場のDSWD(福祉局)を訪れて、
MCLのソーシャルワーカーが目的を説明して、
代表と共にサインをする。



maki2
小学校と
ジュニアハイスクール


村の中心には、
たいてい学校が建てられていて、
この村では、幼稚園と小学校と
ジュニアハイスクール(中学)が建っていた。

山のへんぴな村の場合は、
幼稚園と小学校だけだったりするけれど、
村の近くに住んでいる子どもたちは、
安心して幼稚園や学校に通えるから
それだけでも幸せ!

僻村では、
小学校に通うだけでも
ジャングルの踏みあと道を
5~10㎞ほども通わなければならない。

屋根に数字が書かれているのは、
戦争になった時に、
ドローンからの爆撃を避けて
避難所として守るため!

地震災害で学校は崩れたまま
3年近くたつのに
まったく修理の手が届いていない。


コロナのために、
対面授業がなされていないという
理由は、考えられるとしても、


へき地では、
オンラインで受けられるはずもなく、
子どもたちは学校に来ては
宿題を受け取って、

家で勉強して
学校に提出しなければならない。



ビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!

マキララの スカラー調査! 映像にGo!

maki3
村から
山道を超えて


村から出て
山道を超えて、
プランテーションの行きつく端に、

目的のスカラーのいる
避難所があった!


避難所に支援があったのは
地震後の短期間で、
その後は、ほとんど支援は来ないという。

このような状態で、
すでに3年近く暮らしているのだ!

家も倒壊したり、
地滑りがあったりして、
ふる里には帰れない。

たとえ帰れても、
家を建てるだけの資金もない!

しかし、支援でもらった
ビニールシートや貯水タンクが
役にたって生活している。


maki4
子どもたちは
助けあい!


子どもたちは助けあい
分かち合い
明るく
生きる力に満ちている!

こうした子たちが
生きる力に満ちているのは、
一人で頑張ろうとするのではなく、

困ったことがあったら
お互いによりそい、
理解しあって助けあい、
心の壁を作らないからだと思う。

そんな心が育まれるのは、
日常生活をいっしょにして、
いっしょにがんばり、
楽しく遊ぶ体験があるから?


maki5
スタッフたちは、
聞き取り調査を始めた


両親は、
バナナプランテーションで働いているものの
給与は安く
兄弟姉妹も10人もいて、

子どもが病気になり
借金をして治したものの、
その借金も返すことが出来ず、

家族の家を建てるどころか、
子どもたちを学校に行かせることも
不可能になってしまった。

スカラーの候補に推薦された子も、
ジュニアハイスクール(中学)は
卒業できたものの、

シニアハイスクールに進学したくても、
町まで通うための資金も出せない。
大学なんて
夢のまた夢!

いままでは、がんばって!
成績も優秀で
表彰もされてきた!

本人の気持ちとしては、
何とか自分ががんばって、
良い仕事について、
家族を助けたい!

兄弟姉妹を
学校に行かせてあげたい!

その思いをくんで
MCLに住んで
大学まで行かせてあげることにした!


maki6
応募してきた
スカラーの調査が終わり


私たちは、スカラーを採用する際には、
決定する前に、
必ず応募してきたスカラーの実家を訪問する。

実家を見ると、
その子の背景が
明確に見えてくるから!

今回わかったことは、
両親はそろっていても、
父親がプランテーションで時給を稼いでいても、
いつも仕事が与えられるわけではなく。

雨の日や風の強い日や、
収穫が終わった時などは、
仕事がストップしてしまい
給与も時給なのでもらえない!

兄弟姉妹が多く
病気の子もいたりして
借金の返済もあって、

地震後の避難生活からも
抜けられないでいる事だった。

そんな家族の悲惨な様子を見て、
自分ががんばって家族を助けるために、
大学まで卒業できるMCLの
スカラシップに応募してきたのだった!

ビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!

マキララの スカラー調査! 映像にGo!
maki7
お昼ご飯を
御馳走になった


応募してきたスカラーの調査が終わり、
昼食をごちそうになった!

どのような食事をしているかを知ることは、
家族の生活そのものを知るのには良いので
御馳走をいただくことにした。

お米も買えないから
普段の主食は、
ヤマイモ(カサバイモ)か
カルダバと呼ばれる食用バナナ。



バナナと言っても甘いバナナと異なって
カルダバと呼ばれる
ジャガイモのような
味のない芋バナナ!

生のまま食べるのではなく、
お鍋に水を入れて、
バナナを皮ごと炊きこんで
ゆでていく!



そのまま食べると味気がなく、
普段は、市場で売っている
塩辛や塩を付けたり、

砂糖汁に付け込んで
焼き鳥のように炭火で焼いて
バーベキューのようにして食べる。
炉端で良く見るバナナキュー!

食べ慣れると懐かしく、
独特の香りがあって、
何もつけずに食べても
おいしい気がする。


子どもたち家族にとっては、
食べられるだけでも幸せよ!


今回は特別に、
お酢のなかに塩を入れて出してくれた!
お客さまだから、
これを付けて食べてね!


家族にとっては、
普段は塩やお酢も
お金を出して
買わなければならない貴重品だ!


こうしたバナナは、
半ば野生のようなバナナで、
林の中に植わっている。
MCLにも生えていますよ!

プランテーションの中にも
廃棄されたバナナが落ちていて
しばらく置くと黄色くなって
甘いバナナになるけれど、

現地の人たちは、
落ちているバナナを食べようとしない。
だって、農薬がしみ込んでいるもん。
しかし、輸出されるときには、
洗浄されるから大丈夫との話。


maki8
手術を約束した

娘さんが産んだ
二人の兎口の子も
MCLで手術を支援する約束をした。

ミンダナオ子ども図書館では、
スカラシップと並行して
医療支援も行っている。

市販の薬も買うことが出来ない
貧しい人々にとっては、
病気は、最大の危機の一つ!

この子たちの父親も、
子どもの病気を治すために
借金を抱えこんでしまい、
食べていくのも困難な生活になってしまった。

おもに奨学生たちや
17歳以下の子どもたちを対象としているが、
予算がある限り、
薬から手術まで行うことにしている。

幸い兎口の手術は、
海外のファンデーションと連携して
毎年十数人の手術を
ダバオの病院でしている。

しかし、
最近は医療支援が減ってしまい、
コロナなどでMCL自体も
支援活動に困難をきたしている!

みなさん、
よろしかったら
医療支援をお願いいたします。

通信欄に「医療支援」と書いて
振り込んでいただければ
医療活動にのみ使いますので・・・


マキララの スカラー調査! 映像にGo!
また、
必ずもどって来るかねーーー!



maki9
町に近い子の
家を訪ねた


町と言ってもマキララ市は、
小さな町で、
役所以外には
大きな建築物もない。

スカラシップに
応募してきた子の家は、
マキララ市の郊外で、
家はトタン屋根だけれど、

MCLの奨学生たちの実家の多くは、
屋根はヤシの葉で葺いた
竹小屋が多く、

それに比べると
セメント建てで一派な家だ。
貧困家庭には見えないし、
なんで応募してきたのだろう?


スタッフたちが話を聞き始めた。
今回同行したスタッフの一人は、
スカラシップセクションの担当者で
マノボ族で元奨学生だったローズマリー。

もう一人は、公的に認められた
ショーシャルワーカー(福祉士)のアイリーンで
MCLには、3人の福祉士が
スタッフとなり仕事をしている。

20人ぐらいいる
スタッフのほとんどは、
元奨学生だった子たちだ!

結婚して、
MCLの敷地内に家を建てて
子どもも生まれて、

夫婦で子どもを育てながら
仕事もしている。


maki10
お母さんが
殺されてしまった!


今回、スカラシップに応募してきた子の父親は、
母親に彼女を妊娠させたまま、
結婚もせずに親子を見捨てたまま
どこかに消えてしまった。

娘を一人で抱えて困惑した母親は、
彼女を生んで4か月後に、
中東に出稼ぎに行き、
そこで殺されてしまった!

彼女は、
祖父母の元に引き取られたが、
母親の事も
父親の事も覚えていない。

ただ、母親が大学を卒業した時の写真が残っていて、
それが唯一の想い出だ!
その写真を祖母が見せてくださったが、
それを見て娘は泣き出した!


祖父母は、
何とか頑張って孫娘を
ジュニアハイスクール(中学)を卒業させたけれど、
祖父が病気がちで仕事が出来なくなり、


シニアハイスクールにまでは、
進学させてあげることは出来ない。
まして、大学は不可能だ。

そのようなわけで、
福祉局からMCLの話を聞いて
応募してきたのだった。


話をしながら
泣き出す娘を見ていると、
こちらの胸も痛んだ!


彼女の思いは、
何とか大学を卒業して、
病気がちなおじいさんを助けるためのも
家族のためにも、


薬学部に行き、
薬剤師になりたいとの事だった。

そこで、私たちは、
彼女の純粋な姿に希望を託して、
その場で、
スカラシップに採用した!

信じられないくらいの大喜び!
どなたか、支援者になっていただけませんでしょうか?
本当にいい子です、
ぜひ会いにいらしてくださいね!



ビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!

マキララの スカラー調査! 映像にGo!

maki11
地震関係の活動映像!
地震被害調査の記録:10分
映像を 見たい方は ここをクリック
読み語り支援の記録:12分
映像を 見たい方は ここをクリック
山の先住民の状況から:10分
映像を 見たい方は ここをクリック
山崩れで亡くなった:
11分

映像を 見たい方は ここをクリック
滝の村から避難して:11分
映像を 見たい方は ここをクリック
マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!
10分

映像を 見たい方は ここをクリック
スカラシップ決定調査:10分
映像を 見たい方は ここをクリック


santas
海の下宿小屋のある
サンタマリアの里帰りとスカラー調査

2022年7月5日
以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

サンタマリアの スカラー調査!
1)MCLに里帰り! GO!
2)海の下宿小屋のあるサンタマリア GO!
3)市役所や村役場を訪ねて GO!
4)車はだめで舟で向かった! GO!
5)スカラーの調査を始めた! GO!
6)次の集落に向かって! GO!
7)日本人の血が入った人が多い村 GO!
8)すぐに調査! GO!

pm1

MCLに里帰り!

6月末のダバオでの
娘の卒業式が終わり、
7月に家族でMCLに帰ってきた。


6月末に卒業式があり、
7月は学校は夏休み!
8月初旬から新学期、新学年が始まる!

娘にとってもミンダナオ子ども図書館は、
自分が生まれ育った我が家であり、
スカラーたちは、兄弟姉妹!
果樹に登ってパパイヤをとってくれた!


毎日、洗濯をする子どもたち。
男の子も、女の子も
毎日、たくさん集まって洗濯をするけれど、

夏休みは、皆ほとんどの子たちが
ふる里にもどったので、
いつもよりずいぶん静かになった。


洗濯ものが干されているけれど、
いつもよりずっと少ない!


以下は、
日常のMCLの様子です。



お米干し場も
普段よりは静か!

人数は少なくなっても
しっかりと作業をしていく
頼もしい若者たちとスタッフ!



ここ10年で、
米の値段は倍以上になりましたが、
お米だけはMCLの水田で
250人分を自給しています。


以下は、
日常のMCLの様子です。



農業は、生きていく基盤だと思うと、
これからの課題は、
水田を増やして、米だけではなく、
食費や生活費もまかなっていけるようにして、

皆さまからのご支援は、
すべて孤児や崩壊家庭の
子どもたちの教育費に
充てて行けるようにしたいと思っています。

2022年にスタッフになった
23歳の西村奈々子さんが、
対面からオンラインでの講演を企画開催し、

講演、公演の予定表など
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/lecturedaiary.html
水田購入に関しても、
クライドファインドなどを考えて
尽力して下さっています。

ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindadiaryuujoN.htm
里帰りした子が多くて、
少し寂しくなったけれど、

MCLに残っている子どもたちと
スタッフの子どもたちも
毎日一緒に楽しく遊んで、

ご飯もみんなで作って食べて、
明るく幸せそうな子どもたち!



pm2
海の下宿小屋のある
サンタマリアに!


夏休みや冬休みの期間中に
MCLに滞在しているスカラーたちを
ふる里に送り届けるのは、

子どもたちが幼少年時代を友達たちと
遊び育ってきたふる里は、
たとえ両親が死んだり家庭が崩壊して
孤児になったりしても、

親戚もいるし、
何よりも幼なじみの友だちが沢山いて、
懐かしく奥ゆかしいふる里だから!

同時に現地で学校に行っている
スカラーの子たちを調査して
支援者の方々にお礼の手紙を書いてもらったり
辛い子がないか聴き取り調査をするため!

ただし、
どうしても帰ると危ない子は、
MCLに留まります。

すでに夏休みに入り、
イスラムの湿原地域も原住民の山岳地域も、
スタッフが子どもたちを車に乗せて、
送り届けたけれど、

最後に残ったのは、
海の下宿小屋のあるサンタマリア!
サンタマリアから来てMCLに住んでいる
二人の子たちを送り届けると同時に、

現地に住んでいるスカラーの子たちの
現状を調査するために、
妻とわたしも同行して、
クラクシンとドンナレジナ集落に向かいました!



pm3
市役所や
村役場を訪ねて


現地で活動する場合は、
市役所や村役場を訪ねて、
来訪の理由を説明し、

活動の許可を得てから、
現地の状況も把握して
目的地に向かう!

お昼だったので、
食堂で昼ご飯を食べた。

高級レストランよりも
カレンデリアと呼ばれている
庶民の食堂の方が
安くておいしい?

いっしょうけんめい
お手伝いをしている
少女の顔が印象的で、
話を聞くと、

おばさんの話では、
娘の父親は、
下では間違って台湾と書いたけれど、
中国の上海の生まれだそうだ。

ミンダナオでは、
中国人、日本人、ミクロネシアやインドネシア、
スペインや米国の血が混じってい人もたくさんいて、
庶民のなかでは、みんないっしょで一つの家族!?


pm4
車はだめで
舟で向かった!

普段は、4WDで岬の急坂を乗り越えて
クラクシン集落に入るのだけれど、
坂道が多少崩壊しているという事で、

今回は、
手前の集落から
魚舟で向かうことになった!


こちらの漁師さんたちの舟は、
村で手作りで、
両サイドにアウトリガーと呼ばれる
木の浮きが付いているカヌーがほとんど!


手漕ぎではなく、
今はほとんどがエンジンで航行!


クラクシン生まれの二人のスカラーも乗船。
水平線の向こうには、
フィリピンの最高峰のアポ山が望める。


クラクシン村に着いた!




舟を降りると、

目の前になつかしい、
MCLの海の下宿小屋があった!



スカラーのおばあちゃんが待っていた。
スカラーが、駈け寄ると
二人は抱きあった!

「わたし、
お父さんもお母さんもいないけれど、
おばあちゃんに会えて幸せ!」


この一家は生活も大変で、
MCLでは、このおばあちゃんに
海の下宿小屋の管理人になってもらい、
お給料もだしています。


皆さんも宿泊費なしで泊まれますよ!
おばあちゃんが、ご飯も作ってくれますし、
寝床も準備してくださいますよ!


こちらは
もう一人のスカラーの子、

両親ともいるけれど、
お母さんが持病があり大変で、

兄弟姉妹もたくさんいて、
彼女がMCLに住み込んで、
家族を助けるためにがんばっています。

先月大学1年生を卒業し、
8月から大学2年生になります!
家族のために、
本当に頑張る若者たち!


pm5
スカラーの調査を始めた!

現地に住んで学校に通っている
スカラーもいるので、
その子たちの家を訪れ
状況を聞き取り調査するとともに、

支援者へのお礼の手紙を書いてもらい、
奨学生を継続する気持ちも確かめて、
保護者のサインもいただくようにしている。


しかし、貧しい家庭は多く、
支援を必要としている子は
無限にいる。

MCLでは、そのなかでも
母子家庭や崩壊家庭、
孤児やアビューズ等々、

真に保護を必要としている子を
戦績に関係なく
スカラシップに採用して、

本人の希望と
保護者の承諾があれば、
MCLの本部に住んで
近くの学校に通えるようにしている。

また、本人希望により
ふる里に帰って住みたくなった子は、
帰れるようにしている。

大学は町にしかないので、
MCLの本部か町の下宿小屋か、
ボーデイングハウスに住めるようにしている。



pm6
次の集落に向かって!


ふたたび舟に乗って、
クラクシン村から次の村へと移動する。


舟が着くと車に乗って、


そこから岬や峠を越えて、
ドンナレジナ村へ向かった!


行く途中で原住民、イスラム、
クリスチャンの村々を抜けていく。
道行く人々もベールをかぶっていたりして
宗教が違っていても仲良く生活している。

イスラム教徒の村には、
モスクがあり、
ヤギが飼われている。


原住民やクリスチャンの家には、
豚が飼われている。


pm7
日本人の血が入った
人が多い村


戦前までここは、
日本人の集落だった!

今も日系人と呼ばれる
日本人の血が入った人が多い!


まずは、
この村に住んで学校に通っている
奨学生たちを訪ねた。

高校生になると
ここから学校までは、
お金を払ってバイクに乗せてもらって、

サンタマリアの町の学校にまで
通わなければならず経費も大変!



シニアハイスクールまでは、
何とか通えそうだけれど、

サンタマリアに大学は無く、
大学は、MCLに住んで
通わなければならないだろう。



それでも積極的に学んできたい
という気持ちが良くわかる。
スカラシップ支援を続ける契約に
サインをしてもらった。


戦前までは、この地は、
日本人の移民の所有する土地だったが、
敗戦後、土地は没収され、
米軍の所有地となった。

その後、米軍が撤退するときに、
米兵との間に生まれた子に
村全体を含む
広大な土地が渡された。

今もその所有権は、
その一族に渡されていて、
末裔たちが、
村長もされている。

読み語りの時に
白人の血が混ざった村長に会ったけれど、
思いやりのある良い方で、
こう語ってくださった。

「米軍から所有権を受けたときに、
住んでいる住民を排除せず、
土地の所有権とヤシ林は供与できないが、
小作人としてヤシを管理すると同時に、
地面には、好きなものを植えて良いことにした。」

こうして今も多くの日系人が
この地にとどまっているが、
収入は少なく
何とか食べられても生活は貧しい。

MCLでは、
山のマノボ族、バゴボ族のところにも多い、
極貧の日系人の子どもたちを
奨学生に採用している。

下の写真の白服の子も
マノボ族の日系人で
家庭が崩壊して、
MCLに住んだけれど、

大学でサイコロジーを学び、
2022年の今年、
成績優秀で表彰されて、
キダパワンの大学を卒業した。


pm8
すぐに調査!

既存のスカラーの調査が終わると
生活の現状を知るためにも、
その集落に支援や助けを
必要としている子がいないかをたずねる。

今回は、父親が死んで、
兄弟姉妹は4人いるものの、
母親は再婚しさらに5人の子を生んで
育てている家族に出会った。

再婚した夫との子は、
同居して面倒をみることが出来ても、
前夫の子たちは隣家に住みながら、
食材だけはあたえられているものの、


遠くのサンタマリア市の
ハイスクールに行くための
バイクに乗る費用もだせず、
学業を続けることが出来ないという。


前夫の子たちが住んでいる
近くの家を実際に見ると、
その生活の大変さが良くわかる。
その場で、スカラーに採用した。


コロナや世界の不安定な
状況にもかかわらず、
放っておけずに、
またひとり抱えこんでしまった?

神のみぞ知る未来!
もしも可能でしたら、
支援者になっていただけますか?


いらっしゃったら本人の家にまで
お連れいたします。
サンタマリアの海の下宿小屋にも、
何日でもお泊り下さいね。



支援方法のサイトはこちらです!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法

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ビデオ映像:海の下宿小屋に
海の下宿小屋に!

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深く内容をお知りになりたい方は、
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サンタマリアの スカラー調査!


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奈々子さんや梓さん、エープリルリンや
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