透明な空気になりたい。
海を見て私は言った。
見えないけれど、
ここも かしこも
確かに空気はある。
陽だるまの中で全てを包む。
やさしくて、きびしくて
清らかに、滑らかに。
限りなく透明でありたい。
無限のエネルギーに何としても
応え続けねばならない。
嵐の中でも、ひるむことなく
ひたすら透明でありたい。
1年、10年、100年、1000年、
挑戦はまだ始まったばかりである。