ネット上にある、ソンディ・テスト(java scriptのプログラム)についてコメントします。(浜野聡)

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ネット上にジャバ・スクリプトを利用したソンディ・テストのプログラムがあります。東京ソンディ研究会とは無関係なプログラムではありますが、ご覧になった方も多いと思いますので、コメントしておきます。

注意しなくてはならないことは、このプログラムは正式な1回法のテスト施行方法ではありません。テストを簡略化し、好きなカードと嫌いなカードを2枚ずつ選択させ、前景プロフィールのみを表示・解釈します。正式な1回法はこの手続きの後、更に残ったカードから嫌いなカードを2枚選択させます。

ちなみにこのジャバ・スクリプトのソンディ・テストの解釈文は、「別冊宝島6 性格の本」(JICC出版局)の解釈文が転用されています。興味のある方は確認してみてください。この解釈文は記号の本質が簡潔に書かれているのですが、多くの人にとっては難解だと思います。また、この「別冊宝島6 性格の本」のソンディ・テストの項目の著者は秋下達久と記されていますが、これは「秋山達子＋山下隆久」両氏の合作という意味です。余談ですが、ユングで有名な秋山達子(さとこ)先生は元々ソンディを学んでいた方で、ソンディ自身から「あなたはユングを勉強してみなさい」とアドバイスを受けユング研究所に行くことになったということです。

いずれにしても、ネット上のジャバ・スクリプトの解釈プログラムには、1回法のみ、前景プロフィールのみ、短い解釈文という制約があります。もし、この制約のあるソンディ・テストでもなかなか興味深いと感じられた方は、是非正式なソンディ・テストを体験して頂きたいと思います。5分程度の短い時間でさらに奥深い的確な解釈が得られることと思います。