東 豊 氏 講演会

<子供達の こころは 今!!>

と き:6月20日(土)18:30〜20:30
ところ:埼玉県県民保健センター(浦和駅西口徒歩12分)
参加費:1200円(限定200席)
主催:ICC研究所
後援:白峰クリニック 〒336-0017 浦和市南浦和2-35-10 田中彦ビル2F TEL&FAX 048-884-2727
後援:埼玉ミルトン・エリクソン研究会

ICC(Institute for Care and Cure)開設のご挨拶
CAREとCUREは心を病む者を治療し援助する職にある者たちにとっても
大きな課題であります。心を病むもののCAREやCUREに関して、市民は、
そして専門家は何ができるのか。どのような方法でそれを行うのか。言語的方法
でなら精神療法やカウンセリングやピアカウンセリングや或いは井戸端会議であ
るかもしれません。非言語的方法でならアートセラピーあり、気功あり、はたま
たアロマセラピーあり、様々あります。
これらのCAREとCUREの方法に関する研究・研修・広報、或いは関連す
る諸課題を研究するためにICCは開設されました。今後、時代の要請に応える
べくICCは仕事をしていくつもりでおります。御厚誼のほど、よろしくお願い
申しあげます。
1998年3月   ICC代表(白峰クリニック院長) 山崎茂樹 拝

東 豊 (ひがし・ゆたか)プロフィール★
1956 滋賀県生まれ
1979 関西学院大学文学部心理学科卒業
心理臨床家となる
1988 小郡まきはら病院 心理・社会部部長
1992 九州大学医学部心療内科 助手
1997 鳥取大学医学部精神神経科 技官、現在に至る
専門は家族療法(システムズアプローチ)
主著:セラピスト入門(日本評論社)
セラピストの技法(日本評論社)
家族療法の理論と実際1(星和書店)
家族療法ケース研究2:登校拒否(金剛出版)など

セラピスト入門
東  豊   
それぞれの場において、個人や家族や社会が、さまざまにしばられている枠の
修正や変更を通して相互に成長していくように、「セラピスト」役と「患者」役
も、「治療」という舞台を借りて相互に成長していきたいものだと思います。そ
して、そのプロセスこそが援助と呼ぶにふさわしいものではないかと、筆者自身
は枠づけしたくなるのです。
セラピストは、精神分析的、行動論的、システム論的などの立場を問わず、そ
のような恩恵を治療対象者から享受できる幸せな境遇にいます。これは大変あり
がたいことです。よく言われる「患者やその家族から学ぶ」とはまさにこのこと
ではないでしょうか。「患者やその家族を尊重する」とはまさにこの感覚から発
せられるものではないでしょうか。持ちつ持たれつ。相手あっての自分です。
あとがきより