Ultrasonic Humidifier 超音波加湿器を設置 Feb.2003


加温するとどうしても湿度が下がるので、超音波加湿器を設置しました。 加湿器には、大別して3タイプあり、それぞれ一長一短あります。

スチーム式は、皿の上の水をヒーターで加熱、沸騰させ、発生した水蒸気を空気中に放出するもので、加湿量が多い、暖かい蒸気による加湿ができる、加熱するため白粉(カルキ類)や雑菌を放出しないなどのメリットがありますが、ヒーターに電力が必要なのが最大の欠点で、数百Wの常時通電は、とんでもない電気代になりますし、機器も比較的高価です。

気化式は、水を吸上げた給水フィルターに部屋の乾いた空気を強制的に通過させ、湿った空気を放出するもので、部屋の湿度に応じた自然な加湿ができる、構造的に安全、フィルターに白粉や雑菌が吸着する為放出されない、比較的電力を使わない等のメリットがあり、これまで使っていたのですが、強制的に加湿するわけではないので、ある程度の湿度になるとそれ以上には上がらない、フィルターが消耗品であるなどのデメリットがあります。

超音波式は、アンプにより30,000〜50,000Hz程度の振動を振動子に与え、その力によって水を霧状に変化させて空気中に放出するもので、一般的には、白粉や雑菌を一緒に噴霧してしまうため雑菌の繁殖率が高い等のデメリットが言われますが、これは温室にあっては問題なく、蒸気量が多いのと数十Wしか電気を使用しない上、機器も比較的安いというメリットがあるので、温室向きと言えます。

ネットで探したところ、下記仕様の中国製品がタンク容量が大きく、価格も安く、格安で売られていることが分かり、2/2(日)に注文したところ2/4(火)には現物が届き、驚きました。

品名;超音波式加湿器(FHC-501)
サイズ; W270xD175xH300 mm
タンク容量; 5.6L
消費電力; 35W
連続加湿時間; 16時間
原産国; 中国
購入価格; ¥4,140- (メーカー希望価格 6,900円 )

実際に使ってみると、蒸気量目盛を最大にすると、温室中に蒸気が行き届き、一回の水補給で一日近くは保つし、とてもよい具合です。ただ、加湿器の構造がかなりヤワなので、気を使います。