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玉山鉄二、映画初主演作の舞台裏や共演者の印象を語る 『逆境ナイン』インタビュー

 次から次へと襲い来る逆境にも超ポジティブに立ち向かう、弱小野球部キャプテン・不屈闘志の活躍を描いたハイパー学園コメディ『逆境ナイン』。本作で映画初主演をはたした玉山鉄二さんに、5月17日、インタビューさせていただきました。玉山さんの熱い役者魂を感じさせる、肉体改造法も明らかに・・・?!

 まずは『逆境ナイン』出演にいたった経緯から、お聞きしたいのですが。
■玉山「3年くらい前に、今回のプロデューサーと一度お会いしたことがあったんです。その方が僕のことを覚えていて下さって、その頃の僕はイメージ的にシリアスな役や陰に入った役が多い中で、あえて熱い男をやってもらいたい、と言って下さったんですね。その後羽住監督ともお会いして、監督からも『ぜひ玉山くんに』と言われ役が決まりました。 僕自身も台本を読ませていただいた時に、作品のパワーや独特の世界観をすごく感じることができました。この映画に携わって、不屈闘志役を演じている自分を想像してみたら、とても楽しみだったし、やってみたいと思ったのでお引き受けしました」
島本和彦さんの原作コミックは読まれましたか?
■玉山「映画の出演が決まってから、マネージャーさんに原作本を探してもらったのですが、もう廃版になっていたのでどこにも売ってなくて・・・。原作が読めたのは、クランクイン直前でした。原作は、僕が想像していたものとあまりギャップはありませんでしたね。だからこそ、撮影現場で不屈闘志のテンションをどう高い位置まで持っていけるのか、心配ではありましたが」
不屈闘志役はご苦労された点も多かったのでは?
■玉山「肉体的には本当に大変でしたね。怪我もしましたし、撮休もなく過酷なスケジュールだったので・・・結構体を酷使した撮影でした」
撮影に入る前にもかなり体を鍛え、体脂肪率を16%から8%に落としたそうですね。こちらもハードだったのでは?
■玉山「ハードでしたね。K1の宮本選手にトレーナーをお願いして、一日3時間のトレーニングを週に行ける範囲で。ちょうどドラマの撮影中でしたから、スケジュール的にもすごくタイトでした。 トレーニングは筋トレ中心のメニューをこなしながら、筋肉のつきやすい体にするためにプロテイン、アミノ酸、クエン酸、キトサンなどのサプリメントを摂りました。食事も炭水化物と糖分を抜いて、タンパク質中心のものに変えました。結構、日に日に目に見えて筋肉がついていくのがわかったので、やりがいもあったし楽しかったですね。 髪形や体つき、顔つきなどの外見的な部分は、努力して変えられる部分じゃないですか。それは役者として、最低限やらなきゃいけない部分だと思うし、責任ですよね。だから努力でどうにかなる部分はどうにかしなきゃと思って、日焼けサロンに行ったりもしました」
なるほど。野球の方の経験はいかがですか?
■玉山「実は体育の授業と、プライベートで行っていたバッティングセンターぐらいしか経験がありません。でも僕は根っからの阪神ファンで野球を観るのがとても好きなので、自分の頭の中では理想的な投球フォームのビジョンが出来ていたので、やりにくくはなかったですね」
撮影はロケ地の三重県に合宿状態で行われたそうですね。
■玉山「そうですね。でもその合宿しながら撮影したことが、できあがりを見てもよかったんじゃないかな、と思っています。 ナインのメンバーと芝居のしやすい関係を作ることが出来たと思いますし、そうなれるきっかけを自分が作れるよう意識もしていました。同年代が多くイイ奴ばっかりだったので、一緒にメシ食ったりお風呂入ったり買い物行ったりと、撮影以外の時間も一緒にすごしていました。そうしたナインのメンバーやスタッフとの団結力は、画にもすごく出せていたと思います。 僕は高校ぐらいの頃、あまり青春時代がなかったので、学生時代に味わえなかった経験を今回仕事でさせてもらえたことは、思い出にもなりましたし、すごくよかったですね」
続いて共演者のみなさんについて、お聞きしたいと思います。まずは野球部マネージャー役の掘北真希さんの印象からお聞かせ下さい。
■玉山「かわいいですよね。すごく負けん気が強くて、まだ16歳なのに自分をしっかり持っている子で、彼女が23、4ぐらいになった時がすごく楽しみだなと思いました。二人で見つめあうシーンがあったんですけれど、表情にすごく深みがあって、悪役をやってもマッチしそうだな、と思いました。芝居に対してもすごくひたむきで、演技のモードに入った真希ちゃんは人を近づけないような、独特な自分の世界観を持っていたし、すごくいい女優さんになるんだろうな、と思います」
野球部の監督を演じられた、ココリコの田中直樹さんはいかがでしたか?
■玉山「以前、バラエティ番組で一回お会いしたことがあったのですが、(役者としての今回と)その時とは全然印象が違いましたね。すごく真面目で繊細で、多分自分の頭の中で緻密な計算をして芝居に臨んでいるんだろうな、という印象を受けました。後はやっぱり、間がいいですよね。そういう笑いの間っていうのは、努力じゃどうにもならないものだし、数字で表せるものでもない、その人の感性によるもので、個性ですよね。さすがだな、と思いました」
校長役の藤岡弘、さんはいかがでしたか?
■玉山「イメージ通りの熱い方でした。いい意味で少年っぽい、すごくピュアな方だと思いました。サムライ道について2時間ぐらい熱く話して下さいました。あと藤岡弘、の『、』の意味とか。それから僕は、崖がすごく似合う役者さんだなあ、と思いました。たぶん世界中探しても、藤岡さんほど崖が似合う役者さんはいないんじゃないかな、と思います」
最後に、この作品を見るファンの皆さんにメッセージをお願いします。
■玉山「この作品はお客さんのことを投げっぱなしの、いい意味でワガママな映画です。ボケっぱなし、バカしっぱなしの映画なので、観客の皆さんにはツッコミのスタンスで見てもらえると楽しんでいただけると思います。とにかく一言では説明しにくい、不思議な映画です。だからこそ、とりあえず見に来ていただきたいですね」
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