逆境とは――思うようにならない境遇や、不運な境遇のことをいう。

今夏公開される映画「逆境ナイン」は、次々と訪れる“逆境”をテーマに、それに立ち向かう弱小野球部の活躍を描いた男たちの闘いの記録である――なんて言ってしまうと、よくある青春映画で終わってしまうが、その“逆境”がありえないぐらいバカバカしい展開でナインたちの前に立ちはだかる。

そんな彼らをまとめるキャプテン・不屈闘志が、これまたありないぐらいのポジティブ思考。どんな“逆境”だろうとはね返す、まさに不屈の闘志をもった熱い男を、本作が単独初主演となる玉山鉄二が演じる。
玉山:後先考えずにテンションを上げて挑みました。それから、野球を題材にしているため、男くさい雰囲気がありますが、女性の方にも親近感を持ってもらえるように、不屈らしいかわいいらしい一面も出るように心掛けました。
――そんな玉山にとって、逆境とは?
玉山:人生の中で大きな逆境を越えてしまえば、ある程度の逆境など大したことはないと思います。自分の前にある壁が高ければ高いほど、越えられた分成長できる。僕にとって、逆境とはチャンスだと考えています。
――まさに不屈ばりのポジティブ思考。ほかにも、不屈との共通点が幾つかあるとか。
玉山:曲がったことや筋が通ってないことは許せないところが似てるかな。あとは根拠のない自信(笑)

玉山鉄二(たまやまてつじ)

'80年4月7日生まれ。京都府出身。
TVドラマ「ナオミ」('99年フジ系)でデビュー。その後「離婚弁護士」「君が想い出になる前に」などのTVドラマや、CMを中心に活躍。映画「天国の本屋〜恋火」では、竹内結子とダブル主演を果たす。現在、TVドラマ「離婚弁護士II・ハンサム ウーマン」(フジ系)に出演中。
――撮影現場となった三重県では、部活動さながらの完全合宿で臨んだとか。
玉山:みんなで飯食って、風呂入って、毎日が修学旅行のような感じでした。協力してくれた地元のボランティアの方々も、僕たちと同じテンションで作品に意気込んでくれました。この作品にふさわしく、無駄に熱い人が多かった(笑)

現場の雰囲気はすごく良かったと語るが、撮影自体は“逆境”の連続だったらしい。ケガや雨の連続、初日には台風に見舞われた。中でも、地区大会の決勝戦の撮影は、「打撲して足を引きずっていた」(関係者談)という状態で決行された。
112対0という逆転不可能な数字で迎えた9回裏。それでも立ち向かう不屈の姿は、まさに玉山自身の“逆境”との闘いでもあった。そしてすべての“逆境”をはねのけて作品は出来上がった。
玉山:周りのみんなに背中を押してもらえたことに感謝しています。僕にとって、すごく思い入れの強い作品になりました。
――最後に、作品と同じくらい熱いメッセージを。
玉山:ひとつの物をつかむために、みんなが同じ気持ちになって必死になることは大切だと思います。それを恥ずかしいと思ったり、バカにされたりすることがあるかもしれません。けれど、そんなことで目の前にあるチャンスや人との出会いを逃したくはありません。この作品を通して、そんなことを考えるきっかけにしてもらえたらと思っています。
現代人が失いかけた、熱いハートを取り戻すため(?)、みんなでナインを応援しに劇場に駆け付けよう!

原作:島本和彦  監督:羽住英一郎
出演:玉山鉄二 堀北真希 田中直樹 藤岡弘、ほか
配給:アスミック・エース
http://www.gk9.jp/
7月2日(土)より、渋谷アミューズCQN、池袋シネマサンシャイン、新宿ジョイシネマ3ほか全国ロードショー


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