YOMIURI ONLINE
現在位置は
です

映画

話題

本文です

「逆境ナイン」羽住英一郎監督

原作の勢い守った

 人気コミックを映画化した「逆境ナイン」が、7月2日から、渋谷・アミューズCQNなどで公開される。廃部の危機に立たされた高校野球部員の奮闘を、「海猿 ウミザル」の羽住(はすみ)英一郎監督=写真=がコミカルに描いた。

 全力学園野球部のキャプテン、不屈闘志(玉山鉄二)やナイン、マネジャー(堀北真希)に、試練の波が押し寄せる。コミックでは彼らが“逆境”を乗り越えていく姿を、破天荒なタッチで描いた。羽住監督は「原作の勢いを大切にしたいと思った」と話す。

 そのため、撮影では、スタッフ、キャストが三重県内に合宿した。「振り切ったばかばかしさが、この作品の命。撮影を終えて家に帰り、日常の世界に戻ったら、そんな気分が薄れてしまう。それでは困る。冷静にならず、ハイな状態を維持し続けるために、合宿は効果的だった」

 撮影中も、台風に3回見舞われるなど、“逆境”の連続だった。「そこで、『まいったなー』とか『やばいな』って言うと、あきらめ気分の先に選択肢を探さないといけないけど、みんなで『逆境だな』っていうと、積極的な気持ちがわいてきた。“逆境”っていうのをギャグにして、笑い飛ばせれば、楽なんですよ」

2005年6月24日  読売新聞)
現在位置は
です