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写真左から羽住英一郎監督、田中直樹、玉山鉄二、 掘北真希、藤岡弘、原作者の島本和彦
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原作者、羽住監督と玉山鉄二らキャスト陣に大感謝! 『逆境ナイン』記者会見 
 弱小野球部のキャプテン・不屈闘志が愛する部を守るため、襲い来る“逆境”に超ポジティブに立ち向かう熱血学園コメディ『逆境ナイン』。15年前に発表された原作マンガがすでに廃刊になっている中、原作ファンの羽住英一郎監督らの熱意によって映画化が実現した本作。4月20日に開かれた記者会見では原作者の島本和彦さんも北海道から駆けつけ、熱く感謝を述べる一幕もありました。


 それでは、皆さんから一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。まずは主役の不屈闘志を演じられた玉山鉄二さん、お願いします。
■玉山「この作品は、スタッフもキャストも一丸となって同じ方向を向いて、同じものを求めて、ある意味好き勝手に作った映画です。今の若い人たちは、がんばることを「暑苦しい」とか「ダサい」と考えがちですが、この映画をきっかけにがんばることの美しさや、チャンスをモノにするとはどういうことなのか、感じてもらえればと思います」
続きまして、紅一点の野球部のマネージャー・月田明子役の堀北真希さんです。
■堀北「今回は天然の女の子という初めての設定に挑戦しましたが、“天然”というよりは“いつも一生懸命でいる”ことを意識して、演じました。私はマネージャー役なので野球はしていないのですが、全力ナインのみんなに負けないよう、全力で頑張ったつもりです。ストーリーの中でも、実際の撮影中にも逆境がありましたが、それに立ち向かっている私たちの姿をストレートに受け止めてほしいな、と思っています」
野球をまったく知らない野球部監督・榊原剛役の田中直樹さんです。
■田中「僕は原作の大ファンでして、今回の映画化に際してお声がけをいただき、本当に幸せを感じました。毎日撮影現場に行くのが楽しくてしょうがなかったくらいです。最近の僕は長い人生という視点で、だいぶ先の事を考えながら日々を過ごしていたのですが、この映画を通して「瞬間瞬間を生きてやろう」と思いました。そうすることで素敵な結果がもたらされるし、人はそう生きていくべきだなと改めて思ったりして、そういう意味でもいろいろなことを教えられた、素敵な現場でした」
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撮影にするにあたって、次々と逆境に見舞われた と語る羽住英一郎監督(写真一番左) | 野球部に廃部を言い渡す、厳しくも実は温かい校長先生を演じられた藤岡弘さんです。
■藤岡「昔、僕が演じたような校長が本当にいたんですよね。まさかそれを自分が演じることになるとは思いもしませんでしたが、なんだか懐かしくもありました。生徒達を見守りながらも厳しい、こういうリーダー像も今時いいものだな、と思いました。
玉山くん率いるナインが、一致団結して逆境に耐えていく姿も見ていて楽しかったですし、マンガがこのような映画になるとは考えもしていなかったので、見終わった後、思わず感動して目頭が熱くなりました。今時、こういう若者も大人も少なくなりました。ぜひ多くの若者に見てもらい、この映画がいい刺激になればと思います」
続きまして、原作マンガの作者・島本和彦さんです。
■島本「書いたのは15年も前で、本なんかもう売ってないんですよ!(会場爆笑) それが、当時ファンであってくださった羽住監督、プロデューサーの山際さん、脚本家の福田さんの力で映画化したのですから・・・ああ、ファンってありがたい! 人の心の中に生き続けるというのは、こういった奇跡を起こしてくれるからがんばんなきゃいけないな、と感じましたし、やっぱり夢はあきらめちゃいけないな、ということを実体験いたしました。
出演者の方々も、本当に素晴らしい演者の方々が一生懸命やってくださったんですよ。ありがたいですねえ。この映画が大成功するように祈っておりますので、皆様もよろしくお願いします」
最後に、『海猿』に続き本作が監督二作目となる羽住英一郎監督、ご挨拶をお願いします。
■羽住「この原作は15年ほど前、僕が助監督をしながら映画の自主製作をしていた頃に読んでいた作品です。自主製作をしていると結構逆境の連続なんですけれど、その時に本を知っている仲間うちで「逆境だなあ」と言うと、何だか落ち込まずに根拠のない明るい気持ちになれたことをずっと覚えていまして、監督一作目の『海猿』が終わった後、本作を映画化したいとプロデューサーに言ったんですね。しかし僕の上司からは「絶対ダメだ」と反対されるし、当の原作も廃刊になっていて手に入らない、撮影中は台風続き・・・と次々と逆境に見舞われまして・・・。よく本当に、映画を完成させこの日を迎えることができたなあ、と奇跡のように思っています。
撮影中、演じている皆さんが全力でやっている様子に、原作を読んだときと同じ感動を覚えました。その空気感は絶対に伝わると思いますので、本当にいろいろな人に見てもらいたいと願っております」
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テンションを維持することが一番難しかった と語った玉山鉄二(写真右)
| “映像化は不可能”と言われていた本作の映画化にあたって、苦労された点を教えて下さい。
■羽住「本当に楽しんで作っていたので苦労ではなかったのですが、原作の勢いを映画でも維持することに一番気を使いました。撮影は三重県で、まさに二ヶ月間合宿状態で行ったのですが、ちょっとでも冷静になってしまうとできない作品ですので、冷静にさせないというか、意図的にハイになれるような状況を作りつつ・・・まあ後は逃走防止ですね(一同笑)。そんな中、いつの間にか役になりきってもらいながら、勢いに乗って撮影していきました」
■玉山「今回の役で何が一番難しかったかというと、テンションを維持することでした。撮影中は普段のプライベートから、極力テンションを高めにしていました。また、主役としてスタッフやキャストの気持ちを盛り上げていい現場の雰囲気を作り上げていかなくてはと思いましたので、普段の会話や現場での気遣いにも気を使いました」
最後に野球の魅力、思い出などをお話いただきたいのですが。
■玉山「野球によって培われるチームワークや団結力、男同士の友情がやっぱり一番の魅力ではないでしょうか」
■田中「僕は子どもの頃から野球をやっていたのですが、中学最後の大会で、僕のミスでチームが負けてしまったという苦い思い出がありまして。以来、野球を避けてきましたが、この映画でまた野球と向きあうことができました」
■藤岡「僕は、球技にはあんまり縁がなくてね(会場爆笑)。しかし今回、玉山くんたちの一生懸命な姿を見ていて、ああ、チームワークで団結しあうスポーツもいいもんだな、と改めて思い、感動しました」
■羽住「今の子どもたちはそうでもないんでしょうけれど、僕らの子どもの頃は必ず野球で遊んでいましたから、野球には何かしらの体験や思い出が誰にでもあるのではと思います」
■島本「マンガのテーマとしては、誰もがルールを分かっているし、語りやすいスポーツではないかと思い、取り上げた経緯があります。みんなが基本を分かっていれば、マンガで無茶をやっても「そんなバカな」と、無茶さ加減がわかってもらえるじゃないですか。そう思って、野球をテーマにしたわけです」
すでに廃刊になっていた原作マンガですが、この映画化を機に、めでたく復刻版が出版されました。7月の映画公開より一足早く、とにかく熱くてブッ飛んだ本作の世界観に触れてみてはいかが?
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