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「逆境ナイン」撮影快調 決勝場面四日市で
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グラウンドでの撮影。羽住監督(カメラマンの向かって左後ろ)の指示が飛ぶ =四日市市の市営霞ケ浦球場で | 来夏、劇場公開予定の映画「逆境ナイン」(羽住英一郎監督)の撮影が、県内で大詰めを迎えている。映画やテレビのロケーション撮影を支援する「伊勢志摩観光コンベンション機構」が製作に全面協力。地元住民のエキストラも交えて、クライマックスとなる高校野球県大会決勝シーンの撮影が進む。その現場となっている四日市市の市営霞ケ浦球場を訪ねた。
「真夏です。長袖の人は袖をまくって」「姿勢は45度で」。スタンドに座った30人ほどのエキストラに、スタッフの指示が飛ぶ。
マウンドでは、主人公の野球部エースを演じる俳優の玉山鉄二さんが、太い角材の上でスタンバイ中だ。主人公が相手打者の打球を受けて、吹っ飛ぶシーンの撮影。角材は編集の段階でコンピューター・グラフィックス処理で消す。
一つのシーンを「投球前の主人公」「相手打者」「吹っ飛ぶ瞬間」など、幾つものカットで構成する。カットごとにスタンドの映る個所が違うため、エキストラはその都度、席を移動する。
「一つの場面でも、細かく分けるんですね。完成した作品を見るのが楽しみです」。エキストラの同市采女町、有竹幸子さん(45)のおいは元高校球児。実際の大会でも霞ケ浦球場へ応援に来た。「決勝のシーン」と知り、参加したという。
撮影は先月半ばにスタート。伊勢市の市営伊勢球場、鳥羽市内の中学校などでロケを行ってきた。3度の台風で、10日間ほど日程がずれたものの、これまでに約7割の撮影が終了したという。
「エキストラの方々のノリも良く、撮影していて楽しい」と羽住監督。「現実にある数々の逆境を楽しみながら、めげずに頑張ってみよう。そう思ってもらえる作品にしたいと思います」と意欲をのぞかせた。
「逆境ナイン」は廃部を宣告された高校の野球部が甲子園を目指す物語。野球部の監督を田中直樹さん(ココリコ)、学校長を藤岡弘さんが演じる。原作は、島本和彦さんの同名の漫画。05年夏、全国で公開予定だ。
27〜29日、11月7〜9日の撮影のエキストラも募集中。特に27日は応援スタンドなどの撮影がある。参加したい人は午前8時に球場へ集合。「夏のシーンなので、半袖の服を着用してほしい」という。
問い合わせは伊勢志摩観光コンベンション機構(0596・21・1001)へ。 |
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