今回調査した物件
右が第１刷（だっけ？？）
書き下し単行本である「炎の言霊」に果たして書き直しが存在するのか!?答えはＹＥＳ。第１刷と第５刷に至る間に書き直しが入っているらしいとの情報がとある筋から入った!!(第２刷の時点で、それはなされていたらしい)
その情報を受けた我が特殊調査部隊D.I.F.Fはさっそく調査を開始した。現在、市場に出回っているのは第５刷。われわれはこれをターゲットとして選んだ。
３７ページ「炎のコメント」
冒頭の文章を引用しよう
第１刷
若者は増長することによって成長し、反省することによって定着する。第５刷
若者は成長することによって増長し、反省することによって定着する。セイチョウとゾウチョウ。なんだか早口言葉が作れそうだが、これはたしかにいい間違いだったらしい。
４２ページ「炎のコメント」
冒頭の文章から引用しよう。
第１版
最初は「描きません」という自己の責任を逃れる言い訳じみた欲求だが…第５版
最初は「描けません」という自己の責任を逃れる言い訳じみた欲求だが…これも本編の方を見れば明らかな間違いであったのが訂正されたのだった。
９９ページ「炎のコメント」
今度は全文を引用してみよう。
第１版
人間、数限りなく失敗を繰り返し、そのたびにでかくなるのは誰でも知っている基本原則だ。限りなく失敗してるくせに、一度や二度の失敗と最小単位を使う――これもまた人間の基本原則だ。第５版
人間、数限りなく失敗を繰り返し、そのたびにでかくなるのは誰でも知っている基本原則だ。限りなく失敗してるくせに、一度や二度の失敗と最小単位を使う――これもまた人間の基本原則だ。どう違うのか!?こうやって書くとわからないのは当然だ。実は改行位置が違うだけだから。第５版の最初にスペースが入ったがために改行の位置がずれていったのであった。
裏見返し
『炎の筆魂』の宣伝のページ。当然のことながら発売前と発売後ということで書き換えがなされている。
第１版
Ａ５版 予価８００円 ９月中旬発売!!第５版
Ａ５版 定価８４０円(税込) 命がけで発売中!!そういう事らしい。
以上で我々の調査結果は終わりである。そもそもの情報筋からも「大したことではなく、(初刷を持っているなら)買う価値はない」という話はあったが、まさにその通りであった。
もしもこれ以外の違いを見つけられた方は、ぜひご一報ください。
『炎の言霊』を読んでやる気に満ち溢れている家のネコ。ちなみに読んでいるページは「心に棚をつくれ！」のページ。