マンガ以外のお仕事集(お宝編)


けも・こびるの日記『炎の訪問者』

アニメうる星やつらが権勢を誇っていたころ、「うる星やつらグラフィック」というムックが出版されていた。内容はアニメのフィルムストーリーとるーみっくワールドに関するいろいろな話題など。そして、その中の名物コーナーとして「けも・こびるの日記」という連載があった。けもというのは言うまでもなく高橋留美子のニックネームである(だっけ?)。そして、この号(11号)にはサブタイトルとして『炎の訪問者』という名がつけられている。そう、高橋留美子の仕事場に島本和彦が訪問するという内容であった。熱血して迎える高橋留美子の運命やいかに!

少年サンデーグラフィックのうる星やつらは古本屋などで比較的入手しやすいので、できればゲットしましょう。

ぱふ84年10月号

ぱふは「ふゅーじょんぷろだくと」と並んだマンガ専門誌の草分け的存在だった(今となっては当時の面影は全然ないですけど)。毎月、そのとき「旬」なマンガ家の特集を組んでおり、この号は必見です。その中でもみどころは、当時『BeFree』を連載していた江川達也との対談です。なぜ島本作品にはラブシーンと言えるものがないのか!?数々の疑問のこたえが語られています。

この本はけっこう古本屋さんでも見かけることがあるので、ぜひとも探してゲットしてください。

私闘学園

朝松健という人はスリラの方で結構有名みたいですけど、これは全然路線違いの、いわば熱血青春格闘小説とでもいうべきか、はっきりいって熱い本です。イラストだけと思って油断してはいけません。パルスが共鳴しあってものすごいことになっています。

朝日ソノラマ文庫で9冊出ています。がんばって探してみてください。

そのうち各巻の紹介も書きたいな〜とは思っています。こうご期待!

炎の対談

『燃えよペン』の最終回を記念(?)して企画された、高橋留美子との対談!!「おれがジョーだったら、高橋先生は白木さんだったらいいな」とかすごい発言が目白押しです。

YOUNG CLUB 最終号ということで、入手は困難だと思います。そのうち抄録をつくってみたいと思ってますが是非!という方はメールください。

スポーツ根性ものに愛をこめて

宝島のマンガ関係のムックがありまして、その中で島本さんがスポ根について語っています。ちょうど女子プロレスにはまっていた頃なので、女子プロレスについての熱い思いが伝わってきます。

ゲーム・仮面ライダー

スーパーファミコンの『仮面ライダー』というゲームをご存知だったしょうか?プレイヤーは本郷猛または一文字隼人になりきり、ショッカーを倒して世界の平和を守る!というスクロール格闘ゲームですが、実はこのソフトのステージの合間に出てくるグラフィックの原画を島本さんが担当しておられるのです。しかし、しょせんはドット絵、なんとなく島本風かな?というくらいにかわかりません。原画を担当!というのもパッケージには何も書いておらず、攻略本で一部触れられているに過ぎません。(エンディングまでいけばテロップが出るかもしれませんが、そんな腕はないし・・・(泣)。

ゲーム・LIVA A LIVE

スクエアにしてはヒットしなかった・・・評判が悪かったこの作品、当時の小学館で人気を博していた6人のマンガ家の設定した6つのパラレルワールドをクリアし、最後の謎にいどむ!というロープレといえばロープレなゲームです。われらが島本和彦は「未来編」ということでロボットの暴れる街で敵と戦う!というストーリーでした。オープニングというか、主題歌がノリのいいかっこいい曲だったのと、設定画面のスズメがかわいかったことだけは覚えています。

ガッツマン

根性戦隊ガッツマンというのは、声優宮村優子がつくった熱血ヒーロー。あれやこれやでCDが出ることになり、ジャケットはやっぱり島本先生じゃなくちゃあ!ということになったらしい。

これにあわせて、マンガ版の『根性戦隊ガッツマン』も少年エースに掲載、コミックス『炎の筆魂』に収録されています。